シャキッと背すじが伸びて知的に引き立ててくれるシャツは、働くワードローブの最前線に置きたいアイテムの代表格。憧れメゾンからステディブランドまでデザインバリエ豊富な今季、とびきり洒落てて万能に使える“いいシャツ”だけをピックアップ!

1.日常を特別にするハイブランドのシャツ4選
素材も、仕立ても、デザインも研ぎ澄まされ、 それだけで風格をまとえる憧れブランドのシャツ。 永遠のスタンダードだからこそ、自分らしい一枚を見極めて。
JIL SANDER(ジルサンダー)のピンタックシャツ

さらりと一枚で着たくなる華やぎ上手な白シャツ
いつどんなときも凜とした自分を後押しする白シャツに投資するなら、まじめなだけじゃない個性を備えた一着を。狙い目は、1週間をイメージした7着の白シャツを提案する「ジル サンダー」の“7 デイズ シャツ”。中でも、まぶしいほどの清潔感を放ちながら胸元のピンタックが華やかな一着を推薦。やわらかなオールホワイトでまとめれば、この上なく洗練されたたたずまいに。シャツ「THURSDAY」¥170500・スカート¥184800・バッグ¥283800・リング¥57200・靴¥126500/ジルサンダージャパン(ジルサンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)
LOEWE(ロエベ)のラヴァリエールタイシャツ

ハンサムタイと甘色で遊ぶ“今どき”クラシカル
大きめのフロントタック、存在感のあるラヴァリエールタイ、“LOEWE 1846”の刻印が入ったゴールドのカフリンクスなど、往年のクラシックとは一線を画すモードなディテールが光るシャツ。ジャストサイズならではのキレのよさも魅力で、甘いピンクをスタイリッシュに楽しみたい大人の味方に。タイを取り外せばすっきりモダンにシフトして、あらゆる着こなしにフィット。シャツ¥223300・パンツ¥140800・バッグ¥541200・ピアス¥68200/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ)
MIU MIU(ミュウミュウ)の半袖ポプリンシャツ

オールドスクールなムードがたまらなく新鮮
「ミュウミュウ」が発信するスクールガールスタイルの虜になる大人が続出した昨シーズン。その流れを引き継ぐ半袖シャツは、ユニフォームを思わせる懐かしくて新しいデザインにキュンとくる。ミニマルだから、スポーティな小物でハズしたり、デコったバッグで遊んだり、自由気ままに楽しんで。シャツ¥151800・コート¥671000・パンツ¥176000・バッグ¥500500・チャーム(バッグ)¥159400・(シャツ)¥86900・帽子¥100100・靴¥159500(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)
BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)のストライプシャツ

表情豊かな素材と大胆なボリュームで目を引く
冒険心にあふれた“子ども時代”にインスパイアされた今季の「ボッテガ・ヴェネタ」。小さな子どもが親の服を着たときのようにブカッとしたバランスのプルオーバーシャツが印象的な着こなしの要に。リネンとコットンの混紡生地に特殊な技法で染め上げた糸を交織した独特の風合いもまた唯一無二。慣れ親しんだブルーのストライプシャツも、卓越した感性と職人技によってドラマチックに一変する。シャツ¥220000・バッグ¥1331000・スカートパンツ(参考商品)/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)
2.初対面で印象抜群!“好感度ブルーシャツ”3コーデ
これを着回し

小さな襟、ドルマンスリーブ、クロップト丈と今季らしい要素を凝縮。肩ひじ張らない仕事服として活躍しそう。¥33000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)
@新規の取引先へ

スーツの中に仕込んで知性と親しみやすさをアピール
清涼感あるライトブルーのシャツは、初対面の仕事相手に圧なく爽やかな印象を与えるベストアンサー。抜け感あるシルエットのおかげでカチッとしたジャケパンの緊張感も和らぎ、気張らずきちんと見えるのが嬉しい。スカーフで首まわりを盛り上げて、さりげなくフェミニンさもプラスしたい。シャツ¥33000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー) 手に持ったジャケット¥72600・パンツ¥56100/リトルリーグ インク(エブール) スカーフ¥14300/マニプリ ベルト¥9900/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ハァウ) バッグ¥39600/オルサ(オルセット)
@英会話レッスンへ

あらゆる世代に受けのいい品行方正なレイヤード
様々な人が集う習い事へ向かう日も、きちんと見えるブルーシャツが活躍。上品なネイビーカーデで包み込み、優しげで話しかけやすいムードを演出して。ミニマルなデザインのIラインスカートを合わせることでスマートな印象が引き立ち、スクール内で浮かないきれいめスタイルに。シャツ¥33000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー) カーディガン¥25300/ロペ スカート¥44000/オブリオ バッグ¥20900/オルサ(オルセット) ピアス¥19800・リング¥33000/プラウ 靴¥25300/オデット エ オディール 新宿店(オデット エ オディール)
@マッチングアプリの初デート

フレンチシックに味変して大人チャーミングに
クリーンさと気さくさを両得できるインディゴデニムとの組み合わせが、初めましてのデートにぴったり。レディクラシカルなノーカラーのツイードジャケットをラフに羽織れば、大人の甘さ香るデイリードレスアップが完成。シャツ¥33000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー) ジャケット¥94600/リトルリーグ インク(エブール) パンツ¥35200/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) バッグ¥84700/トゥモローランド(ワイワイ) ベルト¥12100/フラッパーズ(レフィエ) リング¥68200/エスケーパーズ アナザーワールド(ソフィー ブハイ)
こちらのブルーシャツもおすすめ!

英国の老舗シャツ生地メーカー「トーマス メイソン」社に別注した上質なストライプ素材を使用。袖のボタンを開けて表情を変えられる。¥49500/インターリブ(サクラ)

淡い色みと優雅な落ち感が柔和で女性らしい印象を後押し。¥49500/サードマガジン(オル)

一枚で決まりがよくレイヤードもしやすいスタンダードなデザイン。¥23100/トゥモローランド(マカフィー)
3.愛嬌アップの“華やか白シャツ”着回し3コーデ
これを着回し

リッチ感と抜け感をいいとこ取りしたリネン素材。たっぷりフリルも甘さ控えめに映えて使いやすい。¥21890/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ)
@社内の業績発表で登壇

リーダーシップを発揮したい日こそ意志のある“白”をまとって
パッと顔まわりが華やいで視線を集めるフリルシャツを春の登壇服に任命。白が持つ凜としたオーラを味方につければ、自信に満ちたたたずまいに。ジャケット代わりに軽やかなジレをプラスして、自分も相手も心地いいきちんと感に着地させて。シャツ¥21890/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) ジレ¥39600/ロペ パンツ¥24200/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店(ヴェルメイユ パー イエナ) バッグ¥94600/ユナイテッドアローズ 丸の内店(ストラスベリー) シングルピアス¥48400/エスケーパーズオンライン(エルナン エルデス) リング¥440000/トーカティブ 表参道(トーカティブ)
@取引先との会食

シックな店内に映える可愛げクラシカルな装いで
コサージュつきジャケットやツヤ感のあるIラインスカートを合わせて、いつもよりちょっぴりドレッシーに引き寄せて。愛らしい白フリルシャツを軸に、モノトーンでクラシックにまとめると品よく決まる。ジャケットは力まず肩かけくらいがちょうどいい。シャツ¥21890/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) ジャケット¥30800/メゾンスペシャル 青山店(メゾンスペシャル) スカート¥50600/エストネーション(コラム) バッグ¥28600/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店(テンドレッセ スタジオ) ピアス¥25300/アルアバイル(ラグバグ)
@女子会で話題の店に

トレンドの赤を効かせて遊び心あふれるきれいめコーデに
今どきのおしゃれに身を包みたい女子会デーは、可憐なフリルブラウスにウィンドウペンチェック柄のタイトスカートを合わせてレディライクにふりきっても素敵。ホワイトとレッド、潔く2色だけでまとめると統一感が加わりすっきり大人顔に。あえてノージュエリーで引き算すれば、日中のオフィスワークに見合うバランスをキープできる。シャツ¥21890/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) 手に持ったカーディガン¥37400・スカート¥25300/ロペ バッグ¥77000/オブリオ(マエストソ) 靴¥12100/ル タロン 有楽町マルイ店(ル タロン)
こちらの白シャツもおすすめ!

エアリーなフリルネックブラウスは、シルク混ならではの上質感。¥27500/ロペ

細かなフリルとピンタックをあしらいロマンチックに。¥33000/トゥモローランド(ヌキテパ ブラック フォー トゥモローランド)

デコルテ美が際立つセーラーカラーが新鮮。モダンでさりげない華やぎがどんな職種にもマッチ。¥31900/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー)
4.“洒落感ベージュシャツ”3コーデ
このベージュシャツを着回し

上質なリネン素材を贅沢に使い、軽やかながらリッチに着映える。一枚でも重ねてもサマになり、着こなしの幅が広いのも優秀。¥47300/カオス表参道(カオス)
@退社後ショッピングへ

光沢スカートで盛り上げたスタイリッシュなMIXコーデ
ドライなリネンのベージュシャツにツヤっぽいナロースカートでコントラストをつければ、シンプルな合わせでもこなれ感たっぷり。緩急のあるシルエットがスタイルアップにもつながり、颯爽とショップクルーズする姿も絵になる。モザイク柄のパンプスやカラフルなサブバッグで遊び心を添えフレッシュに。シャツ¥47300/カオス表参道(カオス) スカート¥25300・手に持ったジャケット¥46200/カデュネ プレスルーム(カデュネ) 柄バッグ¥25300/マニプリ レザーバッグ¥53900/エルディスト ショールーム(プンティ) 靴¥83600/ネブローニ
@カジュアルなランチミーティング

リラクシーなワイドパンツ合わせをノーブルなワントーンで格上げ
同僚とのランチミーティングに、上下ゆるっと抜け感のあるコンビがお似合い。そんなリラクシーな着こなしも、ニュアンスのあるベージュトーンのおかげでぐんと大人っぽく見違える。ゴールドのジュエリーを散らし、女性らしさと都会的な空気を添えて。シャツ¥47300/カオス表参道(カオス) パンツ¥35200/コンテ 青山店(コンテ) ピアス¥179300・リング(人さし指)¥275000・(中指)¥165000・(薬指)¥242000/トーカティブ 表参道(トーカティブ) 靴¥25300/ロペ
@後輩との1on1面談

ヘルシーで旬度満点なジャケットスタイルで憧れの的に
ジャケット×キュロットの高感度セットアップは、シャツを仕込んできちんと感を補強。ベージュをなじませる新鮮なテクに、ワンランク上のセンスがのぞく。そこにメガネで知的さをもうひと盛りして総仕上げを。こんなキリリとしているのに今っぽい、バランスのとれたおしゃれこそ素敵先輩の証。シャツ¥47300/カオス表参道(カオス) ジャケット¥55000・キュロット¥27500/アナイ バッグ¥60500/トゥモローランド(別注ヴァジック) ピアス¥22000・リング¥35200/プラウ メガネ¥26400/フラッパーズ(ブリース)
こちらのベージュシャツもおすすめ!

コンパクトながら、カフまわりが細くなっていて袖が少しフワッとするのがポイント。¥59400/マディソンブルー(マディソンブルー)

肩パッド入りのモード感ある一枚。ほどよいボリュームショルダーで誰もが着やすい。¥30800/ガジェス

比翼仕立てのすっきりとした身頃と甘めなボリュームスリーブが好バランス。¥29700/カデュネ プレスルーム(カデュネ)
撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/佐藤晴美 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 撮影協力/SIX WAKE ROPPONGI、BOATRACE振興会 ※BAILA2025年5月号掲載