デザイナーが選ぶヴィンテージ。古着天国大阪③【関西のイケスポ】

心斎橋から地下鉄に乗って南下すること10分ちょい、昭和町駅は人気の住宅街であり、どこか懐かしい雰囲気が残る下町。

そんな住宅街には、ポツポツと若手オーナーが手掛ける良質な雑貨店やギャラリー、飲食店などがあり、「PERK（パーク）」もその1つ。

こちらは前に紹介した2店とは少し違い、古着を扱ってはいるものの、それらが主役というわけではありません。実はオーナー夫妻は、共にメンズの「ink（インク）」、レディースの「moi（モイ）」という自身のブランドを手掛けるデザイナー。

その旗艦店でもあるお店には、ブランドのイメージに沿う、デザイナー目線で選んだ古着だけが並びます。特に「ink」は古着を解体したパーツを使ってリメイクすることも多く、古着には精通。信頼できる古着のバイヤーが仕入れてきたものの中からお店用に厳選しています。

おしゃれな人が古着をサラリと取り入れていると「どこで買ったの？」と思わずききたくなりますが、ここはまさにそんな古着がそろうお店。

デザイナー目線で厳選する古着のレディースアイテムは、古着じゃない服ともコーディネートしやすく、それでいて一点ものという特別な価値観を感じるものばかり。

「今の服にも合うというのが鉄則ですが、加工では出せない自然なダメージの味だったり、くったりしたシルエットも古着ならではの魅力なので選んでいます」とデザイナーのmoiさん。

また、お店にはつながりのある作家に別注したオリジナルの雑貨も。特殊な液体に植物を浸して作るボトルフラワーは、色や形など、お店のテイストに合う植物だけをセレクト。標本のように半永久的に飾れてギフトにもおすすめ。

moiさんのこの日のコーディネートは…

黒のジャケット（￥11000）、花柄のジレ（￥9500）、レースの白ワンピース（￥9200）、カゴバッグ（￥8900）
今回はヴィンテージのみのコーディネートで。レースワンピとジャケットに花柄を重ねるだけで、華やかさはもちろん、どこかこなれた着こなしに。

ちなみにmoiさんのブランドは、基本的に展示会ベースの受注。お店に並ぶことなく完売してしまうことが多いので、Instagramでの展示会スケジュールをチェックしてみて。天然石を使ったアクセサリーも素敵です。

※通販は不可でお問い合わせはお電話のみ。5/24〜27は展示会のみの営業で12:00〜18:00、一般の方もアポイント無しで入店可能、オーダーも可能です。