晴美のファッション愛をひもとく連載。今回は、2026年サマーからピエールパオロ・ピッチョーリを迎えた新生「バレンシアガ」にフォーカス。もともと好きだったブランドに、今、再び心を動かされているという晴美。新たなフィルターを通して描かれる、優雅で余裕を感じさせるフェミニティへの思いを語る。
BALENCIAGA(バレンシアガ)
優雅で余裕を感じさせる新生バレンシアガに憧れます
完成された美しさと自分らしさが一枚でかなうコートとジャケットが本命
バレンシアガのコクーンロングコート

「体を包み込むような丸みがありつつスレンダーに見えるロングコートは、360度どこから見ても隙なくきれい。いつか手にしたいと願わずにいられない憧れの一着です。端正な美しさを宿した構築的なシルエットに、クチュールの技を感じます。印象をぐっと洗練させてくれるニュアンスたっぷりのブラウンの色みもたまらないですね。やわらかさのあるコートに、緊張感のある黒のポインテッドトゥハイヒール、そのコントラストも大好きです」
コート¥1090100・バッグ「HG AVENUE」(18×24×10)¥434500・ピアス¥57200・靴(11)¥207900/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)
バレンシアガのラウンドジャケット

「旬のレザーを女性らしく着たい。そんな気持ちにマッチした、ドレスとしても着られるジャケット。オーバーサイズブルゾンとタイトスカートを合わせたようなドッキングデザインと、襟元や裾についたジップのアレンジで、雰囲気がガラリと変わります。クールにも色っぽくも楽しめる、計算されたバランスにほれぼれ。上質なラムスキンで仕立てられているのも贅沢です。とにかくソフトで、オールレザーとは思えないほどの肌なじみと着心地のよさに感動!」
ジャケット¥1883200・バッグ「LE CITY」(24×38.5×15)¥434500・ピアス¥57200・靴(11)¥207900/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)

佐藤晴美
今回着た2着は、フォルム美や上質な素材感、ひと目で伝わる完成度の高さに惹かれるのはもちろん、着てみて初めてわかる奥深さがあるんです。体のラインを美しく引き立てて、たたずまいそのものを特別なものにしてくれる。さらに、襟を立てたり、ファスナーを開閉したりして、自分なりに表情チェンジできるのも面白くて。完成された服なのに、着る人によって完成形が変わる。着るたびに新発見と高揚感をくれそうな奥行きに真価を感じます。
撮影/Ian Lanterman ヘア&メイク/廣瀬浩介〈UM〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/佐藤晴美 取材・文/榎本洋子〈TENT〉 ※( )内の数字は、編集部で計測した(高さ×幅×マチ) およびヒールの高さで単位はcmです ※BAILA2026年11月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。
























































佐藤晴美
ピエールパオロ・ピッチョーリの新コレクションを見て感じたのは、ブランドが持つ“芯の強さ”の表現がよりしなやかになったこと。ストリートからエレガンスへとムードが広がり、今の自分の気分にもぴったりフィットしていて……。実際に袖を通してみると、リッチなたたずまいからは想像できないほど軽やかで、心地いいんです。モードなのにベーシック派の私にもすっとなじむ、その絶妙なバランスにすっかり魅了されました。