【本日公開!】『夜空はいつでも最高密度の青色だ』、きっと心に残る映画です。

2017-05-27 10:00
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    監督は「舟を編む」の石井裕也さん
  • 発売中のBAILA6月号では、俳優の池松壮亮さんのインタビューを掲載中!
    その池松さんが主演している映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』は、本日5月27日全国公開です。
    池松さんが演じたのは、東京の建設現場で働く慎二という青年。夜の街で偶然出会った美香と、不器用ながらも、純粋に、そして必死に恋をする、ラブストーリーです。

    この2人の共通点は、現実生活のなかでの漠然とした憂鬱さや、将来への不安を抱えた「東京に生きる若者」であるということ。
    私たちも、日々テレビで流れる不穏なニュースに、または毎日の仕事に、ふと、「これからどうなるんだろう......」、「このままで、いいのかな」という気分になることってありますよね。
    そんな、私たちの世代が感じている不安を描いている映画なのですが、私が好きだったのは、観たあとに”きっと、いいことがある”と明るい予感を抱けたこと。
    うまく言葉では言えないけれど、「きっと、大丈夫」「一生懸命生きよう」と思える映画です。

    いまの「東京の街」をリアルに切り取っている映画でもあります。ロケ場所は主に新宿と渋谷で、ゲリラ撮影も多かったとのこと。震災後からオリンピックに向けて刻々と変わっていく東京を、記録している映画ともいえるかもしれません。頻繁にはさまる風景の映像も、美しいんですよ。
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    『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(最果タヒ作、リトルモア刊)
  • ちなみに、この映画の原作は、小説ではなく詩なんです。
    詩をもとにした映画って、珍しいですよね。
    映画と同名の詩集を書いたのは、最果タヒさん。1986年生まれで、バイラ世代の方です。

    「都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。
    塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。
    夜空はいつでも最高密度の青色だ。」
    (「青色の詩」より)

    この言葉は、映画中にも出てくるのですが、他を読んでいても、
    「好き」、「生きる」、「愛する」、「死ぬ」といった普段私たちが使うような語彙で書かれているのに、すごく心に刺さってくる詩ばかり。
    はっとさせられて、大事にとっておきたいような力のあるフレーズがページをめくるたびに必ずみつかる、そんな詩集だなとも思いました。

    本のカバーデザインもきれいで、私は自宅の本棚に、表紙が見えるようにして飾っています♪

    ぜひ、映画から詩へ、詩から映画へ、広がる世界をこの週末は感じてみてください!
    そして、発売中のBAILA6月号のインタビューでは、池松さん自身がこの映画と詩に対してどう感じたのかをたっぷりお聞きしています。
    お読みくださいね!!

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    池松壮亮さんのインタビューを掲載! BAILA6月号、好評発売中!
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