「何といっても10色展開というカラバリの多さが魅力。そしてその色のどれもが、今っぽくておしゃれに見える、使いやすくて着回ししやすいことも人気の理由に挙げられます」と、真知さん。
10色もある中で何色が使えるの? そんな疑問をぶつけてみると……。
これらはいい意味で“あいまい”な中間色。どんな色ともなじみがいい反面、「どう着たらいいのかわからない」というお悩みも多いですが、私がよくしているのは、同じような色で揃えるか、真逆の色を組み合わせるかの2パターンです。
同じような色や濃淡で見せる、"ほぼワントーン"
これくらいの色の差は許容範囲ですが、
色が異なるときは、淡さやトーンは揃えたほうが上品に見えます。
Tシャツ/ユニクロ
デニムパンツ/TEN×RON HERMAN
帽子/HELEN KAMINSKI
バッグ/TEMBEA
ただし、薄着の夏はアウターや重ね着などで奥行きを出せないため、上下をまったく同じ色で揃えてしまうとのっぺりしがち。微妙に色や濃淡を変えた「ほぼワントーン」くらいのほうが、着こなしにリズムがついて素敵に見えます。
色と色。あえて"真逆"の色同士を合わせる
色数が増えすぎるとごちゃごちゃしてしまうので、
ピアスはブルー、靴はブラウンと、小物は服の色を拾うのもポイントです。
Tシャツ/ユニクロ
スカート/STUNNING LURE
バッグ/TOMORROWLAND
靴/BALDAN
涼しいブルーと暖かなレンガ色、可愛いピンクと辛口なカーキなど、組み合わせるなら大胆に! ふりきったほうが色の主張が分散されて、意外と“しっくりくる”はずです。
ファッションエディター。1979年生まれ。津田塾大学卒業後、出版社に勤務。その後フリーとなり、『BAILA』『Marisol』『VERY』『with』など、幅広い女性誌で活躍。ファッションページの編集やインタビューの他、ブランドのカタログ製作なども手がける。ユニクロをテーマにした企画も多く担当し、自身もユニクロを偏愛。本人のシンプルだけれどどこかお茶目なカジュアルコーデはさまざまな媒体で注目されている。
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