聴きごたえ充分! クラシック音楽のコンサートが楽しい

アートに触れるにはもってこいの秋。クラシックのコンサートのプログラムも充実。サントリーホールへヴァイオリンソロと壮麗なオーケストラ、それぞれ趣の違うコンサートを聴きにサントリーホールへ。


巨匠ですが、見た目はとってもチャーミング
まずはずっと生の演奏を聴いてみたかったヴァイオリニスト、イツァーク パールマン。映画「シンドラーのリスト」のバイオリンソロを弾いていたり、オバマ前大統領の就任式でも演奏したり。御年72歳、まさにクラシック界のレジェンドです。すっと心にしみ込んでくるような美しい音色。ヴェートーヴェンの傑作「クロイツェル ソナタ」は、今まで何度も聞いていますがほかの誰とも違う、深みのある演奏でした。そして、当日、パールマン本人がその場で楽譜をピックアップして弾いてくれる小品の数々も素晴らしかったです。
指揮はヴァレリー・ポリャンスキー
続いてロシア国立交響楽団。「ロシアのオケは管楽器の鳴り方がすごい」、とクラシックに詳しい友人から聞いていて、一度聴いてみたいと思っていました。うっかり選んでしまった演目がチャイコフスキーの三大交響曲連続演奏!3時間!(笑)ちょっとハードル高かったかな、と少し後悔したのですが演奏が始まるとあまりのド迫力にすっかり引き込まれました。特に4番の最終楽章の金管楽器のファンファーレ。「いったい何人で演奏してるんだ??」と思わせる圧倒的な響き、けれど繊細さもあり。。。すごかったです。途中、チェロの首席奏者の弦が切れ、舞台上で付け替える、なんてハプニングもあり、これもライブの醍醐味だなと少し得した気分でした。冬にかけても規模の大小問わずいろいろなプログラムがあるはず。ぜひ生で聴いてみてください。(副編N)

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