ときどき無償に恋しくなる異国の味。そんな時はひと口食べるだけで脳内トリップできるお店へGO! 今回は、辛さの中にマジカルな美味しさが潜む本格派タイ料理店「バーン・メイ」と、日本人が描く“憧れの台湾”を具現化した「押競満寿(おしくらまんじゅ)」をご紹介。
【タイ】バーン・メイ
辛さの中にマジカルな美味しさが潜む本格派

辛いけどウマすぎる! 名物トムヤムヌードル
隠れ家のようなタイ料理店。料理上手な一家で育ったナコーンナーヨック県出身のメイさんが、迎合しない本場の味で勝負。ランチは水を使わずココナッツミルクで煮込むカレーやラープ(ゆで肉のハーブあえ)、麺類など約7種。どの料理にも野菜やハーブ、現地から仕入れる刺激的な辛さの唐辛子を贅沢に用い、手作りにこだわる。媚びない美味しさと温かい人柄にファンに!
干海老や炒ったピーナッツ、ワンタン入りでうまみ広がる「トムヤムサクラ麺」¥1700

鮮やかな美味しさ! 「グリーンカレー」¥1400

料理が大好き! 本場の味を召し上がれ 店主メイさん

DATA
東京都目黒区鷹番3の6の16 3F
営11時~15時(14時15分LO)、18時30分~21時(20時40分LO)
㊡火曜
※予約はLINE(@itw2125c)またはFacebookのメッセンジャーにて。夜はおまかせコースのみ、前日までに予約を
【台湾】押競満寿(おしくらまんじゅ)
日本人が描く“憧れの台湾”を具現化

屋台のようなオープンキッチンから届く、しみじみごはん
プロデュースを「Little Nap COFFEE」の濱田大介氏、台湾生まれのりてこさんがフードディレクションを担当。料理のテーマは“日本人の味蕾に寄り添う、台湾の家庭の味”。電鍋で煮込むルーロー飯、手作りの豆乳スープ、「のはら農研塾」の有機栽培米で炊くおかゆ、五味五色に富む副菜……。刺激や油分を極力抑えたメニューは、うまみが際立ち、心身にしみ入る。
日替わりの副菜3種とスープつき「ルーロー飯セット」¥1100

野菜やザーサイ入りの「豆乳スープ&揚げパン」¥750

DATA
東京都渋谷区元代々木25の5 1F
☎03(6804)7256
営9時~17時(喫茶14時~)(火~木曜)18時~21時30分
㊡月曜
@osikuramanju.hachiman
撮影/山下みどり 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2023年1月号掲載