そんなアラサー世代の友達づきあいについて、産業カウンセラーの大美賀直子さんに取材。「学生時代の友人とはライフスタイルや環境の変化から距離感を覚え始めるのがアラサー世代。これは対人関係の発達的見地からいうと、とても真っ当なことなんです。そもそも友達とのつきあい方は、各年代で異なるのが一般的。13歳から20歳頃まではお互いに考え方も行動も同じな仲間を必要としつつ、仲間との違いから自分らしさを模索します。20代前半には、恋人や親友といった信頼関係を築ける存在を求めます。さらにアラサーの頃になると、個々の人生の成熟を目指し、人との違いをより強く感じるのです」