【ユニクロ 読む試着室】着るだけで季節感アップ！「コットンリネンシャツ」が大人の余裕を演出してくれる

ライターが「今使える！」と思った、ユニクロ（UNIQLO）の優秀アイテムを紹介する連載「ユニクロ 読む試着室」。読者が実物を手に取ったのと同じくらいにアイテムのよさやディテールが伝わるよう、サイズなどを編集部独自に調べ、細部の写真多めでご紹介します！　

シャツは年間を通して使えるアイテムですが、実は「春夏らしいシャツ」って、意外と持っていない人も多いのでは？　素材が厚かったり、色味が秋冬っぽかったり、シルエットが重たかったり……。そんななか、ユニクロの「コットンリネンシャツ」（￥2990）は、まさに“着るだけで春夏の空気感が出せる”名品です。

「襟つきだからきちんと感が必要なシーンでも使える」「ほどよいハリがいい」「ブカブカで着られるのが今の気分にマッチ！」というクチコミもあるなか、実際のところは？　では早速見てみましょう。

今回レビューするのは、コットンリネンシャツのブルー、Lサイズ。シンプルなデザインがとにかく使いやすい、これからの時期にぴったりなリネン生地のシャツに注目しました。

素材の表示を見ると、生地は57％綿、43％麻。季節感をコーデで取り入れるのに大切なことの一つが、生地感です。コットンとリネンをブレンドした生地は見た目も軽やかで、着心地もさらっと涼しい。見ただけで「涼しそう」「清潔感がある」と感じられます。ナチュラルな風合いも魅力で、着ている人自身をどこかやわらかく、こなれて見せてくれる効果もありそう！

リネンなどの天然素材を使う服はお手入れが大変な印象がありますが、こちらはマシンウォッシャブル。自宅の洗濯機で洗うことができるので、汗ばむ季節もガシガシ着られますね。

ただ洗濯にはコツがあるようで、公式サイトには「洗濯機で洗う際は、水温20～40度、脱水時間は短めに設定します。（乾燥機は使用不可）脱水後はすぐに取り出します。干す前に軽く手でシワを伸ばします。風通しの良い日陰や室内で自然乾燥させます。」と記載があります。

次に透け感チェック。薄く軽い生地なので写真のように日に当てると光を通しますが、編み地が密なのでインナーが響くことはあまりなさそう。以降で紹介する着用写真では、黒のブラトップを中に着ているので、響き具合が気になる方はそちらも見てみてくださいね。

今回ピックアップしたのは、ここ最近トレンドでもあり、これからの時期にぴったりの爽やかなブルー。色みのあるカラーの中でも比較的落ち着いた色合いなので、色ものをコーデに取り入れるのが苦手な人もトライしやすいカラーだと思います。

ボタンはホワイト。生地のブルーになじむ色が選ばれていて、余計なコントラストが出ないのが◎。また、これでボタンが大きかったらデザイン性が出てしまいますが、さりげない仕様なのでコーデを左右しにくく、オフィス用などキレイめなコーデにも合わせやすいと思います。

コットンリネンシャツは、カジュアルラフなコーデはもちろん、通勤など、どんなシーンにも取り入れやすい素材感とシンプルなシルエットが魅力です。

一見クラシックなデザインではありますが、じつは２ウェイ仕様。襟元にあるボタンはデザインではなく、実際に閉じて襟の雰囲気を変えることができるんです。閉じた「レギュラーカラー」はより露出が控えめになり、きちんとした雰囲気になりますね。

また、どちらの場合も襟は小ぶりで主張しすぎないサイズ感なので、顔まわりがすっきり見えます。襟が大きいとちょっとやぼったく見えることもありますが、このシャツはほどよく抜け感あり、です。

地味に便利な胸ポケットは、ユニセックスアイテムということもあり、少し大きめの作りです。

現在取り扱っているコットンリネンシャツのカラーバリエーションだと、ブルーのほか、ホワイト、ベージュ、オリーブ、ネイビーがあります。ホワイトは真っ白ではありますが、リネンの風合いが白のパキッとした色みをやわらかくしてくれているので、肌なじみもよさそう。

ちなみに同じ形で無地以外にも、チェックとストライプ柄もありますよ！

店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました！　この後コーディネートでも提案時に着ているLサイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。

※サイズは編集部調べ。ユニクロが提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね！

長めの作り。体型をカバーしたいときにぴったりです。

しっかり余裕があるので、ボタンを留めていても体のラインは拾いません。

Lサイズなので、ボタンをすべて留めたレギュラーカラーにしても首まわりには少し余裕があります。

広めの作り。これによって肩のラインも自然な落ち感で、着たときのシルエットがとにかくキレイ。肩が張って見えたり、妙にたるんだりせず、ストンとした理想的な落ち感です。

長めです。広い肩幅からの延長ということもあり、女性が着るとひじ下が隠れるくらいの袖丈になります。二の腕をまるっと隠し、比較的細いひじ下だけ出るので、着やせ効果がある気がしました。

袖幅も広め。もともとリネンブレンドで肌にくっつきにくい生地ではありますが、さらにゆとりのある袖幅によって、汗をかいても腕の不快感は少なそうと思いました。下写真は、着用時の様子。肩〜袖の長さの参考にもしてくださいね。

男性も着るユニセックスアイテムの場合、なおさらポケットの位置が気になる私。胸のどのあたりにポケットがくるかでボディラインの印象もだいぶ変わると思っています。気になる方は、ぜひ手持ちのアイテムと比較してみてください。

アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか？　パンツとスカートに取り入れるコーデを考えてみました。

定番デザインだからこそ、いろんなシーンで使えるこのシャツ。ということで、“着る”以外の取り入れ方を考えてみました。

普段からユニクロは基本的にウィメンズのMサイズ（ときどきSサイズ）を着ている162cmのライターが、ユニセックスのLサイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。

着用者：身長162㎝

シャツ／コットンリネンシャツ（￥2990）
インナー、パンツ、シューズ／私物
私物以外ユニクロ

シャツのボタンをいくつか外し、襟を抜いて着ると一気にこなれ感が出ます。ゆったりとしたシャツの裾を、前だけインして着てみました。白のワイドパンツとオーバーサイズ気味のシャツを合わせると膨張してしまいそうと思いましたが、靴でキレイめ要素をしっかり入れて、首もとの抜けも意識したことで、スッキリした印象で着ることができました。

着用者：身長162㎝

シャツ／コットンリネンシャツ（￥2990）
ワンピース／リブブラワンピース（￥3990）
シューズ／私物
私物以外ユニクロ

Iラインのスカートやワンピースって体のラインが出すぎてしまうことがありますが、お尻上まで丈があるこのシャツを羽織ればその問題も解決。ビッグシルエットがタイトなスカートとのラインのギャップと相まって「シャツの中も細い」と錯覚させてくれますよ（笑）。

ユニクロの「コットンリネンシャツ」は、着るだけで季節感と大人の余裕を演出してくれる、春夏のスタメンアイテム。1枚でももちろん、カラバリや柄も豊富なので、色違いで2〜3枚持っておくと毎朝のコーデがぐっと楽になること間違いなしです！　ユニクロの春夏の名品、ぜひチェックしてみてください！