今回は最近出会ったお気に入りの香りをご紹介します。

それはathletia（アスレティア）のオードパルファン LOST IN THE CROWD。

ブランド初のフレグランスです。

アスレティアは「クリーンビューティー」の考え方に基づき、人と社会、自然への影響を配慮したスキンケア＆ライフスタイルブランド。

サステナブル、エシカルといったコンセプトを美容を通してライフスタイルという視点から体現する新ブランドとして2020年に誕生。

独自の循環型農園で育てたアシタバやシソなどの自然由来成分を使用、環境に優しいリサイクル素材の容器を採用するなど、サステナビリティを重視した製品づくりが特徴で、バイラ編集部にもファンが多いんですよ。

肝心の香りですが、もともと調香技術を得意とするアスレティアだけあり、期待を裏切らない素敵な香りなんです。

なんと香料の90％以上を天然植物精油で構成しているそうで、初めて手に取ったとき、「こんなのは初体験！」と軽いショックを受けました。

どう表現したらよいかわからない、不思議な不思議な深みのある香りなのです。

ブランドのサイトを見てみたら〝生きている植物の青臭さや土の香りを鮮やかに感じさせる精油をふんだんに用い、しっかりと根を張るような芯の強さや生命力を感じる香り〟との説明が。

配合されているのはベルガモット、レモン、ナツメグ、エレミだそうで、甘さや華やかさはないけれど、なんか自分の内面にまで香りが届いている、と思えるのです。

肌につけているのだけれど、実は心にこの香りをつけているような感じ、といえばいいでしょうか。

でもそこには秘密が…。

このフレグランスの鍵となっているのが、「1-ドデカノール」。

ヒトの精神的回復力（レジリエンス）を向上させる可能性を秘めたヒューマンセント成分（肌が持つ香りの成分）なのだそう。

この「1-ドデカノール」の影響なのか、朝、身支度を終えて、仕上げにLOST IN THE CROWDをつけると、「さあ、今日も充実した一日にするぞ」と前向きになれるんです（本当です）。

香りだけではなく、フレグランスらしからぬ（？）素朴なルックも気に入っています。

日本の職人さんがひとつひとつ作っているというガラスのボトルは、手仕事ならではの少しいびつなところが味わい。そのボトルをスタンドに逆さに立てて置くのですが、スタンドが紙（FSC認証紙）でできていているというのも新鮮です。（ちなみに紙のスタンドも一つ一つカッターで切り出しているそう）

見た目も香りもユニセックスなのでパートナーとのシェアコスメにもお勧めです。

価格は16,500 円 (税込)。

今回は一度に3種の香りがプロデュースされており、私がご紹介した「ロスト イン ザ クラウド」のほかに「アンティル ザ クラウズ クリア」、「トワイライト ヒューズ」という香りもあります。

自分に合った香りを見つけたときって、足に合った靴や熟睡できる枕に出会ったときくらいうれしいもの。

見かけたらぜひ試してみてください♪