女優 大野いとがナビゲート！ 話題のヴィーガンパンのおいしいお店

大好きなパンをほおばるとサウナの“整う”と同じ感覚に

パンへの目覚めは幼少期。実家の目の前に、昔ながらのパン屋さんがあったんです。夕方5時を過ぎるとお買い得になったり、小学生だからとおまけしてもらえたから、毎日のように通っていました（笑）。思い返せば、美味しさはもちろん、子ども時代ってお小遣いも行動範囲も限られているから、その中で“好きなものを選べる自由”にも魅力を感じていたのかもしれません。

パンへの愛は今日までずっと続いていて、仕事が早く終わりそうな日は近くにあるパン屋さんを探して立ち寄り、オフの日なら2〜3軒“はしごパン”することも。あと、グーグルマップで気になるお店を見つけたら、ホームページを見たり、コンセプトや職人さんのこと、ラインナップの内容やパンのフォルムなどを入念に調べ、ワクワクを高めてから向かいます。

「AOSAN」、「ニコラス精養堂」や「コム・ン」など好きなお店はたくさん！ どのお店でも、イートインができる場合は店内で楽しみ、テイクアウトでは食パンやクロワッサンなど、ベーシックなパンを軸に選びます。さらに自宅では「バルミューダ」で温めたパンを作家さんの器にのせ、カフェオレとともに味わう――。すると、心地よすぎて無の境地に……。私にとってパンは“気持ちを整え、幸せにしてくれるもの”なんです。

一つひとつ表情が違うのも魅力♪

素材の魅力がギュッ！ 開放的なムード＆マインドも魅力
多民族・多文化の人々が垣根なく食卓を囲めることからヴィーガンに注目したオーナーが開店。「洒落た空間も素敵だし、食パンやバゲットだけでなく菓子パンまでヴィーガン。パンのうまみのベースになる大豆バターやナッツ類はもちろん、野菜や果物まで安心安全でストーリーのある素材を選んでいるので、“いいものを食べている！”と体が喜ぶのを実感します」

「今日のおすすめ、聞いてみよう」

「季節のカンパーニュとスコーンください！」

「キレドベジタブルアトリエ」「ナチュラリズムファーム」の産直野菜を使った商品も満載。

大野さんがテラス席で味わったのは、スペイン人のシェフが作る野菜たっぷりの週替わり「スープ」￥850と大好きだという「あおさの塩パン」￥340

惣菜系や菓子パンまで！ 100％ヴィーガンベーカリー
昨秋に誕生した卵や乳製品を一切使わないベーカリー。コンセプトは“地球にも人にも動物にもやさしい”こと。国産小麦粉ほか、豆乳やアーモンドミルク、ヴィーガンバター、スーパーフードを巧みに使って革新的な味に。「たとえばクロワッサンの後味はあっさりめだけど、うまみは充分でサクッとした食感も◎。ヴィーガンパンというジャンルが、世の中で定番化しそうです」

ショーケースには、これまで困難とされてきたメニューもすべてヴィーガンで構成したアイテムが「目移りが止まりませんが、お店の名物とズラリ。ほかに季節のフィリング入りの「生ドーナツ」￥420や「コロッケバーガー」￥500なども

「目移りが止まりませんが、お店の名物というクロワッサンやあんバター、生ドーナツをゲットしました。なんて幸せ！」

「購入したら公園で食べることも」

DATE
東京都港区麻布十番2の18の81F
☎03（6809）3230
営10時〜18時
㊡月・火曜