新時代を迎え、みんなのウエディングスタイルはどう変わった? 今の実情を知るブライダルのプロたちにリサーチしました。主流は絆を深める“シンプル婚”、写真がより重視される傾向にあるようです。
深く、狭く絆を深める“シンプル婚”時代の到来!
本当に大切な人と、より親密な時間を過ごす。そんなシンプルな考え方に立ち返る、withコロナの結婚式にフォーカス。
ドレス(レンタル)¥320000・(販売)¥800000/ノバレーゼ銀座(サラ・ノーリー) リング(Pt×DIA 0.79ct)¥1499000・ピアス(Pt×DIA 0.30ct)¥320000/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー)
1.マイクロ婚
究極のシンプルを追求し、パーソナライズされた親密性の高い結婚式にマイクロ婚(ベルべデーレ プランナー 望月実沙さん)
ゲストは30名以下、日本のリゾート地、または自宅で食と空間に贅を尽くす「MicroWeddingbyBelvedere」。先日、Sport&DoResortリソルの森にて家族だけのマイクロ婚を体験したのが下地さんご夫婦。「挙式後はコテージに宿泊して、みんなでアルバムを見たりギターで歌ったり、大盛り上がり。滞在型挙式だったからこそ、両家の仲がとても深まりました」。
2.親誓式
結婚式の本当の意味が問われる今、「親に感謝を伝えること」に焦点を(テイクアンドギヴ・ニーズ ウエディングアドバイザー 有賀明美さん)
従来の形から“深く・濃く”進化しつつある挙式スタイル。そんななかテイクアンドギヴ・ニーズがスタートした「親誓式(しんせいしき)」に注目。大切に育ててくれた親と想いを伝え合い、結婚の誓いを家族に立てるというもの。家族の名前入りプレートの制作、オプションで親への感謝を収めた動画上映など、家族の絆をかたちにする演出が素敵。
問:☎0120-990745
3.Zoom婚
披露宴の様子を生中継! 遠方の方も気軽に招待できると好評です(ノバレーゼ プランナー 河野さん)
ノバレーゼで人気なのが、動画配信サービスを使ったニューノーマルな結婚式。専属カメラマンによる撮影や招待者に料亭の料理をケータリングするサービスも。通常の式からZoom婚に切り替えた清水目さんご夫婦も大満足だったそう。「家族以外はZoomで招待。皆さん目新しい結婚式を楽しんでくれ、結果的に予算を抑えることもできました」。
問:☎03(5524)2288
4.ソーシャルディスタンス婚
開放的なアウトドアで心地よく。安心して楽しめる工夫を随所に(テイクアンドギヴ・ニーズ オートクチュールデザイン 薮下惠子さん)
結婚式=密というイメージを払拭するプランを提案するのがオートクチュールデザイン。人との距離を確保しつつ、センスあふれるレイアウトや野外ならではのアクティビティも楽しめるガーデンウエディングが話題に。オリジナルのリメイクドレスや廃材、余剰花をリユースした装飾、地産地消を促進する料理など、環境への配慮もポイント。
問:☎03(3471)6838
“写真”がより重要に
結婚式を延期したり縮小したりする方が多いなか、記念写真へのニーズが急増中。素敵な写真を残すことで、気持ちもぐんと上向きに!
結婚式前の私服撮影でモチベーションアップ(テイクアンドギヴ・ニーズ広報 酒井美紀さん)
結婚式を延期したお二人が新しい日程に向け、より明るい気持ちで準備を進められるように、と考えられたテイクアンドギヴ・ニーズのエンゲージメントフォト。会場で気張らずに私服撮影をするうち、自然と笑顔に。新たな気持ちで式準備ができるはず。
問:☎0120-990745
データではなく紙で残す素晴らしさを再認識(YUKOWEDDING CEO 黒沢祐子さん)
こんな時代だからこそ、ページをめくるたび思い出がよみがえるアルバム制作がおすすめ。「自然体な姿を写真に収める技術とセンスがピカイチ」と、黒沢さんが信頼を寄せるフォトスタジオ“ユニゾン”をチェック。
〈1枚目の写真〉撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/森野友香子〈Perle management〉 スタイリスト/斉藤くみ モデル/大政 絢 フラワーアレンジメント/終日フラワー char 〈その他の写真〉撮影/さとうしんすけ(物)
取材・原文/榎本洋子 構成/倉田明恵〈BAILA〉 ※BAILA2020年12月号掲載 ※Pt=プラチナ、DIA=ダイヤモンドの略です
【BAILA 12月号はこちらから!】