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絶対楽しい・絶対フォント感のススメ

 「若い雑誌の編集部だとみんなゴシック体で話している感じだけど、バイラは大人の編集部なので、皆さんの言葉が明朝体って感じですね」と他編集部から異動してきたマフユが言った時、面白い子だな~と思いましたが、みなさんはどのくらい”フォント”を意識していますか?

編集者たるもの、すべてのフォントを見分けられるんでしょ?と思われているかも(?)しれませんが、普段雑誌で使用するフォントが限られていることもあり、恥ずかしながらそこまで詳しくはありません。でもやっぱり文字デザインを見るのは好き。同じ文言でもフォントが違うだけでガラッと雰囲気が変わるのって、面白いですよね。ちなみに私は昔から「古印体」に心がざわつきます。「世にも奇妙な物語」と聞くと浮かぶあの、おどろおどろしい書体。子供の頃、祖母の家の近くにあった銭湯の店名がこの古印体で書かれており、「あそこ怖いから行かない」と言って泣いたのがトラウマなのかもしれません。おそるべしフォント。バイラでは使う機会がありませんが、いつか夏のホラー特集をやるときにでも使いたい…。同業他社の友人は、好きな「大江戸勘亭流」で名前を書いてシールにし、いろんなところに貼っていました。

と話はそれてしまいましたが、誌面をデザインする上でイメージを伝えるためにも、フォント力を身につけたいな~なんて思っていたところ、ありました、ピッタリの雑誌が。
絶対楽しい・絶対フォント感のススメ_1
「絶対フォント感」とは、すどさんという方のtweetから広まったコトバ。
文字を見た瞬間に書体を見分け、名前を言い当てられる能力を指す「絶対フォント感」。この月間MdNの公式サイトで公開されているページから抜粋すると、(以下抜粋)

絶対フォント感とは、高速道路をドライブ中に、現在はヒラギノ角ゴシック体が使われている道路標識にまぎれて、かつての日本道路公団標準文字(通称、公団ゴシック)で書かれた標識があるのを見つけ、「『霞』のあめかんむりが省略された形が攻めているな」と比較・分析してしまう能力を指す。

って、なになにすごい。ちょっとハードル高すぎるぞ。と一瞬躊躇しましたが……特集のひとつひとつのコンテンツがとっても面白いんです。「書体には”家族”がいる、とはどういうこと?」「さまざまな明朝体の”味わい”を感じる」「文字の”余白”と”リズム”で雰囲気の違いを感じる」など、惹かれるパートタイトルが満載。

テレビのテロップや道案内の標識・看板、ふと入ったレストランのメニューや、憧れのブランドロゴ。感じがいいなと思った人の名刺や大量に届いたダイレクトメール。普段目にするすべての文字デザインの、誰かが意図して(もしくはなんとなく)選んだフォント。雑誌内にも書かれていましたが、気付かず通り過ぎてしまうものが、意味を持って情報として飛び込んでくるということは「新しい世界が見えてくる」ということ。それってとっても……面白い!

他誌ですが、興味があればぜひ読んでみてください。付録の小冊子「絶対フォント感を身につけるためのフォント見本帳2016」(約180P、ずっしり)も保存決定! 「”ななキュンのうた”フォント、カタカナの『ン』が可愛すぎ!」「今度”まあるいせかい”で子供の名前を書こう」などいろいろ考えちゃって、ずっと見ていても飽きません。(やまみ)

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