人気ヘア&メイクアップアーティスト笹本恭平さんと林由香里さんがこの秋に注目するメイクは「カラーライン」と「“黒以外”のマスカラ」。ラインもマスカラも自由にラフに試すのが秋のニュアンスメイクを楽しむコツなのだとか。
私たちがトレンドを予測します
ヘア&メイクアップアーティスト 笹本恭平さん
ilumini.所属。独自の視点とバランス感覚から生み出されるヘア&メイクに、モデルや女優のテンションがアガると、オファーが絶えない。
ヘア&メイクアップアーティスト 林由香里さん
ROI所属。女っぽさを感じさせる、媚びない女性像を得意とする。ファッションからビューティまで幅広く活躍するマルチプレイヤー。
1.ふとした瞬間の《カラーライン》がハッとさせる目もとをつくる
林「今季豊作のラインは、ぜひ自由な発想でトライを。いつものアイシャドウにサッとのせるだけで、効果抜群」 笹本「この秋のラインナップは、こっそり引ける曖昧カラーが多いのが魅力かと。ラフ塗りくらいでOKですよ」
旬の《カラーライン》が引けるアイライナー4選
モデルに使ったのはコレ!
1.水彩タッチの透けオレンジ。ヴィセ リシェ カラーインパクト リキッドライナー OR240 ¥1000(編集部調べ)/コーセー(8月21日発売)
2.高濃度ピグメントを配合した、深く鮮やかなグリーン。ディオールショウ 24H スティロ ウォータープルーフ 471 ¥3000/パルファン・クリスチャン・ディオール
(右から)
3.つややかな光沢が美しい、ローズニュアンスのブラウン。スティロ ユー ウォータープルーフ 955 ¥3200/シャネル(8月14日限定発売)
4.気品漂う深いパープル。ロングラスティング リキッドアイライナー 03 ¥4300/アンプリチュード
《カラーライン》メイクのHow to
1のライナーはわざと目頭側を塗り残し、黒目の上あたりから目尻に向かってスッと。目尻は平行にやや太く。アイシャドウは、アイホール全体にcを。目頭から黒目の上までaを、目尻側の二重幅にb、下まぶたにはcをのせる。全体はオレンジでトライしやすく、かつグレーにオレンジラインが映える巧みな目もとに。
Other Item
1.今回のようなオレンジゴールドやブラウン、ベージュなどの定番シャドウだけでなく、「左上のようなアイシーなグレーとオレンジ色のライナーを組み合わせても、こなれ感のあるニュアンスが生まれて素敵なんです」と、林さん。ルナソル アイカラーレーション 08 ¥6200/カネボウ化粧品
2.ピンクとブラウンが混ざり合うことで生まれる、温かな影の色を頰にひとさし。カムフィーブラッシュ 07a ¥3500/セルヴォーク(限定品)
3.赤みを帯びた、マットブラウンの唇がまさに旬。ザ マット リップ リキッド 10 ¥3200/アディクション ビューティ
2.《マスカラは“黒以外”》でたちまち今っぽく
笹本「メイク感復活のこの秋、黒だと主張が強くなりがちだけど、カラーマスカラならやりすぎて見えないのがいいんです」 林「色を見せるというより、ニュアンスを感じさせる発色。顔全体を曖昧にまとめたい今季の気分にぴったり」
今っぽさ抜群な《“黒以外”》のマスカラ4選
知的なムードが魅力のモスグリーン
1.サッとお湯オフが可能なロングラッシュタイプ。ミネラルロングアイラッシュ 04 ¥3800/MiMC
自然体を後押しするブラウン
2.塗るたびに、自まつげをくるんとクセづけする形状記憶処方。ケイト ラッシュフォーマー(ロング) ブラウン BR-2 ¥1400(編集部調べ)/カネボウ化粧品
瞳が透ける印象を放つオレンジ
3.繊細な輝きを放つ、コッパーパールを配合。アートエクスプレッショニストマスカラ 02 ¥4000/THREE(8月19日発売)
じんわりぬくもりが宿る透けレッド
4.クリアな赤は、単色使いでもチェンジャーとしても活躍。カールキープマジック R クリアレッド ¥900(編集部調べ)/コーセーコスメニエンス(9月16日限定発売)
(モデル)トップス¥15000/エトレトウキョウ イヤリング¥1800/ゴールディ
撮影/髙木健史(人)〈SIGNO〉、さとうしんすけ(物) ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumin.i〉、林由香里〈ROI〉 スタイリスト/門馬ちひろ(人)、山本瑶奈(物) モデル/宮本茉由 取材・原文/森山和子 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2020年9月号掲載
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