必見の韓国ドラマ！謎解き、どんでん返しが面白いサスペンス【30代が選ぶNetflix配信のおすすめ韓国ドラマ5選】

スーパーバイラーズの心を動かした、おすすめ韓国ドラマを紹介！ この記事では毎日忙しく働く30代女性が寝る間も惜しんでのめり込んだ「サスペンス＆スリラードラマ」を、スーパーバイラーズのリアルレビューとともにお届けします。

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恋愛ドラマが人気の韓ドラですが、実はサスペンス＆スリラードラマも良作ぞろい。「この先どうなるの!?」と、イッキ観せずにはいられません！現実では味わえない緊張感、神すぎる伏線回収など知的好奇心を刺激してくれるのがサスペンス＆スリラーの醍醐味。まずは復讐を誓うハードボイルドなヒロインたちに魅了される2作品をご紹介！

1作品目は、アクションサスペンス『マイネーム：偽りと復讐』（2021）です。数々の恋愛ドラマで美しいヒロインとして君臨してきたハン・ソヒが、本作ではそのイメージを覆しダークヒロインを熱演しています！

物語は、衝撃的な事件からスタート。女子高生ユン・ジウ（ハン・ソヒ）は自分の誕生日に、何者かに麻薬組織の一員である父親を殺害されてしまう。その一部始終を見ていたジウは父親の死の真相を掴むために、自ら麻薬組織に加入し、心身を鍛え抜く。そこでジウはボスから父親を殺害した犯人は警察だと聞かされ、警察への復讐を決意。暴力団の一員という裏の顔を持ちながら、警察官となり内部へ潜入する。

ハン・ソヒの本気アクションは同性から見ても惚れる格好良さ！全8話ということもあり、あっという間にイッキ観です。

「ハン・ソヒのアクションシーンがとにかく格好いい！エピソード数が少なめ、話の内容もそこまで複雑ではなくシンプルなので、韓ドラ初心者の方でも観やすい」（スーパーバイラーズ 森由佳さん）

「ハン・ソヒの体作りが格好いい。ストーリーに引き込まれます！」（スーパーバイラーズ 中野桃子さん）

主人公があまりに不憫で観ているのがつらい……。でも、その徹底ぶりこそ韓国ドラマが面白い所以ではないでしょうか!?ヒューマンスリラー『ザ・グローリー ～輝かしき復讐～』（2022）もそんな作品の一つ。2023年上半期の視聴時間集計ではNetflix全作品中3位にランクインしたドラマで、韓国のゴールデングローブ賞とも称される韓国エンタメ界の最大級のアワード、第59回百想芸術大賞で作品賞を受賞しています。

ムン・ドンウン（ソン・ヘギョ）は高校時代、裕福な家庭の娘パク・ヨンジン（イム・ジヨン）を中心に、男女5人の同級生から凄惨ないじめを受けていた。身も心もボロボロになっても、先生や警察など周りの大人は助けてくれず、自主退学を余儀なくされる。十数年の時を経て、小学校の教師になったドンウンは人生を賭けて綿密に練った復讐計画を実行する。

冷静で賢く、ストイックに生きるドンウンの物語に引き込まれると同時に、かなりヘビーな内容で時折目を背けたくなるような描写もあるので、苦手な方は注意してくださいね。

「苦しい場面もあるけど、主人公の計画的な復讐劇に心がスカッとします」（スーパーバイラーズ 佐々木良子さん）

「全員演技がうますぎる！ 観ていられないシーンも多々あるけど、なぜか止まらない」（スーパーバイラーズ 門 彩花さん）

「リアルだからこそ臨場感があり、冷や汗が止まりません」（スーパーバイラーズ 佐久間恵子さん）

シリアスだけでなく、コメディ要素のあるサスペンスもおすすめ。このジャンルで圧倒的支持を集めたのは『ヴィンチェンツォ』（2021）。冷徹な弁護士がマフィアの流儀で悪事まみれの財閥企業を裁く、痛快クライムサスペンスです！

イタリアンマフィアの顧問弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ（ソン・ジュンギ）は仲間に裏切られ、韓国へ向かう。そこで雑居ビル「クムガ・プラザ」の地下に眠る金塊を手に入れるため行動を起こすが、ビルはバベル建設の手に渡り、金塊を入手できなくなってしまう。ヴィンチェンツォは、ビルの所有権を取り戻そうと、バベル建設を傘下に置くバベルグループの調査を開始。バベルグループがこれまでに犯してきた数々の不正を発見する。ヴィンチェンツォは、ビルの立ち退きを拒否する住人らと手を組み、巨悪に戦いを挑んでいく。

「冷酷ながらも愛のあるダークヒーローに、回を追うごとに惹かれていきました。痛快でスタイリッシュな展開のなかに、時折垣間見える人間くささやユーモアが絶妙で、作品全体に中毒性があります。クスッと笑いながらも、ラストには拍手を贈りたくなるような完成度の高い作品」（スーパーバイラーズ 栗原 蒼さん）

「韓国ドラマはかなりドロドロな復讐劇が多いですが、ところどころコメディタッチで観やすい。お金に物を言わせる財閥らしい悪役 VS マフィア流の戦い方で攻める弁護士、という本作でしか観られない対立関係が痛快でハマること間違いなし」（スーパーバイラーズ 岡田りささん）

続いては、超能力系ファンタジーに謎解き展開も加わったハイブリッドなドラマ『ヒーローではないけれど』（2024）をチェック。恋愛ドラマとしても、ホームドラマとしても楽しめます！

うつ病や不眠症など現代病ともいえる問題を抱え、代々受け継いできた超能力を失ったポク一家の前に、謎めいた女性が現れたことから思いも寄らぬ出来事が起きていく。

主人公で長男のポク・ギジュ（チャン・ギヨン）は過去に戻る力を持っていたが、うつ病になり、長らく能力を失っていた。ある日、ギジュは海で溺れていたところをエステティシャンのト・ダヘ（チョン・ウヒ）に助けられる。数日後、ギジュの母親は、ある予知夢を見たことからダヘが失った能力を取り戻してくれる救世主だと確信。ダヘとギジュの仲を取り持とうとするが、ダヘにはある企みがあった。

「ラブコメの甘さとサスペンスの緊張感が絶妙に絡み合い、驚きと共に胸が熱くなる作品。イッキ観必至です！」（スーパーバイラーズ 登内麗音さん）

最後は、大人向けのサスペンスドラマ『トランク』（2024）。ロマンスとミステリーの二つの軸で進み、独特な世界観が上質。演技派俳優陣だからこそ面白い、複雑な関係性にのめり込みます。

それぞれ心に傷を抱えるハン・ジョンウォン（コン・ユ）とノ・インジ（ソ・ヒョンジン）は、契約期間はたった1年、オーダーメード型配偶者を探してくれるプレミアムマッチングサービスによって、期間限定の夫婦となる。ある日、身元不明の遺体とトランクが湖岸で発見されたことから、彼らが隠してきた奇妙な結婚生活が浮き彫りになっていく……。

「各キャラクターの背景に様々な過去があることが徐々に明らかにされていくので、ラストを予想しながら見るのが面白い」（スーパーバイラーズ 中嶋彩乃さん）

軽く観られる作品にちょっと物足りなさを感じている人こそ、サスペンス＆スリラードラマ向き。ぜひチェックしてみて！

取材・文／横溝桃子