夏支度はフラットサンダルから【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.29】

2019-05-14 19:00
  • 憧れブランドのヒストリー【ロジェ ヴィヴィエ】

  • ”足もとに夢をまとえば、その人の夢にリアリティが宿り始める”。そんな素敵な言葉を残したロジェ・ヴィヴィエは、1907年フランス生まれのシューズデザイナー。世界中の女性たちを魅了した彼の靴は、まるで彫刻のようだと賞賛されてきた。エリザベス二世は戴冠式のシューズデザイナーに彼を指名し、また、クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローランら錚々たるデザイナーが、自身のコレクションのためのシューズデザインを依頼してきた。2004年にブランドのクリエイティブディレクターに就任したブルーノ・フリゾーニは、創業者ヴィヴィエのアーティスティックな感性を継承し、再解釈を経て現代へとよみがえらせる試みを重ねている。
  • 夏支度はフラットサンダルから【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.29】_2_1
    大きなスクエアバックルは、ロジェ ヴィヴィエのシグネチャー。サンダル、ブーツ、バッグにも用いられるこのデザインがリモデルされ、新たに「トレ ヴィヴィエ」という名のアイコンシューズコレクションに。
  • 1967年、ロジェ ヴィヴィエは、アイコニックなスクエアバックル付きのパテントレザーパンプスを発表した。構築的な美しさを持つこの一足は、同年に公開されたルイス・ブニュエル監督の「昼顔」で、カトリーヌ・ドヌーヴが着用したことでも有名。エレガントでありながら、挑発的な一面を持ったこのデザインが、ミステリアスな魔性に駆られるヒロインとともに強い印象を残している。新クリエイティブ・ディレクターのゲラルド・フェローには、このパンプスを再解釈し、二種の高さのキューブヒール、メタルやクリスタルのラージスクエアバックルでよりモダンにリモデル。ロジェ ヴィヴィエの芸術性をシンプルに表現した。
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    映画「昼顔」を撮影中のカトリーヌ・ドヌーブ。トレンチコートの足もとに、メタルバックルのパンプスが印象的。
文・久保田梓美
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