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30代は働く服に何を求めている?〈バイラ世代4人のケーススタディ〉

働き方の多様化に伴って、働く服をめぐる状況も複雑に。バイラ世代4人に、働く服に求めることやお金をかけるところなど、どんな変化があったのかをリサーチ。自分が気持ちよく仕事をするために合理的な選択をし、無理のない「働くおしゃれ」を楽しむ姿が見られました。

無理はしないけど、きちんと好印象。自分が納得した服で気持ちよく働きたい

普段どんな服で働いている?

きれい色のトップスとフレアスカートを組み合わせることが多いです。クライアントの社風によって、きちんと具合を足し引きしています。

働く服は以前と変わった?

変わった!
独立する前の職場はラフな服装が主流。週5で服装を考える面倒さも相まって、適当に選んでいました。

働く服の割合は?

勤務形態は?

週4日勤務のうち2日は出社
出社先はクライアントのオフィスで、それ以外は自宅で作業しています。

お金のかけどころは?

ピアス&ネックレス
大切な商談など気合を入れたい日はヴァンクリーフ&アーペルを愛用。

お悩みは?

コロナ禍で太り、パンツが似合わなくなってしまったこと。ひざ下のフレアスカートや、きれいな印象のマキシ丈スカートに頼りっぱなしです。

働く服に求めることは?

人事部での勤務経験を生かしてコロナ直前に独立。クライアントである企業のイメージを損なわないこと、面接する志望者に威圧感を与えないことを第一に、清潔で親近感のある着こなしを心がけています。コロナ後は様々な変化を補うため、服装をより考慮するように。リモートの際は襟にディテールがあるブラウスやパールのネックレスを取り入れて表情を明るく見せるなど、工夫を重ねるうちに、おしゃれの楽しさを再認識。数少ない出社日はコーディネートを考えるだけでワクワクし、仕事のモチベーションにつながっています。

普段どんな服で働いている?

トップスかボトムのどちらかで色や柄を取り入れるのがマイルール。春はプリントシャツや華やかな色のカーディガン×フレアパンツ率が高め。

働く服は以前と変わった?

変わった
前職はラグジュアリーなファッションブランド。自社製品を着ていた当時と比べると、だいぶカジュアルに。

働く服の割合は?

勤務形態は?

主な業務は撮影のためのリース対応。商品は社内の金庫に保管しているため、リモートワークは困難。

お金のかけどころは?

上質なアイテム
特にニットなどは着心地のよさを重視。結果、長く愛用できるので。

お悩みは?

年齢を重ねてミニスカートが似合わなくなり、コーディネートのバリエーションが激減。エレガントなスカートスタイルに憧れつつ、着こなす自信がなくて挑戦できずにいます。

働く服に求めることは?

服を選ぶときに大切にしていることは、気分が上がるかどうか。なんだかやる気が出ないな〜と感じる日は、しっくりこないアイテムを着ていたりして。服のせいだ!と(笑)。明るい色や柄物をまとっているだけで元気が出るので、1点は必ず取り入れるようにしています。ちなみに最近よく着るのはグリーン。華やかさもトレンド感も出て一石二鳥です。服装の規定はありませんが、社外の人と会う日はラフになりすぎないよう注意。通勤時は基本スニーカーが多く、オフィスにヒール靴をストックして履き替えています。

普段どんな服で働いている?

タンクトップにシャツを羽織り、テーパードパンツや裾が広がりすぎないひざ下スカートを合わせるのが定番。色物はトップス一択です。

働く服は以前と変わった?

少し変わった
新人時代は全身ファストブランド。着こなしというよりも、アイテム一つひとつの質が上がりました。

働く服の割合は?

勤務形態は?

週によって3〜4日出社
ネイリストを兼業しており、ネイルサロンに週2日出勤しています。

お金のかけどころは?

ジャケット
クライアントとの急な打ち合わせ時も、羽織るだけでサマになります。

お悩みは?

着回し企画のように様々な組み合わせに挑戦したいけど、うまく決まらない。色もシルエットも偏っていて、マンネリの一途をたどっています。

働く服に求めることは?

事務作業が多い印象を抱かれますが、実は外出がとても多いんです。急ぎの用件も多く、移動手段はもっぱら事務所の自転車。一にも二にも動きやすいことが大事なので、パンツ&スニーカー率が高めです。パンツは伸縮性がマストで、脚長効果も兼ね備えたテーパードがお気に入り。移動で汗をかくため、汗ジミになりにくい色や通気性のよさも意識しています。仕事の後に友人と会う日は、機能性よりもおしゃれを重視。大きなトートの代わりにミニバッグ&サブトートを2個持ち、足もともヒールだから、すぐ同僚にバレます(笑)。

普段どんな服で働いている?

出社日はシンプルなカットソーにパンツ、ジャケットがスタンダード。カジュアルな印象のハイネックや露出度の高いVネックは避けています。

働く服は以前と変わった?

あまり変わらない
リモート日だけ、ジャケットなしで働くように。カメラONの打ち合わせもカットソーやニット一枚です。

働く服の割合は?

勤務形態は?

リモートと出社の半々
お客さまとの商談や対面での打ち合わせがない日は在宅作業です。

お金のかけどころは?


長年愛用しているトッズのフラットシューズは6足持っています。

お悩みは?

ジャケットが必須なので、真夏の外出はとにかくしんどい。インをノースリーブにし、お客さまと別れた瞬間にジャケットを脱いでいます(笑)。

働く服に求めることは?

男性の割合が圧倒的に高い不動産業界。スーツ姿の男性と並んでも浮かぬようジャケット&パンツがお決まりです。ジャケットは形や色、素材でバリエーションをつけて、着こなしの偏りを回避。ネイビーや淡いピンクなど、毎シーズン約6着を着回すから、トップスは万能なモノトーンや淡いトーンでそろえています。以前は仕事と休日の服を完全に分けていたけど、出社日が減ってからはオンオフ両方で着られるものを選ぶように。最近は休日のTシャツやスニーカーとも相性のいい、ツイードジャケットとカラーパンツを買いました。

イラスト/green K 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2022年6月号掲載

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