【東野圭吾】「マスカレード・ゲーム」人気シリーズ最新作レビュー＜#バイラ読書部＞

こんにちは！

スーパーバイラーズの渡邊りりあです。

今回は「バイラ読書部」としての記事第1回目ということで、最近読んだばかりのこちらをご紹介します。

木村拓哉さん、長澤まさみさんが出演する映画でもおなじみ、東野圭吾さんの大人気「マスカレードシリーズ」の最新作。

私はこのシリーズのファンなので、続編が出るということで発売を今か今かと心待ちにしていました。 

殺害の方法と、実は被害者が人を死なせた過去を持つ、という点において共通している3つの殺人事件が今回のテーマ。この一見繋がりのない事件が、登場人物たちが、どう絡み合っているのか。なぜホテル・コルテシア東京なのか。そして犯人の目的とはーー　

警部となった主人公･新田浩介が、再びホテル･コルテシア東京に帰ってきます。潜入捜査という緊張感あるシチュエーション、ホテルマンのプロとしての姿勢、仮面を被っているお客様たちとの会話、細かな伏線の数々…1ページめくるごとに新たな展開。

新田・山岸の名コンビに加え、今回は梓という一筋縄ではいかない女警部も加わり、正義感がぶつかり合いながら真実へ近づいていくスリルにわくわくします。　

トリックや場面展開の面白さはもちろん、今作品は特に被害者遺族の苦しみ、そして各登場人物の感情の機微が伝わってくるようで、心がじくじくする作品でもありました。　

そして、全ての謎が解けた後、最後の最後の展開は……予想外！　

最後まで気が抜けない見せ方も、東野圭吾さんならではです。　

今回も、ファンの期待を裏切らない面白さ！　

全部で376ページありますが、めくる手がとまらなくなること間違いなし。　

マスカレードシリーズを読んだことがない方は、ぜひ前作から読んでいただくことをおすすめします。

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【作品情報】

マスカレード･ゲーム

東野圭吾著／集英社

2022年4月20日発売／1,815円

https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-775461-2

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