秋口にさっと羽織れるものから、真冬まで頼れる本格ダウンまで、ユニクロには暖かさの異なるアウターが豊富にそろっています。
そこで今回は、身長162cmの30代ライターが、気になるアウター8型をすべてMサイズで試着! 実際に着てみて暖かいと感じたレベルの順に、着心地やデザイン、防寒につながる機能まで詳しくレビューします。

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「パフテックコンパクトベスト」¥4990

まずは、今回の8型の中で最も軽やかに取り入れやすかった「パフテックコンパクトベスト」。袖がないベストタイプなので、肌寒くなり始めた時期に一枚プラスするのにちょうどよく、秋の早い時期から出番がありそうです。
薄手ですっきりしていますが、中綿にはユニクロの「パフテック」を使用。髪の毛の約1/5の細さを含む中空繊維が空気をたっぷり含むことで、軽さと暖かさを両立しています。水分や湿気に強いのも特徴で、「こんなに薄くて軽いのに意外と暖かい!」という着用感にも納得。
実際に着てみても、中綿入りなのに着膨れして見えにくく、今回のブラックならキレイめなワイドパンツにも自然になじみました。袖がないので腕まわりがもたつかず、ニットやスウェットの上から気軽に重ねられるのもベストならではです。

さらに便利なのが、襟を内側に折り込んで留めるとVネックに変えられるところ。ジャケットなどの襟元から見えにくくなるので、気温が下がったら防寒用インナーとしても活躍します。今季は縁にパイピングが加わったことで、一枚で見せて着たときにもよりサマになる印象。秋から冬まで、着方を変えながら長く使えそうです。
「パフテックコンパクトジャケット」¥5990

ベストの軽さは魅力だけれど、腕まで暖かさが欲しい。そんなときに選びたいのが「パフテックコンパクトジャケット」です。
こちらも中綿アウターとは思えないほどすっきり。肩や身ごろが必要以上にふくらまず、カーディガンに近い感覚で羽織れます。今回着たネイビーも相まって、スポーティになりすぎず、キレイめなワイドパンツとの相性も◎。

「パフテックコンパクトベスト」と同じくパフテックを使用し、内側のスナップボタンを留めれば襟元をVネックに変えられる2WAY仕様。薄手ながら袖まで中綿が入るので、ベストでは腕の寒さが気になってきた頃にちょうどよさそうです。上からさらにコートを羽織りやすい厚みなので、季節が進んでもインナーとして使えます。

そして今回、ベストとの違いとしてとくに目に留まったのがポケット。フロントにパッチポケットがしっかり見えることで、いわゆる「インナーダウン」感が薄まり、一枚のアウターとしても着やすくなったと感じました。秋はアウター、冬はコートの中へと、こちらも気温に合わせて役割を変えられる一枚です。
「パフテックジャケット」¥6990

ここからは、上の二つよりも、一枚でしっかりアウターとして着たいときに頼れるゾーン。「パフテックジャケット」は暖かさが一段増しつつ、着たときの見た目は意外なほどすっきりしています。
身ごろには中綿のふくらみを感じますが、ボリュームが出すぎず、着ても全身が重たく見えません。首元まで覆えるスタンドカラーも含め、「本格的なダウンを着るほどではないけれど、薄手のはおりでは寒い」という時期にかなり使いやすそうです。

中綿にはこちらもパフテックを使用。さらに表地は2枚の生地を織り合わせた二重織素材で、針穴がなく雨や風が入り込みにくいつくりになっています。フロントもファスナーの上からスナップボタンで覆えるので、正面から冷たい風が入り込みにくいのも嬉しいところ。袖口もゴム仕様です。
こうした防寒仕様がありながら、見た目には機能性アウターらしいゴツさが出にくいのが好印象。今回選んだホワイトならスポーティさも和らぎ、顔まわりまで明るい印象になりました。暖かさは欲しいけれど、着膨れはできるだけ避けたいキレイめ派にも取り入れやすい一枚です。
「パフテックパーカ」¥7990

同じパフテックでも、上の「パフテックジャケット」よりさらに包まれるような暖かさを感じたのが「パフテックパーカ」。ダイヤ型のキルティングにフードが加わり、見た目にも冬アウターらしさが増してきます。
前半のコンパクトなアイテムに比べると肩や身ごろにゆとりがあり、中にニットを重ねやすそう。それでいて極端なオーバーサイズではなく、ドロップショルダーと丸みのある裾が作るシルエットも可愛い! ワイドパンツを合わせても、アウターだけが大きく見える感じはありませんでした。

暖かさの面でとくに印象に残ったのがフードです。実際にかぶってみると想像以上に深さがあり、顔まわりをすっぽりカバー。風が強い日など、いざというときにこの深さが頼りになりそうです。ジャケットと同じく表地には二重織素材が使われ、袖口もゴム仕様なので、冷たい風が入り込みにくいつくりになっています。

さらに今季より、パフテックシリーズはすべて収納袋つきになり、持ち運びやすくなったのもポイント。また、袋の底面にはフックがついており、中身を引き出して取り出しやすくなりました。これだけアウターらしい見た目でコンパクトに収納できるなら、普段使いだけでなく旅行の防寒着としても重宝しそうです。
「パデッドユーティリティショートジャケット」¥7990

暖かさに加えて、アウターそのもののデザインも楽しみたいなら「パデッドユーティリティショートジャケット」。ダイヤ型のキルティングとコーデュロイの襟の組み合わせにトラッド感があり、今回の8型の中でもファッションアイテムとして存在感のある一枚です。
ほどよくゆとりはありつつ、丈が長すぎないので全身のバランスはすっきり。中にニットを重ねても窮屈になりにくそうです。ベージュのボディにブラウンの襟という配色も秋冬らしく、シンプルなボトムを合わせるだけでも着こなしに表情が出ます。

そして、ぜひ注目したいのが大きなポケット。フラップを開けて上から使えるだけでなく、横からも手を入れられる2WAY仕様になっています。横から手を入れる部分の内側はフリースになっているので、寒い日に手を入れたときにも暖か。バッグを持たずちょっと出かけたいときにも便利そうです。
また、フロントはファスナーの上からスナップボタンで覆えるため、冷たい風が入り込みにくいのも嬉しいところ。しっかり中綿が入った暖かなつくりながら、いかにも防寒着という見た目ではないので、機能性と普段のおしゃれを両立したい人におすすめです。
「リバーシブルダウンショートジャケット」¥12900

ここからはいよいよ、真冬を意識したダウンアウター。「リバーシブルダウンショートジャケット」は、着た瞬間にこれまでの5型よりふっくらとしたボリュームがあり、しっかり暖かさを感じました。

中綿に使われているのは、フィルパワー750+のプレミアムダウン。フィルパワーとは羽毛のふくらみ具合を示す数値で、高いほど空気を多く含み、少量でも高い保温性を発揮します。さらに表地には冷たい風を防ぐ防風フィルム入り。袖口はリブ仕様、裾にはドローコードがついているので、暖かな空気をキープしながらすき間から入り込む冷気も防ぎやすく、実際に着たときの包まれるような暖かさにも納得です。
そして何より可愛いと思ったのが、この丈感! 身ごろや袖にはダウンらしいふっくらとしたボリュームがある一方、着丈がコンパクトなので全体が重たく見えません。
さらにリバーシブルなので、同じ一枚でも表情を変えられるのが魅力。今回着たオフホワイトは存在感のあるカラーですが、どちらの面も品よく見えて、キレイめな服にも合わせやすい印象でした。暖かさを優先しながら、ダウンをコーデの主役として楽しみたい人にもぴったりです。
「シームレスダウンパーカ」¥14900

さらに本格的な防寒を求めるなら「シームレスダウンパーカ」。ふっくらとしたボリュームがあり、厚手のニットを中に着込めそうな余裕も充分。着た瞬間から、真冬用アウターらしい安心感があります。
こちらも中綿にはフィルパワー750+のプレミアムダウンを使用。さらに縫い目を減らしたシームレス構造を採用することで暖かさをキープします。防寒性を考えたつくりが、外から見えるボリュームだけに頼っていないのもポイントです。

実際に着てとくに頼もしいと感じたのが首まわり。フードをかぶらなくても襟にしっかり高さがあり、首元まで包まれるので、マフラーなしでもかなり暖かそう。ポケットの内側にもフリースが使われていて、手を入れたときのヒヤッと感を抑えてくれます。

さらに表地には、東レの特殊技術「NANODESIGN™」を採用。生地のやわらかな風合いを保ちながら、高い撥水性も備えています。フロントには雨水が入りにくい止水ファスナーも使われているので、急な小雨など天気が不安定な冬の日にも心強い。今回着たオリーブの細かなチェック柄も新鮮で、防寒性をしっかり確保しながら、街で着たくなるデザインも楽しめます。
「ノンキルトダウンショートコート」¥14900

今回の8型の中で、私が最も暖かいと感じたのが「ノンキルトダウンショートコート」。ヒップがすっぽり隠れる長さがあり、上半身だけでなく腰まわりまでしっかり包まれる安心感があります。

こちらも中綿にはフィルパワー750+のプレミアムダウンを使用し、表地には冷たい風を防ぐ防風フィルム入り。袖口の奥にはリブが隠れていて、外からの見た目をすっきり保ちながら冷気が入り込みにくくなっています。裾もドローコードで絞れるので、丈の長さだけでなく、細かな部分まで暖かさを逃がしにくい仕様です。
ユニクロ公式の暖かさガイドでは、上の二つ「リバーシブルダウンショートジャケット」と「シームレスダウンパーカ」の許容最低温度が−15℃なのに対し、こちらは−20℃。数値だけで暖かさが決まるわけではありませんが、今回実際に着て「8型の中でいちばん暖かい」と感じたことにも納得できました。

それだけ防寒性が高い一方、見た目は意外なほどキレイ。表面にダウン特有のキルトステッチが見えないノンキルトデザインなので、カジュアル感が抑えられています。身ごろは裾に向かってゆるやかに広がるAラインで、袖にもたっぷりとゆとりがあるため、厚手のニットを着込んでも窮屈になりにくそうです。

さらに裾のドローコードを絞れば、Aラインからコクーンシルエットへアレンジ可能。首元のボタンもさりげないアクセントになり、前を閉じた姿まで可愛い! 今回のダークブラウンも上品で、真冬までしっかり暖かく着たいけれど、ダウン特有のスポーティさは抑えたいというキレイめ派に、とくにおすすめしたい一枚です。
デザインだけじゃない! 「暖かさ」もアウター選びのポイントに
今回8型を着てみると、軽く羽織れるものから真冬まで頼れるダウンまで、見た目だけではわかりにくい暖かさの違いを実感しました。アウターを選ぶときは、デザインや自分に似合うかどうかはもちろん、「いつから着たい?」「どのくらいの暖かさが欲しい?」という視点もプラス。お気に入りの一枚を見つける参考にしてみてください。




















































