“ちょっとした更新”でおしゃれを楽しむ時代の今、いちばんの目新しさのカギを握るのは「色」。今季は色の幅が広がり、よりおしゃれに進化したブラウンの中から注目カラーをピックアップします! スタイリスト加藤かすみさん&エディター伊藤真知さんがおすすめするニューブラウンは「ココア」&「カーキ」。
スタイリスト 加藤かすみさん×エディター 伊藤真知さんの《この秋必要な“新しいブラウン”って?》
エディター 伊藤真知さん
本誌をはじめ数々の女性誌で活躍するエディター。等身大のリアルなコーデやまねしたくなる着こなしセオリーで、私服スタイルも人気。昨年、初のスタイル本を刊行。
スタイリスト 加藤かすみさん
表紙やファッション特集を数多く手がける人気スタイリスト。センスと理論に基づいた着こなし術にはファンも多く、「かすみさんのコーディネートは売れる!」は定説。
トーンが広がった!二人の注目“ニューブラウン”で 女っぽく
ひと味違ったブラウンだからこそ、色の持ち味を知り、その方向性に合わせたアイテムを選んで着ることが、“ニューブラウン”攻略への第一歩という二人。主役のカラー以外は多用せず、ワントーンでさらりと楽しむくらいが、女っぽくておしゃれ見えに。
「やわらかさ」を生かす“ココアブラウン”
Kasumi's POINT
「どちらかというと淡くクリーミー。ココアというネーミングのとおり、甘めでまろやかなブラウンは、茶色の重たさや渋さが苦手なフェミニン派にも使いやすい」
Machi's POINT
「色の持つやわらかさを生かしコーデも奇をてらわず、甘めに。全体がボンヤリとしないように質感のあるレーススカートや白小物をきかせてメリハリを」
まだまだ残暑厳しい9月は、着心地涼しく見た目は秋、な薄手のブラウンニットが活躍。「薄手&ノースリなのに寒々しく見えないのも、温かみのあるココア色のおかげ。バングルやチェーンバッグの繊細でクールな輝きが、大人っぽさにひと役買ってくれています」(伊藤さん)。ニット¥15000・カーディガン¥17000/ルージュ・ヴィフ ラクレ ルミネ新宿店(ルージュ・ヴィフ) スカート¥35000/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット) バッグ¥46000/フルラ ジャパン(フルラ) リング¥24000・バングル¥27000/ジ アナザー ミュージアム(アルティーダ ウード)
こなれた「辛口」が楽しめる“カーキブラウン”
Kasumi's POINT
「ミリタリー感が強いカーキも上品なブラウンと混ざることでお仕事にも使いやすい一色に。スニーカーとも相性抜群ですが大人は少しきれいめ仕上げを」
Machi's POINT
「ほどよい辛さがこなれて見せてくれるので、きれいめな服でこそ取り入れたい色。カジュアルが得意なブランドで探すのも、“いい色”に出会えるコツです」
ともするとボーイズライクなカーキのパンツが都会的に映るのも、ブラウン混だからこそ。「とはいえカジュアルに転びがちな色ではあるので、トップスには女性らしさが高まるボウタイブラウスを。こちらもグレイッシュなベージュを選び上下のトーンを合わせたほうが、シックで素敵に仕上がります」(加藤さん)。パンツ¥27500/シンゾーン 表参道店(ザ シンゾーン) ブラウス¥21000(ウィム ガゼット)・靴(別注)¥31000(デイト)/ウィムガゼット ルミネ新宿店 ピアス¥69000/エスケーパーズオンライン(ソフィーブハイ) バッグ¥53000/アルアバイル(ア・バケーション)
撮影/YUJI TAKEUCHI〈BALLPARK〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/ヨンア 取材・原文/伊藤真知 構成/内海七恵〈BAILA〉 ※価格表記のないものは本人私物です ※BAILA2020年10月号掲載
【BAILA 10月号はこちらから!】