自分で管理できる服の量を見極め、クローゼットは徹底的に"見える化"。厳選したアイテムを上手に着回せば、毎日の服選びはもっとスマートに。今、着たいものだけに囲まれた、吉村さん流・スマートなクローゼット作りに迫ります!

スタイリスト
吉村友希さん
コンサバにモダンな空気感をミックスし、女性らしく洗練されたスタイルを提案する人気スタイリスト。自宅やコーデルームを整然と保つ独自の整頓ルールにも、その美意識が宿る。
CONTENTS
服に迷う時間が少なくなるだけで日々の生活はもっと快適に!

「服の多さに辟易としていた30代前半。収納ケースの奥には、着る機会が巡ってこない不運な服たちが眠っていました。いざというときにも見つからず、探す手間や労力がとにかくストレスに。そんな状況をどうにか解消したくて、すべてを見渡し把握できる“見える化”を意識してみたんです。思い切って稼働率の低いものを手放してみると、残ったのはワンラックだけ! 身軽になったクローゼットは、服選びをラクにするだけでなく、日々の暮らしにも心地よい余白をもたらしてくれています」(吉村さん、以下同)
働く30代のための吉村さん流・クローゼット管理ルール
出番のない服をため込まない吉村さんが実践している、クローゼットへの意識改革とは? 迷わずスマートな服選びをかなえる秘訣を教えてもらいました。
1.衣替えはせず年中すべてを“見える化”
「ワードローブを一気に見渡せるように、すべてをつるして収納しています。衣替えをしないことで季節をまたいで活用できるほか、買い物の際も合うものをイメージしやすくて。しまい込まずにいつでも目に入る状態にしておくと、シミやシワなど服のコンディションにも目が行き届きます」

2.保管ボックスは持たない
「保管ボックスに収納すると、手持ちのアイテムを把握しきれない上に、奥にしまい込んだものは取り出しにくく、毎日の服選びもひと苦労。そこで、思い切ってボックスを撤去し、すべてを“かける収納”に変更。シワになりにくく、着たい一着を迷わず手に取ることができて快適です」

3.「服は消耗品」。手放すことをためらわない
「“一生モノ”という考え方も素敵ですが、私はその時々の自分が心惹かれるものを大切にしたい派。数年前と今とでは好きなものも、似合うものも変わって当たり前だし、むしろ変わっていてほしいと思っていて。だからこそ、心が動かなくなったものは潔く手放して、新陳代謝を図る。手放すことも、自分を更新するための大切なプロセスだと思っています」

4.定番アイテムこそシルエットを見直す
「“定番=ずっと使える”と思いがちですが、スタンダードなものほど少しのディテールの変化で今っぽくも古い印象にもなり得ると考えていて。写真のフーディも、ワイドスリーブの短丈デザインが、プレーンでありながらさりげなく個性が光るところが好みで最近更新したもの。定番アイテムこそ、こまめな見直しが必要だなと思っています」

5.いるかいらないかは“今、好きか”が判断基準
「ファッションは、“今”を楽しむためのもの。特にトレンド感のあるものは、今季限りと割り切って取り入れることも多々あります。“いつか着るかも!”と残しておくと、アイテムは増えていく一方……。クローゼットは“今の自分”が納得のいくものだけで満たされた、いつでもフレッシュな状態であることが理想です」
吉村さん流・明日から真似できるクローゼット整理テクニック集
軽い⇔重い順に並べる

「Tシャツ→コートのように、軽衣料から順に重衣料へ。同アイテム内は色別にグラデーションさせ、ひと目で見つけやすく配置。スラックスやストールはピンチハンガーでつるすと、シワを防ぎながら取り出しもスムーズに」
ハンガーをすべて統一させる

「ハンガーはすべて『MAWAハンガー』に統一。同じものなら出し入れ時もスムーズな上、スッキリとした環境を維持しやすくおすすめです。まとめ買いする際は『ハンガー&インテリア TAMATOSHI』で購入」。
【USE IT】

ハンガー/本人私物
バッグもすべて見える化

「日々の装いに合わせて自在に選べるよう、バッグは、“手に取りやすく”がモットー。クローゼットの枕棚に整然と並べてもいいですが、お気に入りの棚にディスプレイして、インテリアの一部として楽しむのもおすすめです」
ベルトやトートはつるして収納

「ベルトやトートバッグは、帰ってきたらさっとかけるだけのフック収納を採用しています。服を選ぶ流れでサブアイテムまでトータルでコーディネートできる上、収納場所もコンパクトにまとまるのが魅力です」
靴は10足以内にキープ

「靴は汎用性の高いブラックが基本。ショートブーツや筒太のロングブーツ、サンダルなどデザイン違いをそろえてスタンバイ。アクセントになるシルバーや淡色スニーカーも加え、限られた数でも幅広いスタイリングに対応」
アクセサリーもスタメンを見える収納に

「細かく、絡まりやすいアクセサリー類は、収納にもひと工夫。『GIGI』のアクセサリーボックスを活用し、それぞれに定位置を設けています。ひと目で手持ちが把握できるので、重ねづけのイメージもふくらみ、スタイリングもスムーズに」

出番は少ないけれど大切なアクセ類は保存袋で酸化を防止
ワンラックでも回る吉村さんの私服パパラッチ
《Day1》リースに回る日
デザイン性の高いフーディにハーフパンツとブーツで旬感を高めて

フーディ SACRA
Tシャツ…AURALEE
シャツ…AP STUDIO
パンツ…AMOMENTO
バッグ…INÈS BRESSAND
靴…NEBULONI E.
《Day2》リサーチやロケハンの日
ブルーシャツとスラックスでキリリとほどよくラフさもさし込んで

シャツ…AP STUDIO
カットソー…AP STUDIO
パンツ…Whim Gazette
ベルト…Oblada
バッグ…THIRD MAGAZINE
チャーム…LENK
靴…NEBULONI E.
《Day3》女友達とごはんに行く日
甘いレースをひとさじ効かせていつもの装いを華やぎムードへ

ボディスーツ…H BEAUTY&YOUTH
ワンピース…H BEAUTY&YOUTH
カーディガン…SACRA
バッグ…SAINT LAURENT
靴…SHISEI
《Day4》展示会巡りの日
歩く日はシルバーのフラットを相棒に。流行の赤はトーンを落として無理なく

カーディガン…SACRA
パンツ…Whim Gazette
コート…AURALEE
ショルダーバッグ…STAUD
トートバッグ…Atelier September
靴…SHISEI
《Day5》近所にお出かけする休日
淡いトーンのレイヤリングは異なる丈感を重ねてリズミカルに

コート…AURALEE
フーディ…SACRA
Tシャツ…THIRD MAGAZINE
スカート…BIRROT
バッグ…JIL SANDER
靴…EYTYS
きれいな状態にすることで稼働率は上がるから【吉村さんのケアグッズLIST】
“3点セット”を見える場所に常備

「圧倒的なスチーム量で愛用している『スチームワン』のハンディー衣類スチーマー『KARL XL』と、毛玉取り『Anti-lint sha ver』。『カインズ』のカーペットクリーナーのミニは服のホコリ取りに最適」/本人私物
Tシャツ類は着用前に必ずアイロンがけ

コードレススチームアイロン NI-WL710(オープン価格)/パナソニック
油シミに効く繊維製品シミ抜き剤

ドライソルビー 420cc ¥1980(オープン価格)/ブランドケアオンラインショップ(オザワ工業)
シューズやバッグ革製品のクリーニングに

スペシャルクリーナー 220g ¥1815/東邦金属工業
撮影/山根悠太郎〈TRON〉 ヘア&メイク/YUMBOU〈ilumini.〉 スタイリスト/吉村友希 取材・原文/松井亜里沙 ※BAILA2026年11月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。






















































