SNSでも大人気の料理家・管理栄養士、長谷川あかりさん。簡単でおいしく、体に優しい“ご自愛ごはん”のレシピを月2回ご紹介いたします。第22回のレシピは、季節の変わり目で体調を崩しやすい今の時期にぴったりな「長芋とたまご、海苔の中華粥」です!
長芋とたまご、海苔の中華粥
今回ご紹介するのは、海苔や山椒の和の香りに癒される、ほっこりおかゆレシピ。
「形が残る程度に叩いた長芋は、おかゆにほどよいとろみを与えるだけではなく、ホクホク食感も楽しめて一石二鳥。たまご入りでたんぱく質も補えます。
時間はかかりますが工程は少ないので気持ち的にゆったり作ることができますし、ひとくち食べたら『つくってよかったなあ』と心から思えるはず。やさしくて温かい料理です」
材料&作り方はこちら!
材料(2人分) 所要時間/約45分
米 1/2合 ※洗わないので気になる方は無洗米を使用してください
長芋 150g
太白ごま油 小さじ1と1/2
湯 800ml
卵 1個
海苔 全形1枚
塩 小さじ1
粉山椒 適量
① 長芋の皮を剥き、軽く叩く
長芋は皮を剥いて袋に入れ、形が残る程度に軽く叩いておく。湯をわかしておく。
② 米を炒め、湯を加えて弱火で煮込む
鍋に太白ごま油を弱めの中火で熱し、米を炒める。
米が透き通り、少し白っぽくなったら湯を一気に注ぎ、ひと混ぜしたら蓋をして弱火で25分煮込む。
③ 長芋、溶き卵、海苔を加えて煮込み、塩で味を調える
長芋と溶き卵、海苔を加えひと混ぜしたら、再び蓋をして10分煮込む。塩で味を調えたら器に盛り付け、粉山椒を振って完成。
完成! 長芋とたまご、海苔の中華粥
「季節の変わり目で、なにかと体調を崩しやすい秋。秋は台風などの影響で気圧も変動しやすく、自律神経も乱れがちです。そんな今の季節におすすめなのが、消化吸収に優れ、体の芯から温まる栄養満点のおかゆ。もしかしたら『おかゆなんて風邪の時以外食べたことがない』という方もいらっしゃるかもしれませんが、生のお米からつくるおかゆのおいしさを知ったら、きっとハマるはず。手作りのおかゆで、心と体を調えましょう」
献立:プラスワン副菜 「小松菜とザーサイのさっと炒め」で栄養バランス&彩りアップ!
「緑黄色野菜の副菜をプラスすることで、主菜だけでは足りない脂溶性ビタミン類を補給。ザーサイの塩気と旨味が効いています。おかゆにトッピングして食べるのもおすすめです。」
副菜:「小松菜とザーサイのさっと炒め」(2人分) 所要時間/約10分
①小松菜1/2袋は食べやすい長さに切り、ザーサイ30gは粗く刻んでおく。
②フライパンに太白ごま油小さじ1を中火で熱し、ザーサイを軽く炒めたら小松菜と料理酒大さじ2を加えて蓋をし、1分ほど蒸し焼きにする。
③蓋を開け、強火で混ぜ合わせながら水気を飛ばしたら火を止める。味を見て、足りなければ塩で調えて完成。
次回もお楽しみに!
\長谷川さんのレシピ動画もYoutubeで紹介中!/
■長谷川さんは、BAILA CHANNELにも登場してレシピを披露してくれています!長谷川さんのトークも楽しく、野菜の下ごしらえのコツなどもよくわかって大人気。こちらからぜひチェックしてみてください。
『なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん』をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。2022年11月29日に、初のレシピ本『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』(KADOKAWA)を出版。