スタイリストから大人気のメガネブランド「EYEVAN」のPR荒川奈緒さんに、素敵にメガネをかけるためのコツを教えてもらいました。「きりっとした印象にしたい」「やさしげにしたい」など印象を操作したいときはメガネのある部分を見て決めれば良いのだそう。メガネをかける日用のメイク術もあわせてチェックして。
教えていただいたのは
EYEVAN PR 荒川奈緒さん
センスのよさと折り紙つきの品質で、バイラの誌面にほぼ毎号登場するほどスタイリストから絶大な支持を集めるメガネブランド。荒川さんは、プレス業務に加えて店頭での接客も長年担当している。
Q1.メガネをかけるときつく見られがち。やわらかい印象にするには?
A.目じり側のデザインに注目! 曲線がカギ
「テンプルがレンズの少し低い位置についているとフロント上部の両端がたれ目ぎみになるため、やさしい印象になります。角の少ないラウンド型やボストン型がおすすめです」(荒川さん)¥40000/アイヴァン PR(アイヴァン)
Q2.顔をぼやけさせずにきりっとした印象にするには?
A.まっすぐラインがポイント
「テンプルがレンズの高い位置についていると、フロント上部の両端が平らになり、顔が締まります。ウェリントン型がいちばんおすすめで、濃い色を選ぶとさらに効果的です」(荒川さん)¥44000/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285)
Q3.目と目の距離が近い、もしくは離れている場合はどうすればいい?
A.まずはレンズと目の理想バランスを知ろう
「メガネをかけたときに目がレンズ幅の真ん中かつ、レンズの中心点よりやや上側にあるのが理想的です。ブリッジの長さはメガネによって変わるので、自分にちょうどいいものをたくさん試着して見つけましょう」(荒川さん)
Q4.レンズの度数が強くて目が小さくなるのが悩みです…
A.小さめフレームを
「目が小さくなるのは避けられませんが、小さめのフレームを選べば、フレームの中の余白が狭くなるため相対的に目の小ささが目立ちにくくなります」(荒川さん)
Q5.メガネを試着するときに気をつけることはありますか?
A.全身が映る大きな鏡でチェックして
「メガネをかけたら顔だけでなく全身を確認しましょう。服のテイストに合っていることも似合うメガネの必須要素です」(荒川さん)。鏡から離れても見やすいように、コンタクトをつけて買いに行くのも手。
Q6.肌になじみやすいべっ甲柄が好き!会社で浮かないものを選ぶコツは?
A.濃い部分と薄い部分の差が少ないものを
「べっ甲柄は色の濃淡の差があまりないほうがカジュアルになりにくいです。似た印象ですが、べっ甲柄ほど柄がはっきり出ていないブラウンのマーブルタイプもおすすめです」(荒川さん)
色の差が少ない
べっ甲柄やブラウンのマーブルのフレームは、色が薄いところがあるため単色のフレームよりも肌なじみがいい。¥8000/ジンズ
【番外編】ヘア&メイク 佐川理佳さんに聞きました
メガネをかける日のメイクQ&A
Q1.アイメイクは普段より濃くするべき? 薄くするべき?
A.足し引きのバランスが大事
「メガネ自体に存在感があるセルフレームならアイメイクは控えめに、きゃしゃなメタルフレームなら手抜きに見えないようにしっかりめにするのがいいと思います。全部盛りすぎると老け見えの危険がありますし、逆に全体的に薄いと地味に見えたり疲れて見えたりするのでバランスが肝心です」(佐川さん)
Q2.メガネをかける日のリップを素敵に塗るコツは?
A.塗り方を工夫しよう
「色は人によって似合うものが変わるため、意外と大事なのがどう塗るか。リップもバランスが大事なので、メガネをかけてリップを塗ったときに全体が濃いと感じたら、ティッシュオフしてなじませたり、ワントーン明るいグロスを重ねて軽い質感にしたりすれば、同じリップでも調節できます」(佐川さん)
Q3.ファンデーションのヨレが気になる…
A.初めから薄く塗っておくのがベスト
「特にメガネが当たる部分は、下地だけにしてかるくルースパウダーをのせる程度でいいと思います。もしファンデを薄くするのに抵抗があったり、普通に塗った部分がヨレてしまったりしたら、スポンジでなじませて、またルースパウダーをのせましょう」(佐川さん)
撮影/中野佑美 ヘア&メイク/佐川理佳〈TRON〉 スタイリスト/小川ゆう子 モデル/絵美里 構成・原文/松井友里〈BAILA〉 ※BAILA2020年2月号掲載