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【withコロナ時代の女性の働き方まとめ】アラサー&30代必見!大江麻理子キャスターと考える私たちの”今”

働き方改革が進むなか、新型コロナウイルスの感染拡大によって社会が目まぐるしく変化しています。転換期が訪れようとしている女性の働き方について、テレビ東京『WBS(ワールドビジネスサテライト)』の大江麻理子キャスターと一緒に考えてみましょう! BAILA読者のみんなは どう働いている? 本音は? 

1.withコロナ時代、アラサー女子はどう働いている?

BAILA読者のみんなはどう働いている? 本音は? 【137人にアンケート】

読者の声

在宅勤務が定着して、結婚後も家庭と仕事を両立できるかもと考えが変わってきた(30歳・人材)

もっと自由に働き方を自分の意思で選択したい(39歳・金融)

負担のない範囲で今自分ができることを最大限にやりたい(31歳・サービス)

今の会社を辞めざるを得なくなったら何をしようか考えるようになった(34歳・メーカー)

コロナ禍で収入ダウンしたけど、副業していたおかげで助かった(31歳・食品)

どんな業界でも絶対はないのだなと。生き抜く力をつける必要があると感じた(34歳・金融)

目まぐるしく変化する世の中でこれから長い人生、自分が幸せに働き続けられるのか漠然と不安(32歳・建設)


(※アンケートは2020年11月に集計したものです)

Q 2020年働き方に変化がありましたか?

2020年働き方に変化がありましたか?

「はい」が64%、「いいえ」が36%。

【変化の内容(複数回答可)】
1位 テレワーク(41%)
2位 時差出勤(23%)
3位 短時間勤務(10%)
4位 副業(5%)

6割以上が「変化あり」と回答。圧倒的に多かったのはテレワーク。「テレワークをしてみて週5の出勤は不要に感じた」(32歳・教育)。一方で「キーワーカーのためずっと通常勤務」(36歳・医療)という声も

Q その変化によって、仕事の満足度はどう変わりましたか?

その変化によって、仕事の満足度はどう変わりましたか?

「上がった」が32%、「変わらない」が39%、「下がった」が29%。
業種や職種によりコロナの影響が異なり、変わらない人は「慣れないテレワークにストレスを感じたマイナス面と、家事と仕事を両立しやすいプラス面、両方あった」(33歳・IT)。上がった人は「コロナで仕事のありがたみを再認識」(34歳・食品)「テレワークで業務が効率化した」(33歳・商社)、下がった人は「自宅待機で給与減に」(30歳・航空)などの声が

Q 現在はテレワークをどのくらいしていますか?

現在はテレワークをどのくらいしていますか?

テレワークを「まったくしていない」が63%、「している」が37%。「している」と答えた人のうち、「毎日」が6%、「週3~4日」が11%、「週2日以下」が20%となった。
コロナ前は読者のテレワーク実施率は約1割にとどまっていたが、大幅に上昇。緊急事態宣言下が実施率のピークで、現在は出社勤務に戻りつつある人も。一方、業種や地域、会社の方針で状況に差があり、「対応が遅く会社に不信感を持った」(32歳・教育)との不満も

Q 副業をしていますか?

副業をしていますか?

「はい」が18%、「いいえ」が82%。
6割以上が「コロナをきっかけに副業に興味を持った」と回答するも、勤め先が副業を認めている人は約3割。実践者は18%にとどまった。内容は「インスタグラマーとして月10万円の収入あり」(33歳・通信秘書)「ネット記事を書いて月1万円」(30歳・IT)「不動産賃貸」(37歳・公務員)など多岐にわたる

Q今後、働き続けていくうえで不安はありますか?

今後、働き続けていくうえで不安はありますか?

不安が「ある」が85%、「ない」が15%。

【どんな不安がありますか?(複数回答可)】
1位 自分の収入(61%)
2位 ワークライフバランス(45%)
3位 自分の健康(41%)
4位 勤め先の業績(38%)
5位 自分の雇用(37%)

大多数が不安あり。コロナ禍で収入が減った人が3割に上り、やはり自分の収入を心配する声が多い。「収入が減り、会社に依存しない生き方を身につけたいと思った」(30歳・旅行)「コロナで会社と自分にズレを感じ転職を検討している」(33歳・不動産)「ワークライフバランスのためにフリーランスを考え始めた」(31歳・デザイナー)との声も

Q 今の勤務先でこれからもずっと働きたいですか?

今の勤務先でこれからもずっと働きたいですか?

「はい」が39%、「いいえ」が23%、「どちらともいえない」が38%。
今の勤務先で働き続けたい人は約4割。「今の業務量を考えると出産後は違う勤務先で働きたい」(32歳・金融)といった本音が。「何歳まで働き続けたい?」という自由回答の質問には75%の人が60歳以上の年齢を回答。なかには「働けるうちはずっと」(35歳・情報)との声も

Q スキルアップのために何か実践していますか?

スキルアップのために何か実践していますか?

「実践しようと思っている」が33%、「実践している」が27%、「特に実践する予定はない」が40%。
6割が積極的な回答。実践している人のなかでは語学やIT系資格への関心が高く、仕事に生かすための専門分野の勉強を含めてそれぞれ具体的な目標を持って取り組んでいる人が多かった。「数年前から同業者で語学の勉強会を開いており、今はオンライン開催に」(36歳・外資メーカー)などコロナ禍で滞りがちな人脈づくりを心がけている人もいた

withコロナ時代、アラサー女子の働き方を詳しくチェックする

2.大江麻理子キャスターも変わった!withコロナ時代の女性の働き方

大江麻理子(おおえ まりこ)

大江麻理子(おおえ まりこ)


テレビ東京報道局ニュースセンターキャスター。2001年入社。アナウンサーとして幅広い番組にて活躍後、’13年にニューヨーク支局に赴任。’14年春から『WBS(ワールドビジネスサテライト)』のメインキャスターを務める。

【大江さんが選ぶ】振り返るべき働き方のニュース

2015年6月

政府が、2020年に男性の育児休業取得率を13%にするという目標を掲げる

「日本再興戦略2015」にて閣議決定されたが、2020年7月に発表された2019年度の男性育児休業取得率は7.48%。過去最高とはいえ目標達成は厳しい結果に


2016年4月

安倍政権のもとで、女性活躍推進法が施行

「女性が輝く社会」を目指した安倍政権。国や地方公共団体、民間企業に、女性が働きやすい環境づくりを求める法律が10年間の時限立法として施行された


2019年4月

働き方改革関連法が施行

働く人が多様な働き方を自分で選択できる社会の実現のために働き方改革が始まり、長時間労働の是正などの制度が大企業で導入。中小企業は’20年4月~


2020年4月

「同一労働同一賃金」本格スタート

正社員や非正規などの雇用形態に関係なく、業務内容に応じて賃金を決めることで不合理な待遇差を解消する制度が大企業で導入。中小企業は’21年4月~


コロナ拡大で緊急事態宣言発令。テレワークが一気に普及

「コロナ禍で、結果的に働き方の選択肢は増えています」

大江麻理子キャスター

働き方改革が進むなかで起こった新型コロナウイルスの感染拡大。今、女性の働き方にはどんな変化が?

「まず、働き方改革の一環として同一労働同一賃金制度が導入されたことが大きな変化ですね。正社員と非正規雇用労働者の不合理な待遇差をなくす制度です。人手不足の深刻化から、優秀な非正規の人材を正規雇用に切り替える企業が増えています。その対象に女性がなっていることも多いですね。ただ、雇用環境が上向くいい変化のなかでコロナ禍となってしまったため、業種によっては雇用が大幅に減少しています。需要が減った業種で働いていた人が、ニーズのあるほかの業種に移動できるかが、今後の雇用の課題と言えます」

アンケートでは、テレワークを働き方の変化に挙げた読者が多数。

「コロナ禍でのテレワークの拡大は、まさに大きな変化です。家事と仕事のバランスがとりやすくなった読者の声が多くありましたね。場所や時間にとらわれない柔軟な働き方の選択肢が、仕事や生活の質を上げる一助になっている人もいるでしょう。また副業が増えている傾向もあります。もともとの職業での収入減を補填するためや在宅勤務によって生まれた時間を有効活用したいためなど、さまざまな理由があるようです」

コロナをきっかけに、働き方の多様化が加速したのでしょうか?

「『感染を防ぎながら持続可能な働き方をするには、事業を継続していくには、どうすれば』と世の中が必要に迫られて働き方を多様化していった部分はあると思います。それによりいろいろな事情を抱えている人が労働市場に参加しやすくなったという意味では、結果的にコロナは労働市場の間口を広げることになったと言えます。働き方改革の流れとともに、働き手にとっては働き方の選択肢が増えて、仕事がしやすい社会になりつつあるのではないでしょうか。大きな変革を受けて、より自分らしい働き方を追求できる環境になっていくといいなと思っています」

「変化の激しい時代でも自分次第で心地よく働ける」

激動の時代において、変化に柔軟に対応するため大江さんが心がけていることとは?


「『無理かもしれない』『怖い』といったネガティブな感情から入らないようにしています。『どうすればできるか』とポジティブな言葉に置き換えて想像すると、そのイメージに近づいていく気がするんです。先の見えない時代ですので自分が思ってもみなかった境遇に身を置かれることもあるかもしれませんが、そんななかで環境を自分にとって心地のよいものに近づけられるかは、自分の考え方や行動で変わってくると思います。私の場合、脳内のポジティブなイメージが自分を支えてくれていますね」


多くの読者から先の見えない社会で働き続けることに不安を感じるという声が。

「この状況ですから誰でも不安をお持ちだと思います。ただ感情に揺さぶられているだけでは事態が打開できないので、冷静に情報を収集することを心がけてみるとよいと思うんですね。自分の収入や会社への不安を埋めるために副業という選択をしたり、転職を真剣に考える人も増えています。コロナによって業績が落ち込む業種や企業がある一方で伸びているところもあるので、時流をきちんと把握することがまず重要です」

世の中を知ることに加えて、自分を知ることも必要と語る大江さん。


「目の前のことに丁寧に取り組む。それを積み重ねていくことを私は大切にしています。目標が遠すぎたり大きすぎたりすると、たどり着くのが大変。でも近くの小さい目標なら一つひとつクリアしていくことができます。それは自信につながり、経験を通して自分との対話を繰り返すことで、『自分に向いていること』や『自分はこういうものが好き』といった自己分析ができていくと思うんですね。働き方の選択肢が増えた今、自分がどういう生き方をしたいのかを見つめて選択するために『自分をよく知る』ことがこの激動の時代には必要だと思います」


大江さんにとっての「小さな目標」は毎日の『WBS』のオンエア。


「その日のオンエアに全力で集中して、みんなで作り上げる喜びを共有し、前向きに次につなげていく。そういったところが楽しくてここまで続けてこられた気がします。働くことをお金を得るための手段としてだけ考えたら苦痛かもしれませんが、自己実現の手段、大切な人間関係、知的好奇心、誰かの役に立つ喜びなど、仕事を通じて得られることがきっといろんなシーンであると思うんですね。そういう楽しみを見つけながら私は日々を積み重ねています」

大江さんの働き方は変わりましたか?

大江さんの働き方

Ⓒテレビ東京

テレワークを始めて取材の幅も広がりました!

コロナ前は対面で行っていた会議や打ち合わせが、コロナ後はほぼリモートに。自宅や出先からも多くの会議に参加できるようになりました。また、インタビューをリモートで行う選択肢が増えたことで海外在住の方にも話を聞けるようになり、取材先がよりワールドワイドになったのも大きな変化です。

大江さんが解説!withコロナ時代の女性の働き方を詳しくチェックする

3.自分らしい働き方を選ぶための5つの心得って?

ゲスト講師

藤井佐和子さん

キャリアカウンセラー

藤井佐和子さん


(株)キャリエーラ代表。延べ13000人以上の女性向けキャリアカウンセリングを行う一方、企業へのダイバーシティ研修やスキームづくりの支援、講演など幅広く活躍。

これからは…選択肢が増えて主体性が問われる時代に!

「今後は働き方の選択肢が増えていくので、そのなかで『自分がどう働くか』を自分で決めていかないといけません。主体性がないと選択肢がありすぎて決められず困ってしまいます。正解がひとつではない時代だからこそ、自分の軸を持って自分を信じられることが大事。自分軸をつくるためには、考えすぎずに多くの経験を積むことです。

人材の流動性がますます高まるので、職務経歴書に何社も書いてあるのが必ずしもマイナス評価にはなりません。何かのスペシャリストになる以外にも、専門性の異なるさまざまな仕事を経験することでオンリーワンの人材になるというのも強いと思います。転職をせずとも、今働いている会社でできることを増やすのもよし。ライフステージに合わせて働き方を自分で選び取れる時代になっていくと思います。

主体性を持って自分らしい働き方を選ぶための心得は大きく5つあります。人生を幸せにする行動。それは、自分で決めて、自分で一歩踏み出すことから始まります!」

【持っておくべき心得1】引き出しを増やして自分なりの軸をつくるのが30代!

引き出しを増やして

「主体性を持って判断するのに必要なのが自分の軸。30代は太い軸をつくる時期です。とにかく経験を積んで、自分ができること=引き出しを増やしましょう。経験を通じて『私はこれを大事にしたい』『これが得意』『自分はこういう人間なんだな』と感じることが自分の軸になっていきます。まずは目の前の仕事に全力で取り組むことから。仕事の人脈を広げること、ニュースや求人をはじめ幅広い情報にアンテナを張り、好奇心を持って世の中の課題やニーズをとらえること、すべてが軸を太くし主体性を高める糧となります」(藤井さん、以下同)

【持っておくべき心得2】変化の激しい時代に対応できる、柔軟な自分でいる!

「自分の気持ちや体力、ライフステージ、世の中の価値観、職場での期待の変化を見ながら、仕事とのつきあい方を変えていくのが長く働き続けるための秘訣。社会情勢も、勤め先の会社の方向性もどんどん変わっていき、企業の吸収合併も盛んな中で、いつまでも過去の価値観や働き方、仕事のペースにしがみついていては取り残されてしまいます。これだけは譲れないという自分の軸とバランスをとって、時代とともに自分をアップテートしながら、しなやかに働いていきましょう」

【持っておくべき心得3】完璧じゃなくても、希望を口に出すようにする!

完璧じゃなくても、希望を口に出すようにする!

「やりたい仕事は言えば言うほど実現しやすいもの。多様な働き方をしている人が隣にいる職場になっていくからこそ、今後は積極的に自分から発言しないと気づいてもらえません。たとえ完璧なプランがまだなかったとしても勇気を出して言ってみると、いろんな人が助言をくれたり、人を紹介してくれたりします。伝えるときのコツは、自分の要求だけでなく『自分がすることでこういう貢献をしたい』と自分と相手がWin-Winになるかたちで発信すると、より受け入れてもらいやすいと思います」

【持っておくべき心得4】セルフマネジメント力を身につけておく!

「テレワークが普及しフリーランスや副業も増え、セルフマネジメント力が不可欠に。自己管理にはタイムマネジメント、健康管理、やる気や感情のコントロールがあります。特に自分なりのモチベーションスイッチや感情のクセを見つけておくことが大切。自分の変化に気づくために、たとえば『毎日5分でもいいからお風呂につかる』など、自分と向き合うルーティンを持つといいですよ」

【持っておくべき心得5】仮でいいから、具体的な目標を常に持っておく!

仮でいいから、具体的な目標を常に持っておく!

「これからは自分で目標を設定する力が必要。目標がないと人は動けません。まずは自分がイメージできる未来の目標を自由に書いてみましょう。ポイントは仮でいいということ。3年後でも5年後でも10年後のことでも、『いつ結婚、出産』などといったシミュレーションでも何でもOK。『何をやりたいか』に加えて『どういう人になっていたいか』も書いておくと、近づくために自分の行動が変わるきっかけにも。仮でいいからとにかく設定すると、自己管理ができ、だんだん自分がわかってきて励みになります」

自分らしい働き方を選ぶための5つの心得を詳しくチェックする

4.withコロナ時代の働き方、大江麻理子さんと藤井佐和子さんがアンサー!

大江さん&藤井さんがみんなのお悩みにアンサー

【悩み1】

転職したいのですが、求人数が少なくて悩んでいます(32歳・不動産営業事務)

【藤井】

今は求人数が少ない職種とそうでない職種には大きな差があります。多くの企業がデジタルシフトを見据えているので、事務職の求人は少なめです。今の仕事の延長線だけでなく、ステップアップできる職種にチャレンジするのもいいかもしれません。


【大江】

不安を解消するためにもまずは情報収集を! おすすめは、景気ウォッチャー調査。内閣府のHPで誰でも見られて、地域別にさまざまな業種の人がどんな景気の肌感覚を持っているかがわかり、参考になるはず。

【悩み2】

若いころは目標を持って働けたのに、30代になり、コロナ禍もあって何のために頑張るのかわからなくなりました。「いい企業」とは、出世の意味とは……。最近わかりません(34歳・メーカー)

よい企業?

【大江】
今回のコロナのように外的な要因で社会ががらりと変わることがあるからこそ、自分を高めることを怠ってはいけない気がします。「出世したらどんないいことがあるか」ではなくて、「出世ができるくらい自分を高められているといいことがあるかもしれない」という考え方をしてみて。

【藤井】
コロナによる大変革で、みんな感じていることは一緒です!今はとにかく目の前の仕事をきちんとやり切ることを意識しましょう。コロナを乗り切った経験が自信と次のチャンスにつながります。

【悩み3】

自分の仕事がAIに奪われていく仕事といわれているので、将来心配です(33歳・商社事務)

【大江】

AIに奪われない仕事といわれる、感性を使った仕事を自分がしたいのかどうかを考えてみるのが第一。したいと思うのであれば、そのために自分の興味がある分野について勉強したり、自分の引き出しを増やす作業をコツコツ続けておけば、いざというときにほかに選択肢がある自分になれるかもしれないですね。


【藤井】

心配なら、勤め先が急にデジタル化を進める前に、今のうちにキャリアチェンジを視野に入れましょう。転職のほか、社内での部署異動や職種転換でかなえるという選択肢もありますよ。

【悩み4】

人生100年時代などといわれ、いつまでも働かなくてはならない世の中になっていきそうで怖いです(34歳・小売)

いつまでも働かなくてはならない

【藤井】
おっしゃるとおり、先は長いので健康に気をつけないといけませんね。長く働くうえでは、「年を取ってから世の中に必要とされるか」がすごく大切。周囲から必要とされる素敵なおばあちゃんになるために、今から自分ができることを増やしていく、自分に投資するといった行動が必要ですね。

【大江】
これからそうなっていくのではなくて、「いつまでも働かなくてもいい人がいた世の中だった」ということでしょう。これまでも自営業の方など生涯働き続けている人はいましたし、日本の歴史のなかでも、多くの人が定年後に退職金と年金で暮らしていける時代が長くあったわけじゃない。少子高齢化が進む中、状況が変化するのも自然の摂理です。いつまでも働きたくなければ老後までにお金を残す選択肢もありますし、すべて自分の行動にかかっているんだと思います。

【悩み5】

これから出産・育児をしていきたいのですが、そうすると管理職にはなれないのではと悩んでいます(37歳・広告)

【藤井】

まずは今の自分の状況でどう両立できるか考えてみましょう。そこで大切なのは、100%一人で頑張ろうとしないこと!今のうちから子どもがいる同僚の力になるよう積極的に動くことで、将来お互いがサポートし合える体制を職場で築いておくのも手です。


【大江】

自分のキャリアの選択肢に管理職を入れていない人も多い中で、あなたは管理職を視野に入れている時点で、チャンスが大いにあると思います!育児をしながら働くことに不安を抱く女性が多いというのは、本来社会が解決すべき課題。社会全体でどんなサポートが必要かを真剣に考えていかないといけませんね。

【悩み6】

何かスキルアップしたいのですが、これからはAIによって語学力は必要なくなるという記事を読んで、英語学習のモチベーションが下がっています。何から始めたらよいですか(37歳・メーカー)

【藤井】

「何かスキルアップしたい」から始めず、自分が純粋に興味のある分野や、仕事をしていてこの知識が足りないなと思ったことを学ぶといいんじゃないでしょうか。スキルアップ=勉強でなく、必要なのは経験かもしれません。目の前の仕事ができるようになることも立派なスキルアップです!


【大江】

英語はあくまでツールですので、英語で誰とどんな話がしたいのか、自分のどんな仕事に生かしたいのかを考えれば、モチベーションにつながると思います。

大江さんと藤井さんがアンサー!withコロナ時代の働き方に関する悩みを詳しくチェックする

撮影/中田陽子〈MAETTICO〉 イラスト/小迎裕美子 取材・原文/佐久間知子 構成/松井友里〈BAILA〉 ※BAILA2021年2月号掲載

【BAILA 2月号はこちらから!】

【withコロナ時代の女性の働き方まとめ】アラサー&30代必見!大江麻理子キャスターと考える私たちの”今”_16
【withコロナ時代の女性の働き方まとめ】アラサー&30代必見!大江麻理子キャスターと考える私たちの”今”_17

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