春になると、やわらかくて軽やかなベージュが着たくなる。バイラでお馴染みのスタイリスト加藤かすみさんに、老けずに洒落見えする配色や合わせ方を教えてもらいました。今回はベージュ100％から30％まで、割合別に4スタイルを公開！
スタイリスト
加藤かすみ
多くの雑誌、広告などで活躍。色や小物使いでさりげなくトレンドを加味した、大人がリアルに着たいと思えるスタイリングに定評あり。
大人のベージュは“凜と優しい”が理想です
今季は、光沢のあるやわらかなトーン、質感のベージュアイテムが多いように感じます。そんな優しさを内包したベージュこそ、意識的にサンドカラーやカーキ寄りの引き締め効果を備えた色みを選んだり、コーデで可愛いよりもきれいな方向へ導くと、30代以降の働く大人らしい頼れる雰囲気も両立できると思います
【Beige100％】揺れと光のニュアンスでオールベージュをあか抜けさせて
「間延びしたり、地味になりがちな全身ベージュコーデを華やかで女性らしく見せるなら、ドレープ感のある光沢ワンピースを選ぶのが最も簡単！ 春夏らしい軽やかさがアップする、明度の高いサンドベージュがおすすめです。リラックス感がありつつきれいに映えるシャツデザインは、小物次第で平日から休日までフレキシブルに使えます」（加藤さん・以下同）。ワンピース￥47300／カオス表参道（カオス） バッグ￥69300／ギャルリー・ヴィー丸の内店（マリア ラ ローザ） 靴￥35200／エリオポール代官山（ファビオルスコーニ）
【Beige80％】ノーブルなキャメルベージュを味方に最旬シルエットで遊ぶ
「即今年らしい着こなしがかなうから、ぜひ取り入れてみてほしいボリュームワイドパンツ。知的なキャメルベージュを上下で分量多めに使えば、強くならず、ぐんと着やすくなりますよ。中にオーセンティックな白シャツを入れて、トラッドに引き立てたのもポイント」。カーディガン￥16500／ドレステリア 渋谷スクランブルスクエア店（ドレステリア） シャツ￥51700／マディソンブルー パンツ￥22990／ネイヴ バッグ￥133100／ピエール アルディ 東京（ピエール アルディ） 靴￥35200／ベイジュ（ピッピシック）
【Beige50％】おなじみコーデも見慣れた配色も“色み次第”でさらりと味変
「パンツにグリーンみを帯びた今っぽいベージュを選ぶだけで、いつものきれいめフェミニンが新鮮に見違えます。パキッとした白を効かせると、甘さもモダンに」。ブラウス￥17600／ドレステリア 渋谷スクランブルスクエア店（ドレステリア） パンツ￥9990／プラステ ジャケット￥44990／ネイヴ イヤカフ￥25300／マリア ブラック 表参道店（マリア ブラック） バッグ￥165000／J&M デヴィッドソン カスタマーセンター（J&M デヴィッドソン） 靴￥19800／オデット エ オディール 新宿店（オデット エ オディール）
【Beige30％】おしゃれ感度が高い日ほどミニマル配色にこだわって自然体に
「ジャケットをカーゴパンツでハズした高感度なスタイルは、白に淡いベージュをひとさじ加えたほぼワントーンで品よく。よく見ると今っぽいぐらいのさりげなさを意識すると、働く日も含め、日常的にトレンドを楽しめます」。ジャケット￥69300／ebure GINZA SIX店（ebure） Tシャツ￥14300／ロンハーマン（エブール フォー ロンハーマン） パンツ￥72600／マディソンブルー バッグ￥190300／ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 六本木店（ザンケッティ） 靴￥46200／ル フィル NEWoMan 新宿店（ブレンタ）
撮影／嶌原佑矢 ヘア＆メイク／河嶋 希〈io〉 スタイリスト／加藤かすみ モデル／桐谷美玲 取材・原文／榎本洋子〈TENT〉 ※BAILA2023年5月号掲載
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