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【ファッション賢者格言まとめ】おしゃれプロ7人がファッションを楽しむコツをアドバイス!

30代、ファッションを楽しむコツって? 創刊20周年を記念して、バイラのファッションページを担う賢者たちがアドバイス。濃い30代を駆け抜けた先輩たちの愛あふれるメッセージを参考にして!

目次

  1. 1.【ライター伊藤真知さん】アイテム単体ではなくコーディネートで考えることでファッションが循環し始めました
  2. 2.【スタイリスト辻直子さん】洋服には年齢を超越する効果があると思う。いい美容液をつけるより、けっこういいかも
  3. 3.【スタイリスト百々千晴さん】ファッションじゃなくてもいい! 自分が好きなものを見つけられればおのずと毎日が輝きだす
  4. 4.【スタイリスト加藤かすみさん】しっくりこない服は躊躇せずに手放すことを繰り返す。残った服が自分が本当に似合う服
  5. 5.【スタイリスト佐藤佳菜子さん】ストイックに理想を追うのではなく力を抜いて自由になるとファッションがもっと楽しくなる
  6. 6.【スタイリスト斉藤くみさん】色々なものに臆せず挑戦することで自分の“好き”がクリアになります
  7. 7.【エディター東原妙子さん】洋服だけでなく上質なものに触れることが価値あるものを見つける近道

1.【ライター伊藤真知さん】アイテム単体ではなくコーディネートで考えることでファッションが循環し始めました

「30代前半までは、アイテム単体で気に入ったものを買っていたので、いざコーディネートで組み合わせようとすると奇抜になってしまうことが多かったんです。その後、バイラでルポに出させてもらう機会が巡ってきて、あらためて自分のファッションと向き合いました。初めて自分を俯瞰できるようになり、意識がガラリと変わりました。私は身長が低いので“スタイルアップするためにはどういう服を着たらいいか”というところから始まり、アイテム単体ではなくコーディネート全体で考えるように。単体で見るとまったく惹かれなかったシンプルな服を足していくことで、ファッションが循環し始め、今では私にとってシンプルな服が必要不可欠に。そのとき出会ったユニクロは今も変わらず好きですし、これからもずっと好きだと思います」

初めてバイラに登場した伊藤真知さん

《34歳の頃》
「初めてバイラに登場したページです。身長が低い人のルポだったのですが、このとき初めて自分が小さいということを認識しました(笑)」

教えてくれたのは
伊藤真知さん

ライター

伊藤真知さん


大学卒業後、出版社に就職し、女性ファッション雑誌の編集者に。28歳で転職。音楽専門雑誌、カルチャー系フリーペーパーの編集に携わり、32歳でフリーランスに。

ライター伊藤真知さんの格言を詳しくチェックする

2.【スタイリスト辻直子さん】洋服には年齢を超越する効果があると思う。いい美容液をつけるより、けっこういいかも

「年齢で着たい服をあきらめるのではなく、今の自分がどうやったらうまく着られるのかを考えて、そこに自分を合わせていくことはすごく大切。私にとっては高価な美容液をつけるの以上に効果があると思うんです。人の目を気にして洋服を選ぶ、じゃなくて、自分がどうありたいかということを考えるのが、ファッションを楽しむ上では大前提だし、そこがスタートライン。音楽を聴いたり、自分の興味を広く育てながらスタイルを作っていけば、自分らしいおしゃれが楽しめるんじゃないかな。」

辻 直子さん38歳の頃

《38歳の頃》
「このフィリップリムのスカートは、今でも気に入ってはいています。デザインが古くならない面白さがあるんですよね」

辻 直子さん39歳の頃

《39歳の頃》
「ブレンダと長谷川玲子と結婚式に向かうタクシーの中で。普遍的でモダンなアクネのマキシドレスも今でも着ているお気に入り」

辻 直子さん39歳の頃_2

《39歳の頃》
「フラグメントのメンズのスヌーピーのTシャツ。これを着られなくなるときは、私が飽きることしか理由が見つからないかも」

教えてくれたのは
辻 直子さん

スタイリスト

辻 直子さん


女優やタレントからの指名も多い人気スタイリスト。子どもの頃から洋服が好きで、おもちゃで遊ぶのと同じ感覚で洋服を選んでいたそう。

スタイリスト辻直子さんの格言を詳しくチェックする

3.【スタイリスト百々千晴さん】ファッションじゃなくてもいい! 自分が好きなものを見つけられればおのずと毎日が輝きだす

「バイラを読んでいるからといって、ファッションにしばられる必要はないと思うんです。私にとってファッションはずっと大好きなことだから、わざわざ楽しもうと思ったことはないし、好きすぎて困っちゃうことのほうが多いかも(笑)。もしファッションを心から楽しめてない人がいたら、無理して楽しむ必要なんてないと思う。いちばん重要なのは、自分が本当に好きなものを見つけること。私はそれがたまたまファッションだったけど、美容でもスポーツでも映画でもいいわけだし。ファッションにしばられることなく、前向きになれるものを見つけて、毎日を楽しんでください」

30歳のときハワイのエルメスで購入したバーキン

《30歳の頃》
「30歳のとき、ハワイでエルメスのお店に入ったらこのバーキンがあったんです。なかなか出会えるものではないので即購入しました」

教えてくれたのは
百々千晴さん

スタイリスト

百々千晴さん


19歳から約3年のスタイリストアシスタント生活の後、渡英。2年後に帰国しスタイリストとして活動をスタート。YouTubeの公式チャンネルも好評。

スタイリスト百々千晴さんの格言を詳しくチェックする

4.【スタイリスト加藤かすみさん】しっくりこない服は躊躇せずに手放すことを繰り返す。残った服が自分が本当に似合う服

「30代の頃は流行を追ったりもしたけれど、結局いくつになっても好きなものは変わらないことに気づいたので、今の私のワードローブは似たような洋服ばかり(笑)。そこにたどり着くために私がしたのは、クローゼットをこまめに整理することでした。何度も繰り返していくうちに、どんな服が好きなのかが明確にわかっていくのですごく楽しい。しっくりこない服は躊躇せずに手放すことが、自分に似合うものを見つけるプロセスにおいて最も重要なのかもしれません」

ずっと欲しいと思っていて30歳で購入したカルティエの時計

《30歳の頃》
「ずっと欲しいと思っていて30歳で購入したカルティエの時計。シンプルな形とヴィンテージのようなたたずまいは飽きることがありません」

教えてくれたのは
加藤かすみさん

スタイリスト

加藤かすみさん


洋品店を営んでいた祖母の影響でスタイリストを志す。小学生の頃から世界のコレクションを放送するTV番組「ファッション通信」をよく見ていたそう。

スタイリスト加藤かすみさんの格言を詳しくチェックする

5.【スタイリスト佐藤佳菜子さん】ストイックに理想を追うのではなく力を抜いて自由になるとファッションがもっと楽しくなる

「自分で気づかないうちに、ファッションにまつわるルールを作ってしまっている人って意外と多いと思うんです。そうすることで着られる服が狭まってしまうのはもちろん、コーディネートもマンネリ化してしまい、どんどん窮屈になってしまう。私は最近までヨーロッパに住んでいたのですが、年齢に関係なく好きな服を好きなように着ている女性たちの姿を見て、私ももう少し自由になったら新しい何かに出会えるかなと思えて、ラクになりました。こうなりたいって理想の自分像をつくるのはもちろんいいことだけど、頑張りすぎずフラットな気持ちで洋服と向き合えば、視野がぐんと広がっておしゃれをすることがもっと楽しくなるかもしれません」

佐藤さんが31歳の頃ラ トータリテとコラボで作ったセットアップを着て

《31歳の頃》
「ラ トータリテとコラボで作ったセットアップを着てカフェで撮影したときの写真です。靴はミュウミュウ、バッグはケイト・スペード」

教えてくれたのは
佐藤佳菜子さん

スタイリスト

佐藤佳菜子さん


20歳の頃にファッション雑誌の編集アシスタントとしてアルバイトを始め、24歳でスタイリストとして独立。’18年に渡英。現在は日本と英国の二拠点生活。

スタイリスト佐藤佳菜子さんの格言を詳しくチェックする

6.【スタイリスト斉藤くみさん】色々なものに臆せず挑戦することで自分の“好き”がクリアになります

「ファッションは新しい自分を見つけることができるツール。だからひとつのスタイルに凝り固まらず、ぜひ色々なコーディネートに挑戦してみてください。たとえ似合わなかったと思っても、自分が本当に似合うものを見つけるための経験として絶対に無駄にはならないから。それから最近「ファッションは好きだけどものがたくさんありすぎて、何を買ったらいいかわからない」という声をよく耳にするようになりました。私が30代の頃には考えられなかったうらやましい悩みだけど、当の本人にとっては切実ですよね。解決法として、たとえば私のディレクションするブランドでは毎シーズン、ベーシックなアイテムをアップデートしています。洋服選びの途中であきらめることなく、洋服を着る喜びをたくさんの人が感じられるようになるのが私の願いです」

斉藤さんが30歳の頃パリに遊びに行った記念で購入したカルティエのスパルタカス

《30歳の頃》
「カルティエのスパルタカスは、パリに遊びに行った記念でサントノーレのお店で購入。今でも飽きることなく身につけています」

ハワイで自分へのお祝いとして購入したエルメスのシェーヌ・ダンクル

《35歳の頃》
「エルメスのシェーヌ・ダンクルは20代でPMサイズを購入していたのですが、ハワイでPPMサイズに出会って、ちょうど妊娠の安定期に入っていたこともあり、自分へのお祝いとして購入。好きなものはサイズ違いで記念日などに買って集めるのが好きです」

教えてくれたのは
斉藤くみさん

スタイリスト

斉藤くみさん


女性らしさの中にメンズっぽいクールなテイストを取り入れたスタイリングに定評あり。ノーク バイ ザ ラインのディレクターも務める。

スタイリスト斉藤くみさんの格言を詳しくチェックする

7.【エディター東原妙子さん】洋服だけでなく上質なものに触れることが価値あるものを見つける近道

「気分を上げてくれる手段ってたくさんあるけれど、その中でもファッションは最も手軽で簡単にできるものだと思うんです。なりたい自分をイメージしてコーディネートするだけで、理想の自分に近づけるってすごく楽しいですよね。私にとってファッションは趣味であり、娯楽であり、エンターテインメントなんです。それを楽しむために、自分の気分が上がる服がどんなものなのか、きちんと知っておくことは私にとってすごく重要なこと。値段にかかわらず、仕立てがよくて体のラインがキレイに見える服を着ると、高揚感に包まれます。自分にとって本当に価値のあるものが見つかると、もっとファッションが面白くなると思います」

東原さんが30歳の頃バイラに掲載された着回しルポ

《34歳の頃》
「バイラの着回しルポでの1カット。ベーシックでシルエットがきれいなものが好きなのは、当時も今も変わりません」

教えてくれたのは
東原妙子さん

エディター

東原妙子さん


大学卒業後、銀行に3年勤めたあと、出版社に転職。28歳でフリーランスとして活動を始める。現在はアンクレイヴのクリエイティブディレクターも務めている。

エディター東原妙子さんの格言を詳しくチェックする

撮影/遠藤優貴〈MOUSTACHE〉 取材・原文/菊池美里 構成/岩鼻早苗〈BAILA〉 ※BAILA2021年6月号掲載

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