くすみや初シミなどお肌の曲がり角を実感中の30代に、美肌先輩たちが口をそろえて「透明感は“30代からの積み重ね”で手に入る」と断言。美容ジャーナリスト安倍佐和子さんは日焼け肌を美徳としていた20代を経て、今は自身の肌としっかり向き合ったケアを行っているそう。
美容ジャーナリスト 安倍佐和子さん（59歳）の場合
「透明感は年齢じゃない、生き方で生み出されるもの」
クレンジングを見直し、ブライトニングケアをルーティンに。ストレスをためない生活でクリーンな肌を実感
「人生のイベントが多い30代。丁寧なケアで肌も心もほぐして」
20代までは、日焼け肌全盛期を過ごした安倍佐和子さん。「30代も仕事に追われて吹き出ものがずっとできていました。40歳になって、UVケアをはじめとするコスメの進化のおかげで、あきらめていたサーフィンやスキーも楽しめるように。ブライトニングケアはやはり積み重ねが大切。化粧品のテクノロジーにも興味を持ってどう効くのかを理解し、自分の肌との相性を研究。ときどきはプロの手を借りても。透明感は表面だけのものではなく、内側からわき出るもの。ストレスフリーでクリーンな肌と心を意識してみてください」
38歳の頃
【すること貯金】
・ブライトニングケアは“ルーティン”に
・コスメとの信頼関係を築くこと
・自分の肌をよく観察し、個性を知る
【しないこと貯金】
・洗顔のしすぎ。特に朝の洗顔
・代謝の低下を放置すること
・ストレスや悪い縁は遠ざける
安倍さんの「透明感貯金」ヒストリー
《20代》“日焼け肌が美徳”時代。肌を焼きにリゾートへ
引き締まって見えてカッコイイとばかりに、日焼け肌がもてはやされた時代。「ファンデーションもいいものがあまりなく、“塗ると老ける”と思って、極力塗らない毎日。30代前半まで透明感と無縁の生活をしていました」
《30代》トレンドの変化と技術革新で“美白”信仰の時代へ
1990年代後半から“美白”ケアコスメが続々登場。「ケイト・モスなどのスーパーモデルが超人気。ベージュメイクが流行して透明感のある肌っていいね、という風潮に」
そのときに一世を風靡したコスメのひとつが、ヘレナ ルビンスタインの「フォース Ｃ」
20年後に進化して登場。3種のビタミンCが時間差で働き続け、澄み切った肌に。フォース C.3 50㎖ ￥24200／ヘレナ ルビンスタイン
《40歳》最新の日焼け止めを味方にサーフィンを始める
仕事に追われていた30代を経て、余裕が出てきた40歳。「サーフィンやスキーも復活しました。外で開放的になるのが何よりのストレス解消。最新の日焼け止めとコスメが強い味方に」
汗や皮脂、摩擦にも強いスーパーウォータープルーフ。普段の洗顔料で落とせるのも魅力。アリィー エクストラUV フェイシャルジェルN SPF50+･PA++++ 60g￥2310（編集部調べ）／カネボウ化粧品
《40代》日々“目＆手”で自分の肌を観察しながらケア
40代はキャリアが確立し、精神的にも肌も安定。「ターンオーバーを遅らせないようにときどき角質ケアコスメも投入。手と目で肌を観察し、必要なケアをプラスするように」
肌タイプで選べる6種の角質ケア化粧水。写真は乾燥～混合肌用の2。クラリファイングローション2 200㎖ ￥3850／クリニーク
《50代》進化し続けるコスメを理解して肌に効かせる
日本のコスメの研究力は世界一。「この製品がどうやって生まれたかを知るともっと好きになり、さらに肌が受け入れてこたえてくれます。キレイの可能性は止まらないのです!!」
30代におすすめの透明感コスメ
「今、透明感は内側からわき出す時代。30代にあったら飛びついてた！」（安倍さん）
ランコム ジェニフィック アドバンスト N
「菌活という発明！自らの透明感を引き出してくれる」
独自複合成分が美肌菌の働きを高めて、ダメージをケア。1本使い切る頃には、活力がみなぎる健やかな肌へ。30㎖ ￥11000
コスメデコルテ ホワイトロジスト ブライト コンセントレイト
「内側からにごりがなくなって肌レベルがアップ」
美白有効成分のコウジ酸が、メラノサイトにアプローチし、メラニン生成を先回りで抑制。（医薬部外品）40㎖ ￥16500
ポーラ B.A ライト セレクター
「AI搭載のUVケアなんて目からウロコ！」
紫外線や近赤外線から守りながら、肌の潤い力を高める“赤色光”のみ肌に取り込むことに成功。SPF50+･PA++++ 45g ￥12100
美容ジャーナリスト
安倍佐和子さん
出版社勤務を経て美容エディターとして活躍。自身の凜としたクリーンさと、鋭くも美しく綴る言葉に業界内にもファン多数。
（安倍さん）ブラウス・ネックレス・リング・ピアス／本人私物
撮影／出牛久美子（物）、寺田茉布（人） ヘア＆メイク／藤本 希〈cheek one〉 イラスト／いいあい 取材・原文／黒木由梨・小内衣子〈PRIMADONNA〉 構成／菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2021年6月号掲載
Baila Channel
