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【膀胱炎Q&A①】「性行為が原因?」「生理と関係ある?」聞きづらいギモンにお答え!

30代が抱える膀胱炎のお悩みは実に深刻。人に相談しにくいがゆえに、一人で苦しんでいる人も多いよう。BAILAが膀胱炎の駆け込み寺になるべく専門家に取材し、みんなが密かに抱えているお悩みについてお答えします。
女性医療クリニックLUNA横浜元町院長 中村綾子先生
日本泌尿器科学会専門医。泌尿器トラブルをはじめ、さまざまな女性の体の悩みに対応。女性ならではのこまやかな診療で人気。
Q.一度なるとクセになるって本当?

A.クセにはなりません。原因は「繰り返しやすい環境」

「膀胱炎がクセになることはありません。ただ、トイレになかなか行けない仕事だったり、冷房が効きすぎている冷えた職場で働いていたり、疲れがなかなか取れないほど仕事が多忙だったりと、膀胱炎になりやすい環境にいる人は、どうしても繰り返し膀胱炎になってしまいます」
トイレに行けない
冷えやすい
疲れが取れない
Q.性行為が原因なの?

A.性行為以外にも原因は多数。膀胱炎=恥ずかしい症状ではありません
「膀胱炎は性行為だけでなく、排便時に肛門をふくときに菌が侵入してかかる場合も。また膀胱は本来、菌に対する抵抗力をもっていますが、疲れや過労、冷えなどの原因で体の免疫力が落ちると菌への抵抗力も落ちて膀胱炎に。ですから恥ずかしい症状ではありません」
Q.出産経験や生理と関係はある?

A.出産を経験すると膣の状態が変わるので膀胱炎になることも。生理中は清潔を保って
「出産をすると体質が変わって膣の状態が変わることもあり、膀胱炎になりやすくなる場合も。また、生理中は尿道周辺が汚れていたり湿っていたりして菌が繁殖しやすくなるうえ体の抵抗力も落ちるので膀胱炎になりやすくなります。清潔を保ち、無理をしないこと」
Q.膀胱炎によい食べ物、よくない食べ物はある?

A.クランベリージュースには殺菌力がアリ。刺激物はNGです

「膀胱炎にいいといわれているのがクランベリージュース。クランベリーに含まれるプロアントシアニジンという成分に菌を抑える作用があるといわれているのです。逆に、とらないほうがいいのが辛いものやカフェインなどの刺激物。膀胱を刺激し、頻尿がひどくなるので避けましょう」
Q.日ごろの生活に取り入れられる予防法はあるの?

A.鍼やお灸も効果的。ストレッチを補助的に取り入れるのも手
膀胱炎には鍼やお灸が効果を発揮する場合もあるので試してみるのもいいですね。脚を横や前後に大きく開脚したりといった股関節を柔軟に保つストレッチも、間接的に膀胱炎予防につながります」
Q.温水洗浄便座を使うと膀胱炎になりやすいって本当?

A.本当です。温水洗浄便座だけではなく、洗いすぎには注意
「温水洗浄便座を使いすぎると、粘膜のバリア機能が低下し、菌に感染しやすくなるのでNG。陰部をゴシゴシと洗いすぎるのも同じくバリア機能が落ちて、菌に感染しやすくなるので避けましょう」
【駆け込み寺 和尚さんからの膀胱炎の教え】
一、まずは膀胱炎になりにくい環境を整えるのじゃ
二、膀胱炎になってしまったらとにもかくにも保温・安静・飲水じゃ
三、膀胱炎は決して恥ずかしい症状ではないと肝に銘じるのじゃ
イラスト/いいあい 取材・原文/和田美穂 ※BAILA2019年7月号掲載