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カマンベール☆はる坊さんに聞く! “いい人”やめてどうですか?

『わたし、いい人やめました』で“いい人”から抜け出すためのトライ&エラーを漫画にしたカマンベール☆はる坊さん。カマンベールさんが経験したことでわかった気づきの数々と、貴重なアドバイスを聞いてきました!

Q1. “いい人”をやめて気づいたことは?

★意外と誰も気にしない

前の上司は細かく報告を入れないといけなかったので、新しい上司になってからも、頼まれてもいないのに細かく報告を入れたり、空気を読んで言動に気をつかったり。今までまじめすぎるほどまじめに仕事をしてきました。あるとき、その「言われてもいない報告や気づかい」をサボってみたんです。そしたら…何も変わらなかった(笑)やるべきことをきちんとやれば、何も言われない。むしろ、そこが大事。今まで見当違いなことを頑張っていた自分に気づきました。

★言葉にしないと相手は気づかない

夫婦関係で学んだこと。思っていることは言わないと伝わらない! と「自分にも相手にも」言い続けた結果、お互い良好な関係に

★仕事では“いい人”で損することも!?

すぐに機嫌が悪くなる、感情的な人が職場に。「大人なのにどうなの?」と思っていたがその人に頼みづらい仕事は“都合のいい人”へ回る。だから、感情を出す人ほど自分の仕事に集中でき、会社の中では評価されていることも!

Q2. “いい人”をやめるきっかけは?

世の中に“KY”という言葉が出現して以来、「浮いた存在になりたくない」「嫌われたくない」「社会から見捨てられたくない」という気持ちを強く持つ人が増えたような気がします。結果、社会批判を気にしすぎるあまり、社会のルールに沿って、その場の空気に合った〝都合のいい人"を演じてしまう。私自身がまさにそうでした。学生時代はそんなに意識していなかったのですが、大人になり、社会人になり、周りから「空気を読んだほうがいいよ」と言われ…。それを「そういうものなのか」「それが大人になるということなのか」と素直に受け入れ、気づけば、自分の意見や感覚を押し殺すように。

そのストレスが積み重なっていることに気づいたのが32歳のころ。今作で語る“いい人”とは“社会にとって都合のいい人”のこと。自分より周りを気にしたり、周囲の意見が自分の意思だと思い込んでいたり。曖昧だった社会と自分の境界線をはっきりさせる、それが私の“脱・いい人”の第一歩になりました!
カマンベール☆はる坊さんに聞く! “いい人”やめてどうですか?_1

Q3. “いい人”をやめてよかったことは?

自分の意見が言えるように。
とにかく「楽」になりました!
グッと我慢して言えない、言葉にできない、反論できない。今まではとにかく「言葉にする」のが苦手だったのですが。それは本作にも描いたように、練習で克服できることを身をもって経験。
同時に、今までちゃんと社会人をやってきた常識ある大人が、気持ちや感情を言葉にしたところで、そんなに角は立たない! 過去の自分を振り返ると「恐れすぎていたな」って思います。
BAILA2月号では心理カウンセラー・心屋仁之助さんに聞く“いい人”からの脱出方法を紹介しています。書店やコンビニで見かけたらぜひ手にとってみてくださいね。
取材・文/石井美輪

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