社会人になってから会う時間も限られるし、ライフスタイルが違って気をつかうことも。女友達との関係が変化するのは自然なこと? BAILA読者へ女友達についてアンケートで質問したところ、「大人になってからの友達づきあいを難しく感じる」と答えた人が76%いました。
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「仕事もプライベートも充実している友人を見ると、それに比べて自分は・・・と卑屈な気分に」(32歳・広報)「お互いに早く結婚したいね~と愚痴を言い合っていたのに、友人が先に結婚。途端に距離を置かれるように。友情なんてそんなもの?」(29歳・商社事務)「旅行やディナーの計画を立てても、そんな高いの無理!と言われ、話が合わなくなった」(26歳・事務)など、女友達の比較で落ち込んでしまったり、価値観が合わなくてなってしまい、だんだん疎遠に・・・という声が多く聞かれました。
そんなアラサー世代の友達づきあいについて、産業カウンセラーの大美賀直子さんに取材。「学生時代の友人とはライフスタイルや環境の変化から距離感を覚え始めるのがアラサー世代。これは対人関係の発達的見地からいうと、とても真っ当なことなんです。そもそも友達とのつきあい方は、各年代で異なるのが一般的。13歳から20歳頃まではお互いに考え方も行動も同じな仲間を必要としつつ、仲間との違いから自分らしさを模索します。20代前半には、恋人や親友といった信頼関係を築ける存在を求めます。さらにアラサーの頃になると、個々の人生の成熟を目指し、人との違いをより強く感じるのです」
「一方で、アラサーになっても、常に行動を一緒にし、自分のことを何でもわかってくれる真の友達(親友)にこだわる人がいるのも事実。こうした人は、大人としての対人関係にうまく移行できていないということになります。一緒、で得られる安心感よりも違うからこそ味わえる人間関係を楽しむ。そんな成熟した大人の友達づきあいを目指してみてください」(大美賀さん)
本誌9月号「本当の女友達が3人いれば幸せ者だ!」でも詳しく解説しています。ぜひお見逃しなく!