「timelesz project -AUDITION-」で話題だったNOSUKE先生のスペシャルインタビューの後編。ダンサーとして、また振付師としての経験や今後について語ってもらいました。


Team"S"pecial
NOSUKE
1988年生まれ。Team"S"pecialとしてダンサー、振付師、演出家と幅広い分野で活躍し、BTSやMrs. GREEN APPLEなど様々なアーティストの作品やライブに参加。オーディション番組 「timelesz project」 では“NOSUKE先生”として注目を集めた。
NOSUKEさんインタビュー
ダンスは今、エンターテインメントの入り口に

——ダンス自体が注目を集める時代になっています。NOSUKEさんにとっては嬉しいことですか?
昨今、エンターテインメントが多様化してきていて、ダンスが入り口となってアイドルを目指す人もいるし、アーティストを目指す人もいる。表現者として表に出たい人にとっては、ダンスを習うことでチャンスが広がる時代になったと思います。
SNSの普及でダンスがみなさんの身近なものになっていて嬉しい気持ちもありますが、ダンスを生業とした場合、始めたあとの選択肢が大きく広がり難しい時代になっているとも感じます。
そんな中でもダンス本来の自由さや楽しさを忘れず仕事ができるようにチームでも心がけて活動しています。
色々な刺激がある。だから止まっていられない

——今のダンス人気はK-POPの影響もあるのでしょうか?
あると思います。振付もキャッチーで踊っていて楽しいものが多く、ダンススタジオにはK-POPのクラスが沢山あるくらい人気な印象です。仕事面では韓国のダンサーさんと交流する機会もあるのですが、みんな優しくておおらかだけどダンスにはストイック。構成の作り方だったり、パズルをいっぱい組み合わせるようなフォーメーション、MVや歌番組などのカメラワークも斬新に感じます。もちろんJ-POPにもいいところはたくさんあるので、たくさんの刺激を受けて、もっといいエンターテインメントを作っていきたいです。
そのためにも僕はまだ止まってはいけない。今、36歳で今年37歳になるのですが、体力の最大値を超えたのも実感するし、経験が増えるほど自分の考えに凝り固まりやすくなる。だからこそ自分の経験値を信頼しつつ、新しいものにもチャレンジして受け入れていく柔軟さも忘れたくないと思っています。
表現者としてのこだわり。振付師としてのこだわり。

——NOSUKEさんのダンスを見ると、ビッグスマイルが印象的です。
よく歯が多いと言われるんですよ(笑)。最初に言われたとき、本当に歯が多いのかと不安になって調べましたが、口が大きいから見える歯の数が多いだけでした(笑)。この口の大きさも以前はコンプレックスだったんですけど、今じゃ長所だと思って遠慮なく楽しく笑っています(笑顔)。
——ダンスや振り付けではどんな“演出”を意識するんですか?
曲と踊りの世界観が合うことをすごく意識します。観客の皆さんをどう曲の世界に誘うかが重要なので。振り付けをつくる際にはまず曲をきちんと自分の中に落とし込めているのか、よく自問自答します。
そしてアーティストの方のバックボーン、ファンの皆さんの好みもすごく調べます。曲とダンスのバランス、グループであればメンバーの組み合わせも含めて、いい化学反応が起こるように。この二人がこの振りを踊ったらファンの方が喜んでくれるかなとか、そのグループにしかない“エモさ”なども加味して演出、振付することを意識しています。
——最後に、30代になり体が硬くなってきているバイラ読者に、おすすめのストレッチがあれば教えてもらえませんか?
肩こりを感じたとき、肩をぐるっと回してみるのはどうでしょうか。座ったままでも構いません。その時、肩先でなく“肩甲骨”から大きく前後に回すように意識してみてください。大きく回すことで肩だけでなく、デコルテあたりのリンパも流れて、スッキリしやすくなります。あとストレッチとは関係ないですが、耳をつまんでぐるぐると回すのも、頭がスッキリするのでよくやっています。凝りが取れやすくなると思います。
……こんな感じで大丈夫でしたか?(←最後までとても丁寧で親切で、優しいNOSUKEさんでした)
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撮影/岡本 俊 ヘア&メイク/佐々木れな〈ThreePEACE〉 スタイリスト/井田正明 取材・文/松井美千代 撮影協力/イーズ
























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