「読まなくていい空気は読まない」と革命を志すアナウンサーの弘中綾香さん。新しい時代を楽しく生きるための自分コンシャスな処世術とは?
空気は読みすぎない! 人目を気にして一喜一憂するのは時間の無駄

「アナウンサーとしては、みんなが80点をとりに行く場面で、0点か100点の勝負にかける心意気で生きてますね。0点をとったら落ち込むけど、振り切らなかった後悔のほうが大きいので」
予定調和に収まらず、のびのびと振る舞いながら愛される弘中さんは、空気を読んで萎縮しがちな人にとって、気になる存在。
「空気が読めないわけではないけど、四六時中読む必要はないし、読む回数は減らしたい。たとえば締め切り前で必死なときに、先輩が買ってきたお土産の話をしたそうにしていても、スルーしたり(笑)。迷ったときは原点に立ち返って考えます。職場は、いい番組を作るための場であって、人間関係や上下関係をつくりにきているわけではない。パフォーマンスを上げるために何をするべきかに集中して、言うべきことは言うし、読む必要のない空気は読みません」
将来の夢は革命家。安全圏に甘んじずわが道を行くとき、バッシングは怖くないのだろうか?
「不特定多数の人に“弘中はこんなやつだ”と決めつけられてしまったとしても、仕事柄反論できません。どう見られるかは自分でコントロールできないことだから、一喜一憂するのは時間の無駄。他人を気にするより、自分の幸せにフォーカスを当てたほうが健やかでいられます。SNSが発達したこういう時代だからこそ、みんながもっと自分にフォーカスできるような革命を起こせたらいいな」
1年半ほど前から、仕事帰りにジムに寄って筋トレするのが習慣。気持ちを切り替え、よく眠るために欠かせないのだという。
「昨日10回しかできなかったことを、今日11回できるだけで大満足。人と比べなくてもいい。昨日の自分に勝てればいいんです」
ワンピース¥18000/アンクレイヴ ピアス¥24000・リング¥96000/ショールーム セッション(マリハ) シューズ¥23000/ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店(ファビオ ルスコーニ)

弘中綾香 AYAKA HIRONAKA
1991年神奈川県生まれ。テレビ朝日アナウンサー。「ノブナカなんなん?」「激レアさんを連れてきた。」「かみひとえ」など、バラエティ番組を中心に独自の存在感を発揮。ラジオ出演や雑誌連載など、メディアの枠を超えた伸びやかな活動ぶりで注目されている。
撮影/野田若葉〈TRON〉 ヘア&メイク/犬木 愛〈 AGEE〉 スタイ リスト/斉藤くみ 取材・原文/長田杏奈 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2020年8月号掲載
【BAILA 8月号はこちらから!】