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ライフステージに合わせて時短勤務や休職が選べる「パーソルキャリア株式会社」の「FLASH制度」でMBA取得!

社員それぞれ必要なタイミングでの学び直しを支援する企業が増えています。「パーソルキャリア株式会社」では、社員のキャリアプランやライフステージに合わせて柔軟な働き方を支援する「FLASH制度」を導入。大学院に通学するため、管理職コースから週3勤務にシフトチェンジした女性社員を取材しました。

FLASH制度って何?

5つのシチュエーションを想定
1.Family
2.Learning
3.Avocation
4.Social
5.Health

 Learningの場合、時短勤務or最長2年間休職OK

社員のキャリアプランやライフステージに合わせた柔軟な働き方を支援する制度。FLASHという名前は、活用を想定するシチュエーション「Family(育児・介護・不妊治療)「Learning」(進学・留学)「Avocation」(趣味・余暇活動)「Social」(地域活動・社会活動)」「Health」(治療・療養)の5つの頭文字から取っている。仕事の成果につながる勉強をしたい場合、対象者要件を満たせば時短勤務や日数の限定(週4勤務)、最長2年間の休職が可能。

パーソルキャリアってこんな会社

「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材紹介サービス、求人メディアの運営、転職・就職支援、採用・経営支援サービスなど、人と組織に関わる多様なサービスを提供する。

働き方が柔軟に選べる!

自身のキャリアデザインとその成長のために、自発的に異動希望を出すことができる「キャリアチェンジ制度」や、雇用形態変更の希望を出すことができる「雇用切替制度」など、自分に必要なタイミングで学び直しをしようと思ったときに柔軟に働き方を選べる制度があり、自身のキャリアプランに照らしてじっくり検討できる。

中途入社後、33歳からビジネススクールに通いMBAを取得

大澤侑子さん

事業戦略本部 エキスパート 大澤侑子さん 36歳

両立が想像よりずっと大変で会社の制度に助けられました
「会社の業績を伸ばすためには、どんな組織が最適なんだろう?」  

仕事で人材育成プログラムを作成した際の疑問が、大澤さんの学びの始まり。「書店で関連する本のタイトルを探したら、私が知りたいのは『組織論』と呼ばれる領域だったんです。本を読むほどすでに体系化された理論があることがわかり、『こういう理論を知っておけば、私が今まで0から10まで考えていたものをショートカットできて、仕事の生産性が上がるのでは』と思いました。収入がゼロにならないかたちで実のある学び方はないか考えて、会社から近く、国立で学費を抑えられる一橋大学大学院経営管理プログラムに通うことを決めました」  

ところが実際に通うと、仕事と勉強の両立がかなり大変だった!「考えが甘かったです。平日終業後に平均週3日通学したのですが、宿題と予習・復習のためのリーディング量がすごく多くて。仕事も多忙な時期で二宮金次郎のように歩きながら常に何かを読んでいる状態。休職か休学かが脳裏をよぎるなか体調をくずして、『このままじゃ無理なんだな』と悟り、会社の上長に相談しました」  

会社の制度を活用するように後押しされ、人事や関係各所と相談。FLASH制度をはじめ複数の制度に有給休暇を組み合わせて柔軟に対応してもらえ、卒業前の約半年間は週3日勤務で、週2日は学業に専念できる働き方にシフトできた。

「会社の制度のおかげで心身ともにゆとりが持て、本当にありがたかったです。FLASH制度だけでなく、管理職のコース変更や異動なども合わせて柔軟に対応してもらえたことで、自分の学びの時間を確保できて、修士論文を含めて勉強をやりたい水準までやりつくせました。社会人になって本格的な学びの時間を持ったことは、今までやりたかったけれどやれなかった大掃除ができた感覚に近かったです。講義がすごく面白く、講義を受けていると『そうそう、そういう局面が私の仕事でもいっぱいあった』ということが山ほどあって。働いた経験があるからこそ深く理解でき、自分の知識や経験を理論とひもづけてラベルを貼ってきれいにカテゴライズできたように感じます。学ぶ前と後では情報の取り出しやすさが変わり、たとえば組織・人事戦略を考えるときにファイナンスの理論を持ってくるなど、斜めのマッチングもできるように。定石を知ることによって、考えるためにかけていたカロリーや時間を減らせている肌感覚があり、アウトプットの幅も広がりました」

【週5勤務】部下のマネジメントも。睡眠時間を削る日々で体調に支障が

グラフ

大学院には平均週3日終業後に通学。部下をもつ管理職だったため自分の予定を組みにくく、仕事を切り上げ通学する移動時間にも、仕事のチャットに返信してやりくり。課題は帰宅後、深夜にこなす日々で、レポートの締め切りが近づくたびに「これを続けるのは無理かも」と思っていた

学びの相棒

学びの相棒
教材を読みレポートを提出するタブレット&PCが必需品

教材や資料は大学指定のサイトからダウンロードし、レポートはオンライン提出。常に資料を読むためのタブレットやレポートを書くための軽量PC、考えを整理するメモをリュックに入れて通学

FLASH制度を活用。管理職のコースも変更

【週3勤務】部下をもたないポジションに。
思いっ切り勉強でき、成績もアップ

【月】勉強大学院
【火】10:00~19:00 仕事19:00~勉強
【水】10:00~19:00 仕事19:00~勉強
【木】10:00~19:00 仕事19:00~勉強
【金】勉強大学院
【土】勉強・家事など
【日】勉強・家事など

修士論文の準備のため、会社の制度を組み合わせて働き方をチェンジ。FLASH制度にプラスして、管理職のコースを部下をもつ「マネジメント」から部下をもたない「エキスパート」へ変更、適した仕事量を担当できる部署に異動し、有給休暇を加えて週3日勤務が実現

小林さん

すごく大変だったけれど、また定期的にしっかり勉強したい
将来は、再び学びの時間を持つ計画が。「経験を蓄積したあとに学びによって知識を体系化し理論と結びつけることは、絶対にやったほうがいいと実感。5年後か10年後くらいにまた働くギアを一段か二段落として勉強したいと思っています」  

そのモチベーション維持の秘訣は?「私はもともとモチベーションがそんなに高い人間じゃないんです。私のモチベーションの源泉は必要に迫られること。だから『面白く、かつ難しい仕事を与えてください』と上司によく言っています。外堀を埋めて、モチベーターの代わりに使っているのかも。仕事が学びのきっかけを与えてくれて、背中を押されて学習し、その学習によってさらに仕事のチャレンジの幅が広がっているような気がします」

Q 学び直しをして得たものは?
自分の知識と経験を理論とひもづけて整理でき仕事のスピードと幅が広がった

撮影/上澤友香 取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2022年2月号掲載

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