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夏らしく、女っぽく。桐谷美玲が着こなす軽やかな「夏の黒」

単調に思われがちな黒も、実は素材感やディテールによって印象が変わる奥深い色。美玲さんにとっても定番のこのベーシックカラーを、夏らしく女っぽく着こなす秘訣とは…。

リネン素材で涼しげに。凜とした表情も加わって

夏らしく、女っぽく。桐谷美玲が着こなす軽やかな「夏の黒」_1

サラッとしたリネンの風合いが、黒に涼感をもたらす。嫌みのない女らしさをくれる繊細な表情もまた新鮮。 素材が揺れ動いたときの微光沢による陰影もより引き立ち、上質なたたずまいに。「ほどよくハリ感のあるブラックリネンがすごくリッチ。上下黒でも重くなく、大人びた雰囲気に見えますね」。トップス¥24000・スカート¥28000/カオス丸の内(カオス)ピアス¥32000・ リング(人さし指)¥51000・(中指)¥ 43000/ステディ スタディ(トムウッド)バッグ¥159000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン)

ドットで黒に可愛げを。背中あきも軽やかさの決め手

夏らしく、女っぽく。桐谷美玲が着こなす軽やかな「夏の黒」_2

ドットで甘さをひとさじ加えれば、モノトーンもこんなに可愛げ。ほんのり透ける素材感や大胆な背中あきで、夏を思う存分楽しむチャーミングなテンションを。「思い切った肌見せも黒ベースならなんだかシックでいいですね。レディライクなドットは少し苦手だったけど、×デニムのカジュアルなバランスはすごく好み」。ブラウス¥37000/アーク インク(ザ・ニューハウス)パンツ¥29000/サザビーリーグ(マザー)ピアス¥23000/エナソルーナ神宮前本店(エナソルーナ)

空気をはらむマキシワンピが軽快な夏ムードを連れてくる

夏らしく、女っぽく。桐谷美玲が着こなす軽やかな「夏の黒」_3

サラリと一枚で着られるワンピースが軽やかさを後押し。シャリ感のある素材にマットな黒、こんなディテールもエフォートレスな雰囲気につながる。あえてモノトーンでまとめたミニマルな小物使いで大人顔に。「夏のワンピスタイルは私にとっても鉄板。空気感のあるAラインなら心地よく涼しげに見えますね」。ワンピース¥46000(リー マシュー)・ピアス¥15000(アニータ ベリーシャ)/RHC ロンハーマン バッグ¥110000/ エバゴス 靴¥37000/ベイジュ(ピッピシック)

素材やデザインを吟味して、自然と女らしさを出すのがいい!

この間、フェミニンなデザインのワンピースを店頭で見つけて、ラベンダーっぽい色を試着してみたんです。でも、やっぱりしっくりこなくて、結局黒に落ち着きました。今日着たAラインワンピースやドットのトップスもそうだけど、基本的に辛口好きだから、色自体がシャープなら女っぽいアイテムも気負いなく着られるんだと思います。パステルカラーもリゾートならいいけど、普段使いはしないかな。その点、黒なら、どんなアイテムもモダンに見えて街を歩いてもスッとなじんでくれる。やっぱり黒って最強(笑)。でも、夏は重苦しく見えないようにしたいですよね。だからこそ、素材やデザインは吟味したい。夏っぽいリネンや柔らかい素材を選んだり肌見せしたり、涼やかさを意識すると、自然と女らしさが出るのもいいなって思いました。(美玲さん)

撮影/赤尾昌則〈whiteSTOUT〉 ヘア&メイク/犬木 愛〈 AGEE〉スタイリスト/加藤かすみ〈TRON〉 モデル/桐谷美玲 取材・文/榎本洋子 ※BAILA2019年8月号掲載

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