Team"S"pecial NOSUKEさんインタビュー「最高のチームで働くしなやかなリーダー」

「timelesz project」で話題となったNOSUKEさんにスペシャルインタビュー。バイラ読者と同じ働く30代として描く理想のリーダー像とは？

僕は今、ダンスチームでリーダー的な役割を担っています。
チームは自分より若いメンバーがほとんどで、振り付けをするアイドルやアーティストも年下ばかり。
彼らにとって圧にならないよう、どうやって指導したり情熱を伝えていけばいいのか、葛藤があります。
でもエンターテインメントとしての完成度やゴールは譲れない。
どんな仕事にも、必要な“厳しさ”はあると感じていて。

タイプロでは怖い人って印象を持たれたと思うのですが、あのときはこの業界の厳しさを具現化した“鬼”になろうと決めていました。
チームのために必要とあれば、そんなスイッチも入れます。
でも実はどうしよう？と迷うことも落ち込むことも、ときには後悔することもたくさんあります。

僕が信念としているのは、風通しをよくすること。
相手をよく見て、その人の得手不得手をくみ取り指導する。
ダンスでいうと、カウントだけですぐにリズムや動きを理解する子もいれば、歌詞や歌で理解したい子もいる。
褒めて伸ばすのが合う子もいれば、厳しいほうが、なにくそ！って頑張る子もいる。指導が理不尽にならないようにと、これまでの経験も踏まえて、細部まで見るようになりました。
リーダーは先頭にいるだけで全権を握っているわけではないので、若いみんなに頼る場面もすごく多いんですよ。
いい仕事をしたあとの“多幸感”をみんなにも感じてほしい。
そのためには仕事への熱量が同じになるように、きちんと目線を合わせることが大切なんじゃないかなと思っています。

デイキャンプをしてたき火を眺めたり、山など自然の多いところに行くのが好き。あとはカメラで写真を撮るのも趣味のひとつ。実は写真とダンスって、構成を考える部分が似ていて。ひとつの風景を切り取ったときに、この部分はどう見せたら美しいのかな？というふうに模索するのが面白いです。

う〜ん……。なんだろう。ダンスと運動神経のよさって実は関係がなくて。どちらかといえば、持久力系の運動かな。学生時代からダンスばかりやっていて部活に入っていなかったので得意なスポーツがわからないです（笑）。

美味しいものを食べること！ 僕は白米が大好きなので、肉や魚をおかずにご飯を美味しく食べたいです！ ちょっと贅沢をしたり、サウナや自然の中で瞑想したり、ゆっくりすることも幸せです。

肌を褒めてもらうことが多いのですが……保湿くらいしかしていなくて。ビタミンＣ入りの化粧水と乳液を愛用。あとは16時間空けて食事をするオートファジーダイエットを習慣化。これを始めてから体の調子がよくなりました。

候補生のみんなから、色々なことを学ばせてもらい僕ももっと頑張らないと！と気持ちが引き締まりました。そしてありがたいことに街で声をかけてもらえることが増えました。とても嬉しい反面、まだ慣れず（汗）。表に立つ方々は本当にすごいとあらためて尊敬が深まりました。

ジャケット￥99000・パンツ￥48400／パーキング（マーカウエア）　リング￥83600／マフ　シャツ／スタイリスト私物

撮影／岡本 俊　ヘア＆メイク／佐々木れな〈Three PEACE〉　スタイリスト／井田正明　取材・原文／松井美千代　※BAILA2025年10月号掲載