月イチのイベントも注目。クラフトビールで乾杯！③【関西のイケスポ】

その昔、蔵元として日本酒を造っていたオーナーが、「作り手の思いが宿るお酒をカジュアルに楽しめる場を提供したい」と、オープンしたのがこちらの「before9（ビフォアナイン）」。日本酒と国内外のクラフトビールがキャッシュオンの立ち飲み感覚で楽しめるお店です。

仕事帰りにもサクッと立ち寄りやすい場所なのに、どこか懐かしい町家の趣。それはあえて古い梁や壁、屋根などはそのままに、部分的にデザインを加えているから。木製のカウンターや階段、テーブルなど、作り手の個性が感じられる直線的なデザインに、民族調のクッションを合わせたり、温かみのある空間は居心地も抜群。

クラフトビールは日替わりで8種類（Sサイズ￥650〜）。入ってすぐの壁に並ぶ、長さが異なる8本のバーが生ビールのタップ。喉ごしの良いピルスナーやパンチの効いたアルコール度数高めのものまで、京都醸造所をはじめとする国内外のビールが、バランス良く飲めます。

さらにうれしいのが、お酒にぴったりの創作系アテ。「卵黄の西京味噌漬け」「クラフトビールのウォッシュチーズ」「人参とクレソン、黒ゴマのサラダ」（写真）、「九条ネギとグリュイエールチーズのだし巻き卵」（写真）などなど、ほとんどが1000円未満の小皿料理が200円代から！ ちょっとだけ飲むつもりが、ついついいろいろ食べたくなってしまう"キケンな"メニューです。使われている印判皿などの和食器の多くは、オーナーの蔵に眠っていたものだそう。

面白いのが、月に一度のイベント。たとえば5月はアメリカ西海岸のIPA（インディア・ペールエール）が16種類も。6月ならば、今年20周年の三重・伊勢の伊勢角屋麦酒をフィーチャー。京都内のクラフトビールを扱うお店と3店舗合同でスタンプラリーをして、ちょっとしたお祭りに。そのイベント期間内だけは、ビールのラインナップも特別です。もちろん入場料などもなく、誰でも参加できます。

スケジュールやイベント詳細はHPでチェックを。フライヤーのデザインもイケてます！

さらに朗報。８月には、京都五条にクラフトビールと日本酒、創作のお料理と、レコードの奏でるアナログ音楽をテーマにした、小さな姉弟店が始動する予定！また、関東の方には目黒に姉妹店「Another8（アナザーエイト）」が2017年4月にオープンしたばかり。ぜひ足を運んでみて。