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日本の「働き方」は変わっていくのか? について考えた日曜の午後

「ワーク アンド ライフ」。働くママたちはもちろん、これから結婚や出産を考える人も多いバイラ世代にもとても関心の深いキーワードではないでしょうか。当事者としてつい「働きながら子育てをする女性」の視点で考えがちだったワークライフバランスについて、深く考えさせられた講演会のことを少し。
日本の「働き方」は変わっていくのか? について考えた日曜の午後_1
この講演会では、元NHKクローズアップ現代キャスターの国谷裕子さんをはじめ、「イクボスアワード2016」でグランプリを受賞したP&Gの鷲田淳一さん、企業の変革をデザインする「チェンジウェーブ」代表の佐々木裕子さんなどが登壇。3時間にわたって働き方やダイバーシティについてディスカッションするとても内容の濃いプログラムでした。
「ダイバーシティ」(多様性)という言葉は最近よく耳にしますが、働く女性だけでなく、男性だってもっと家庭のことを大事にしたいと思っている人がいる。子育てをする人だけではなく、プライベートを大事にしたい人、ゆくゆくは親の介護だってしっかりと関わりたいと思っている人・・・・・それぞれの多様化する優先順位を認め合って働くためにはどうすればいいのか。そういう視点が大事なのだと気づかされた3時間。
日本の「働き方」は変わっていくのか? について考えた日曜の午後_2
こちらのグラフでは、既婚者の男性だって、「家庭を優先したい」と思っている人が増えていることを示しています。でも実際には「職場で子育てがあるから帰りますといいにくい」雰囲気の人がほとんどで、理想と現実がかけ離れていることがわかる結果に。
日本の「働き方」は変わっていくのか? について考えた日曜の午後_3
「家事育児時間の夫婦格差」は欧米などの先進国が妻が2倍、なのに対して日本は「6~7倍」。男性の長時間労働が結果的に妻の就労意欲を喪失させ、離職につながっている現実が浮き彫りに。P&Gの鷲田さんの、管理職の立場として、自身も子育てに積極的に関わることを大事にしながら、いかに多様な部下が活躍できる働き方を実現させていったかの体験談もとても興味深いものでした。「そうはいっても、会社の風土や上司の考えが変わらないとどうにもならないのでは?」。誰もがそう思います。でもこれは企業がこれから取り組んでいかなければいけない問題。そこを動かすには私たちの意識も変える必要があるのかな・・・・そんな風に感じました。
小さなことからでも、まずやってみる。そんな働き方改革や未来の働き方についてグーグルが立ち上げた「women will」というプロジェクトもとても興味深いもの。「18時以降の会議は原則禁止」「帰社時の『すいません』禁止」など各方面から寄せられた「明日からできる10のアイデア」もなるほど~と思うものばかり。ぜひチェックしてみてください。(編集きっこ)

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