読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。
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今日のお題【鑑みる】。
「鑑みる」、正しく読めますか?
「かんみる」ではありませんよ。
「かえりみる」も違います。それは「顧みる」が正しいです。
■ヒント
今回も、意味から予想してみましょう。
「鑑みる」はこんな意味を持つ言葉です。
「先例・手本に照らして考える。(集英社『国語辞典』[第3版])」
■使い方はこう!
「過去の事例に鑑みて、この時期に大規模なプロモーションを打つと効果的だろう」
「先輩の失敗に鑑みて、少し余裕を持ったスケジュールで進めることにした」
少し堅めの言葉なので、友人との会話ではなかなか使わないかもしれません。
でもビジネスシーンやニュースなどで一度は耳にしたことがあるはず!
わかりましたか?
正解は……
↓↓↓
■正解は…
正解は、「かんがみる」 でした!
使う際に気を付けたいのが
「鑑みる」の意味は、他と照らし合わせて考えるというニュアンスであること。
「踏まえる」「考慮する」という意味で「影響を鑑みると~」といった使い方をしてしまいそうですが、
本来は意味が異なる言葉です。
そもそも「鑑」という漢字の持つ意味が
①かがみ。姿を映して、いましめとする。てほん。いましめ。
②照らし合わせて見比べるもの。
③照らし合わせて考える。見極める。 (集英社「国語辞典」[第3版])
であると覚えておけば、読み方も意味も正しく覚えられそうです!
ぜひこの機会に頭の隅に入れておきましょう♪
取材・文/田畑紫陽子