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おうち時間に海外ドラマで楽しく英語力アップ! 『ザ・クラウン』で学ぶ仕事で使える英会話

おうち時間が増えた今こそ、海外ドラマを見ながら楽しく英語を学んでみませんか? 今回はNetflixで配信中の英国王室を描いた超人気ドラマ『ザ・クラウン』から知ってるとビジネスシーンで役立つ会話表現をご紹介します!

1『ザ・クラウン』のあらすじ

『ザ・クラウン』主演クレア・フォイ

Netflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』シーズン1~3独占配信中

物語は、第二次世界大戦終戦から間もない1947年、エリザベス王女がギリシャおよびスウェーデン王室出身のフィリップと結婚するところから始まります。その後チャールズ王子とアン王女を出産し、幸せな結婚生活を送っていましたが、アフリカ外遊中に父ジョージ6世が逝去。25歳にして女王の座に就くことになりました。ドラマ冒頭から印象的な場面が続き、結婚式のシーンの豪華さにうっとりしたり、「ジョージ6世が亡くなった時、エリザベスはサバンナで寝ていたんだ!」など初めて知る事実が満載だったりで、目が離せません!

その後も当時のイギリス首相チャーチルとのやりとり、王室内の確執、夫フィリップとのすれ違いなど、エリザベスが女王として、また一人の女性として成長していく過程が丹念に描かれます。リアル&豪華すぎるセットや衣装にも注目です。

それでは、ドラマ『ザ・クラウン』のセリフから英語を学んでいきましょう!

2席を外す際の「失礼します」は誰でも知ってるあのフレーズ!

席を外す際の「ちょっと失礼しますね」は、英語で

Excuse me.

これでOKなんです!第1話でエリザベスの母である王妃が立ち去るシーンで使っています。この表現は、アメリカでも日常的に使われる表現で、他のドラマにもよく出てきます。

また、誰かと折り入って話がしたいときなどに、他の人に「少しの間、席を外していただけますか?(私たちだけにしてもらえますか?)」と頼む際には、

Could you excuse us for a few minutes?

とmeをusに変えて使うこともできます。

3「(任務を)遂行することができる」を超簡単な2つの単語で表現するなら?

第1話、父ジョージ6世から外遊を任されたときにエリザベスが言ったセリフに答えはあります。

Well, if you think we're up to it.「でも、私たちに務まるかしら?」

up to 〜 には数え切れないほどたくさんの意味がありますが、そのなかのひとつが「(任務を)遂行することができる」という意味。同じ回でチャーチル首相がジョージ6世に対して言ったセリフにも

Is she up to it?

「彼女(エリザベス王女)はその公務に納得しているのですか?(耐えられるのですか?)」というものがありました。

up to 〜の他の代表的な使い方だと、「〜(人)次第で」というものがあり、

It's up to you.

「それは、あなた次第です(=あなたが判断してください)」という風に使えます。覚えておくと、仕事で判断を人に委ねたいときに使える表現ですね!

4「〜(人)の後を引き継ぐ」は何と言う?

ジョージ6世とエリザベス

重責による心労とヘビースモーカーだったことがたたり、56歳の若さで世を去った父ジョージ6世。エリザベスは、思っていたよりもずっと早くに女王になったのでした

こちらは、エリザベスの父ジョージ6世のセリフから。

I was wonderling if you would consider stepping into my shoes, so to speak.

「私の後を引き継ぐことを考えてみて欲しいと思っている」

step into 〜(人)'s shoes は、直訳すると「〜の靴に足を踏み入れる」、つまり「〜の後を引き継ぐ」という意味です。仕事をするうえで配置換えはよくあること。これもビジネスシーンで使えそうな表現ですね!

5交渉時に重要な姿勢!「譲れない一線を示す」は?

本物のチャーチルそっくり

出演キャストがその役柄の実際のルックスにそっくりということも話題になった今作。ジョン・リスゴー演じるウィンストン・チャーチルも例外ではありません!

第3話で、女王になりチャーチル首相と仕事をするようになったエリザベスが夫フィリップに対して「一線を引かないと」と言う場面があります。そのときのセリフがこちら。

Draw a line in the sand.

このセリフはそのまま、「譲れない一線を示す」という意味で使えます。砂浜のうえに「この線からこちらには来ないでね」と線を引くイメージです。仕事には交渉ごとが付きもの。有利に進めるためには、予防線を張っておくことも大切ですよね。

6「私は賛成です」agree以外の言い方は?

意見を表明するときによく使うのが、agree「賛成する」という単語。もちろんこれでも良いけれど、他の言い方も知っておくと便利です。第4話でエリザベスが言ったセリフ、そのまま覚えちゃいましょう!

I am in favor.

「私は賛成です」

favorは①「賛成」②「親切な行為」③「偏愛」などを意味する名詞。

in favor of〜で「〜に賛成する」という意味になります。

とても便利な単語で②「親切な行為」の意味で使って、

Would you do me a favor? もしくは、

May I ask a favor of you? で、「お願いを聞いていただけますか?」と言うこともできるんです。

この単語は良い覚え方があり、③「偏愛」の意味から引っ張ればすぐに覚えられます。

favorite「お気に入りの」という簡単な単語がありますが、これはfavorが形容詞になった形。

フェイバリットの最初の部分と思えば、もう忘れません!

(番外編1)常識として知っておきたい!女王への呼びかけ「女王陛下」は何て言う?

エリザベスの戴冠

若きエリザベスは君主としてのあり方に悩みつつも職務を全うしていきます

正解は、 Her Majesty です。

「陛下」という意味のMajestyに代名詞の所有格をつけると、女王に呼びかける際に使う「女王陛下」となります。性別によって代名詞の部分を変えたり、複数人へ呼びかける時は複数形にしたりと少しずつ変化させます。

ちなみに、英国王室に関するニュースなどの文章の中でよく見かける H.R.H. とは、

His Royal Highness「殿下」

Her Royal Highness「妃殿下」

の略。今年、ヘンリー王子&メーガン妃夫妻が王室離脱した際には、この称号の今後の使用について取りざたされ、最終的に英国王室は今後ふたりがこの称号を使わないことを声明で発表しました。

ドラマのなかでも、第1話マルタ島でのシーンで、

Ladies and gentlemen, pray silence for Her Royal Highness, Princess Elizabeth.

「皆様 お静かに エリザベス王女です」

という感じで出てきます。

(番外編2)ロイヤル豆知識!Living Roomという言葉を決して使わない英国王室メンバー。代わりに使う言葉は?

様々なしきたりがある英国王室。言葉選びも同様で王室メンバーが決して使わない単語がいくつかあります。Living Room のそのひとつ。

代わりに応接室を指して使うのが、

Drawing room

という言葉。第1話中盤でも、のちにマーガレット王女と禁断の恋に落ちてしまい王室を揺るがすキーパーソン、タウンゼント大佐が応接室へ呼び出されるシーンで出てきます。

最後に

ここで抜き打ちチェックテスト!席を外すときの「失礼します」は何と表現するか覚えていますか?何だっけ…?という方はぜひさかのぼってみて。Netflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』は、現在シーズン1~3をNetflixで独占配信中。早速ドラマで実際に英語表現が使われている場面を確認してみてくださいね!

構成・文/松井友里〈BAILA〉

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