読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第489回は「小糠雨」の読み方です!

今日のお題【小糠】
しとしと降る雨。
日本にはいろいろな雨の呼び方があります。
■ヒント
「小糠雨」の意味は
「こまかい雨。(岩波書店『広辞苑』)[第5版]より」
■使い方はこう!
「今日は曇りだと思っていたら、小糠雨が降ってきた」
「小糠雨だから、わずかな距離に傘をさすまでもない」
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正解は……
■正解は…

正解は……「こぬかあめ」でした!
■「小糠」とは?
小糠はずばり「糠(ぬか)」のこと。精米するときにできる細かい粉末の、あの「ぬか」です。
「粉糠(こぬか)」とも書きます。
ぬかのように細かい雨ということで、「小糠雨」と言います。
■「小糠雨」と「霧雨」との違いは?
どちらも細かい雨を指す言葉。
「小糠のように細かい雨」「霧のように細かい雨」という表現の違いがあるだけです。
ただ霧雨のほうは、気象学上で“雨滴の直径が0.5mm未満の雨”と定義されているそうです。
小糠雨には気象学上の定義はありません。
梅雨の季節に、雨の呼び方についても覚えてみたいですね。
取材・文/高橋夏果