紫外線が気になりはじめるこれからの時期、手遅れになる前に早めの準備を! まず何よりも死守したいのが、顔。「パウダーUVはいつ使うの?」「外出する少し前に塗ったほうがいいってホント?」など、UVケアにまつわるモヤモヤに美プロ3人がお答えします。
教えてくれたのは
医師 貴子先生
松倉クリニック代官山 院長。肌悩みを解決する的確なアドバイスがバイラ世代に絶大な人気。無類のコスメ好きでUVにも精通。
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん
エステティシャンの経験を生かし、お手入れ法を指南。『水井真理子の寄り添い美容』(集英社インターナショナル)が評判。
美容ジャーナリスト 小田ユイコさん
美容記者として長年にわたりUVコスメの進化やテクノロジーを取材。毎年、新作UVを試しまくり、ジャッジしている。
Q.顔への塗り方のコツってある?
A.適量を守りハンドプレスでなじませて
量が少ないと塗りもれの原因に。顔全体に広げたあとは手のひらでハンドプレス。何度ものばすと、肝心の頰や鼻など焼けやすい顔の高い部分が薄くなってしまいます。(水井さん)
Q.塗り忘れやすいところって?
A.額の生えぎわ、フェイスライン、首の後ろなど
顔の中心はしっかり塗るのに、額の生えぎわやフェイスラインを塗り残し、日焼けしてしまっている人が多いんです。首の後ろ、デコルテ、二の腕の裏、足の甲も忘れずに。(水井さん)
Q.パウダーUVはいつ使う?
A.日中気になったときのお直し用に便利です
朝はクリームやジェルタイプのUVでしっかりまんべんなくつけておき、パウダーUVは仕上げやお直し用に。ポーチに入れて持ち歩いて。(貴子先生)
エトヴォス ミネラルUVパウダー
紫外線吸収剤フリー。高いUVカット効果で、日中効果的にUVお直し。トーンアップ効果も。SPF50・PA++++ 5g ¥2800
Q.スプレーUVをまんべんなくつけるコツは?
A.顔から20cmほど離したところからふんわり
顔に近すぎるとまんべんなくつきにくいので、少し離すのがコツ。ボディも腕なら焼けやすい手の甲から肩まで吹きかけて。顔もボディも最後は手のひらでなじませるひと手間を。(水井さん)
ラフラ エッセンス UV ミストクール
ひんやり爽快なスプレーUV。天然の日焼け止め、ラズベリーシードオイル配合。SPF50+・PA++++ 100g ¥1800
Q.外出直前より、少し前に塗ったほうがいいってホント?
A.関係ありません!直前でもよいのできちんと
角層になじんでからのほうが防御力が高まるという説もあるようですが、大切なのはもれなく塗れていること! 直前でもいいのでしっかり均一に塗りましょう。(貴子先生)
Q.塗り直し方がわかんない!
A.汗を押さえてから。顔はクッションファンデが便利
水や化粧水で湿らせたコットンなどで汗を押さえてから塗り直しを。UV効果のあるクッションファンデをトントンとなじませると、ムラなく直せます。(水井さん)
クラランス ブライトプラス ブライトニング クッションファンデーション
薄づきのリキッドがピタリと密着。紫外線、大気汚染から肌を守り、抜けるような透明肌に。SPF50・PA+++ 全4色 ¥6000
Q.朝、起き抜けから塗ったほうがいいって聞いたんですけど…そこまで?
A.窓越しの日差しが気になるならなるべく早くUVを
富士フイルムの調査によると、朝の9時台に10分足らず紫外線を浴びただけでも、UVAによる乾燥は始まってしまうそう! 通勤時はもちろん、ベランダで洗濯物を干すときはUVケアを。(小田さん)
撮影/李 哲 イラスト/ユリコフ・カワヒロ 取材・原文/小田ユイコ 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2020年4月号掲載
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