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麒麟・川島さんと千鳥・ノブさんがナビゲート!【30代女性に送る“おうち競馬”のすすめ】Vol.4 この馬とジョッキーに注目して欲しいんじゃ〜!

芸能界屈指の競馬好きとして知られる麒麟・川島明さんと千鳥・ノブさんに、“おうち競馬”の楽しみ方を指南していただく短期集中連載。2人の原体験とこれまでのベストレースをたっぷり(&じっとり)語ってもらった前回に続いて、第4回は「ここさえ押さえておけば間違いなし」な現役競走馬の注目株と騎手をピックアップ!

麒麟・川島さんと千鳥・ノブさんがナビゲート!【30代女性に送る“おうち競馬”のすすめ】Vol.4  この馬とジョッキーに注目して欲しいんじゃ〜!

今回のテーマ/これが2020年下半期の要チェック人馬!

編集部:今年から競馬にトライするなら、やっぱり「アーモンドアイ」(vol.2の記事参照)は外せませんよね。

ノブ:間違いなくそうなりますよね〜。 

川島アーモンドアイは佇まいからして美しい、というのと、僕個人としては「ヒシアマゾン」(川島さんの溢れんばかりのヒシアマゾン愛についてはVol.3を読んでください)にも通じる追い込み型というところにも惹かれています

編集部:川島さんの初恋の相手であるヒシアマゾンの系譜を感じるということですね。

川島:そうなんですよ。僕は極端な馬(とくに牝馬)がなんですよね。「めちゃめちゃ逃げるやん!」とか、「そんな追い込むん!?」みたいな。アーモンドアイに関しては3歳の頃の「桜花賞」(※1)も「秋華賞」(※2)で最後尾からドンって差し切った姿にやられましたね
(※1オークス、秋華賞とともに「牝馬三冠」に位置付けられている3歳牝馬のためのG1レース。4月12日に開催された今年の桜花賞では「デアリングタクト」が優勝)
(※2 4月の桜花賞、5月のオークスに続く牝馬三冠レースの最終戦でエリザベス女王杯の前哨戦としても注目される。今年は10月18日に開催予定)

編集部:“現役最強馬はアーモンドアイ”ということでよろしいでしょうか。

ノブ:そこなんですよ。「コントレイル」(※)もいるし、僕らの間でもよく議論になるお題です。最強馬はどの馬だ?!っていう話だけで朝まで飲めますね
(※昨年9月の新馬戦から無敗を続けており、今年は4月の皐月賞、5月の日本ダービー制覇に続き10月の菊花賞での「クラシック三冠」達成に期待がかかるなど、父・ディープインパクト級のブレイクの予感。5月の日本ダービーでは父と同枠番での出走になり、こちらもまた運命的なドラマが起きた)

川島:全体のナンバーワンを選び合うだけじゃなくて、最強3歳牝馬とか、2歳牝馬とか、おっちゃんで頑張ってる馬とか、いろんなテーマでね。

ノブ:でもたしかに、これを読んでくださってるバイラ読者の皆さんにとっては、かつてのディープインパクト級の存在感があるアーモンドアイを知っておくだけでも入門のいいきっかけになりますよね。たぶんまだまだ走るでしょうから。

川島:そうやな。実際にここ2〜3年の僕とノブの行動は“アーモンドアイのスケジュール帳”によるところが大きいもんね。

編集部:ちなみに歴代名馬で1頭だけ“推し”を挙げるとしたら、川島さんは語るまでもなくヒシアマゾンだと思いますが(笑)、ノブさんは?

ノブ漫才でもよく言ってるんですけど僕もクセの強い馬が好きです。だから「オルフェーヴル」(Vol.3参照)も好きなんですけど、1頭だけ挙げるなら「ゴールドシップ」(※)ですかね。僕が初めて有馬記念で勝たせてもらった馬で、とにかく走りが豪快。その代わりオルフェと同じく気分屋で、スタートゲートの中でヒヒーン!って暴れたりなんぼ押しても走らんかったり。でもやる気があるときはどこまでもぶっちぎっていくという。その感じを見てたらもう、あいつだけ実は人間やったんちゃうかなって(笑)
(※ 2011年のJRAデビューから2015年の引退まで、皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念を2度、天皇賞(春)と、G1レースを6度制覇。気性の荒さと、相反する「芦毛馬」(灰〜白毛の馬のこと)独特の優雅さで人気を博した)

川島:ほんま神様みたいな馬でしたね。だから出るだけでも面白い。だから僕らも、馬券を買うための予想の前にまず「今日はゴールドシップが機嫌よく走るかどうか」の議論から始める必要があったんです(笑)。あのムラっ気はすごかったですねえ。

ノブ:あんな毎回ヒヤヒヤさせられる馬なかなか出てこないですよね(笑)

川島:女性が結構好きになるタイプの馬だったかもしれませんね。優等生じゃないけど強さと可愛げがあってつい応援したくなる存在というか。報われないのがわかってて破天荒なバンドマンに恋しちゃうみたいな(笑)

ノブ:そうそう、つい追いかけたくなるんですよねえ。

川島:もう彼の子どもたちが走り出してますからね。そのへんも楽しみ。

編集部:もはや、お2人は競走馬を動物という目線では見てないですよね(笑)

川島:全然見てないです。

ノブアスリートです。

川島:なんなら僕の中では人より上です。全ての競走馬を尊敬していますから。

ノブ:逆に藁食べてるとか、動物っぽいところ見るとちょっと引いちゃう(笑)

川島:うんちとかしちゃってると目を背けないといけないというか、そういうのは見たらあかん神聖な営みやと思ってます。

ノブ:去年川島さんと「社台スタリオンステーション」(※)に行かせていただいて、あのキタサンブラック(Vol.1参照)に会った瞬間は初めてさんま師匠にご挨拶した時より緊張しました。
(※1  北海道勇払郡安平町早来源武にある、日本有数の種牡馬を繁養するための牧場。一般展示も行っている。https://shadai-ss.com/)

川島:わかるわあ。マジで神に会いに行ってるみたいな。キタサンブラックがいてオルフェがいてキズナ(Vol.3参照)もいますよって、ちょっと心の整理をつけるのに苦労するというか、もう伊勢神宮にお参りに行くような心境ですね。「うわあみんな神様やん…」って。写真撮ってもいいですよと言われても恐れ多すぎて、何かそそうがあってはいけないと、「いえ、見るだけで結構です」ってみんな自然と手を合わせてましたから(笑)

ノブ:スタリオンステーションもそうですし、「ノーザンファーム」(※)とかも一般の方が見学できますもんね。競走馬にそれほど詳しくてなくても、広大な芝生で親馬と仔馬が駆ける姿を見るだけでも楽しいですから。競馬をきっかけに、そういうプラスアルファもめちゃくちゃあるんです
(※ 社台スタリオンステーションと同じく北海道勇払郡安平町早来源武に構える競走馬の生産牧場。アーモンドアイもここで調教されている。https://www.northernfarm.jp/)

川島:そうそう。僕もノブも競馬と出会ってなかった一生フランスに行くこともなかったやろうしね

ノブ「凱旋門賞」(※)に行こう!ってね。
(※  世界の競馬界において最高峰のレベルと知名度をほこる1920年発祥の国際G1レース。フランス・パリ16区のブローニュに森にある「パリロンシャン競馬場」で毎年10月に行われ、日本場の最高成績はオルフェーヴル(2012年、2013年)、ナカヤマフェスタ(2010年)、エルコンドルパサー(1999年)の2着)

競馬のすすめ

Photo by Getty Images

川島「アーモンドアイが出るかもしれない!」というので去年みんなでスケジュール合わせて初めて行ったんですよ、凱旋門賞。「日本競馬界の悲願を達成するなら彼女しかいない!」と思って、みんなマネージャーに頭下げて「夏休みいらないから行かせてください!」と。結局アーモンドアイは出場を回避したんですけど、僕とノブに、ナイツ土屋さんは奥さんも連れてきて、「アメトーーク!」のスタッフさんも来た(笑)。フランスで合流したときは泣きそうになりましたからね。「ドラクエ4」みたいやん!って。あのレースの後に飲んだシャンパンはもう人生で一番おいしかった

編集部:世界が広がったわけですね!

ノブ:だから僕も川島さんも競馬のおかげで老後が怖くないというか、むしろ楽しみ。

川島:このご時世ですから今後はいつ行けるようになるかわかりませんけど、仕事頑張ってお金を貯めて老後はフランスとか香港とかいろんな国の競馬を見に行くのを1年に1回のご褒美にしていきたいよね

編集部:どんどん話が壮大な方向に広がって止まらなくなってきたので、このへんでちょっと軌道修正させてください(笑)。アーモンドアイ以外で、お2人が自信を持ってプッシュしたいという現役競走馬と騎手の注目株を挙げていただきたいのですが。

ノブ:僕はですね、やっぱり川島さんと一緒にやらせてもらっているミニ番組(関西テレビ『ウダ馬なし』(関西テレビ 午後10:52〜10:57)にも来てくださった福永祐一ジョッキーの大ファンでして。本当にイケメンでご結婚もされているんですけど、今年はコントレイルというめちゃくちゃいい馬と出会われたのでそのコンビで臨む日本ダービーは本当に楽しみですし(※)、福永さんとコントレイルという名前を覚えておいていただくと今年の競馬をさらに楽しんでいただけるんじゃないかなと思います!

(※この取材後、5月31日に開催された日本ダービーで見事コントレイルと福永祐一騎手が優勝し、4月の皐月賞に続いて「クラシック三冠」2勝目を達成)

競馬のすすめ

Photo by Getty Images

川島: 僕はですね、とにかく「この馬が出るなら買っておいたほうがいい!」とオススメしたいのが「デンコウアンジュ」(※)です。
(※2015年デビューのベテラン牝馬。これまでG1では2017年のヴィクトリアマイル2着が最高成績ながら、7歳になった今年も1月の愛知杯(G3)を制するなど渋い活躍を続けている)

ノブ:うわ、渋っ!

川島:ノブが出してくれたコントレイルもそうですし、アーモンドアイもそうなんですけど、そのあたりのスーパースターたちはとにかくいつでも存在感があってレースに出走するというだけでワクワクするものがありんですけど、このデンコウアンジュっていう馬はみんなが忘れた頃にとんでもない激走を見せてくれるんです。ちなみにこれまた女の子なんですけどね(笑)

ノブ:いや、本当にそうなんですよ!

川島:なので競馬新聞や予想番組なんかでデンコウアンジュの名前を見かけかたらぜひ単勝・複勝(Vol.1参照)を買ってみてください。ホンマに楽しんでいただけると思います。あと競馬好きな上司とかお友達に「アーモンドアイって強いですよね」ではなく「私、デンコウアンジュ好きなんですよね」と言えたら生ビール4杯は奢ってもらえるはずですから

ノブ:デンコウアンジュのジョッキーは“善臣(よしとみ)さん”ですよね。

川島:はい。柴田善臣さんですが、ぜひ下のお名前で覚えていただけると!「このレースに“善臣とアンジュ”が出るの」なんて言おうものなら生ビールはさらに増えます

ノブ:善臣さん、53歳。武豊さん(Vol.3参照)より上ですもんねえ。でもデンコウアンジュが絡む馬券は常に配当が高くなるから面白いですよね。5回に1回くらいは勝ってくれるイメージ。

川島:もう7歳ですし、最近はG1に出るのは難しいですが、G3とかなら必ずそれくらいは絡んできますから。彼女に賭けて4回負けたとしても1回の勝ちで全部取り戻してくれますよ(笑)

編集部:福永さん、武さん、柴田さん…いや善臣さん以外に注目しておくべき騎手は?

川島:おそらくバイラ読者の皆さんよりも若い藤田菜七子さんというジョッキーがものすごく頑張ってるので、きっと勇気がもらえると思います!

競馬人気を支える“菜七子スマイル”

競馬人気を支える“菜七子スマイル”と女性騎手として初の重賞制覇、そしてJRA通算100勝を果たすなど、新記録を打ち立て続けている超実力派の22歳。Photo by Getty Images

ノブ女性ジョッキーで、しかもあの若さであんなに活躍されてるのはすごいですよ

川島:藤田菜々子ジョッキーは女性ファンにホンマにオススメです。あ、今僕らのLINE開いたら仲間たち(Vol.1参照)から8件くらいメッセージ来てますね(笑)

ノブ:ほんまや(笑)。かまいたちの山内くんが「今度の『オークス』(※1)で無敗の2冠馬が誕生したら63年ぶりになる」(※2)と言っています。「デアリングタクト」(※3)のことですね。
(※1  正式名称は「優駿牝馬」。その名の通り東京優駿/日本ダービーの牝馬バージョン的立ち位置のG1レースで、4月の桜花賞、10月の秋華賞とともに3歳牝馬のための「牝馬三冠」に格付けされている)
(※2  結果デアリングタクトが桜花賞に続いて5月24日のオークスを制し、デビューから無敗のまま3歳牝馬二冠を達成)
(※3  昨年11月の2歳新馬戦から5月のオークスまでデビュー4戦全勝。アーモンドアイに続く、新たな最強牝馬誕生か!?)

川島:そういうはみだしコラムをちょいちょい送ってくれるんですよ、彼は。デアリングタクトも素晴らしいです。この前の桜花賞で惚れました。はい、もちろん牝馬です(笑)

編集部:本当にずっとグループLINE(Vol.1参照)が稼働中なんですね。

川島:一晩でも二晩でもいけますね。だから何回も言いますけど競馬があってホンマに良かったです。だって、競馬仲間同士の話って、明るい話しかないですから。もうめちゃくちゃ活力になりますもん。ノブが林修先生の『ニッポンドリル』の“副担任”をしていて僕もパネラーで出させてもらってるんですけど、その現場でも本番ギリギリまで井森美幸さんとかと競馬の話ばっかりしてますから。

ノブ:だはは。井森さんもそうですし、他でも蛍原さん(雨上がり決死隊)とかカンニング竹山さんさんら大先輩と話すのも競馬のことだけですもん(笑)。逆に競馬があるから年齢とかキャリア関係なく楽しく会話をさせてもらえてるんですよね

編集部:1周回ってコミュニケーションツールの話(Vol.1参照)に戻ってきましたね(笑)

川島:ゴルフもそういう存在やと思うんですけど、ゴルフはまずコース回るためにそこそこの実力が必要じゃないですか。でも競馬にはそれがないんです。明日からすぐに僕らと同じラインに立っていただけるんですよ!

第5回に続く

取材・文/徳原 海 企画/倉田明恵〈BAILA〉

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