今季はいっそう注目が集まるストール。「どう巻くかよりも、選び方や楽しみ方が大事」と語るスタイリスト辻直子さんに、簡単なのにサマ見えする秘訣を教えてもらいました。地味になりがちな秋冬の装いには、自分が心惹かれるままに「大胆な色柄」を選ぶのだってアリなのだとか。
スタイリスト 辻 直子さん
バイラをはじめ数々の女性誌や広告、ブランドとのコラボなど多方面で活躍する人気スタイリスト。本人のプライベートファッションやライフスタイルにもファン多数。
大判ストール
「今までいろんなストールを試して思うのは、体裁がよく、無難なものよりも大判で大胆な色柄のほうがコーディネートに生かせるということ。ベーシックカラーを選びがちかもしれませんが、アウターと同化して地味に見えたり、防寒だけの役回りになって、よさを生かせないなんてことも。ストール選びこそ、深く考えず、自分の好きを優先していいんです。」
グレイッシュな着こなしに鮮やかな色彩の大判をラフに三角巻きしてフロント結び。エルメスのカシミヤシルクストールは薄手でしなやかなうえ、140cm角の正方形というサイズ感も使いやすい絶品。ストール(140×140cm)¥130000/エルメスジャポン(エルメス) シャツ¥54000/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ丸の内店(バレナ ヴェネチア) ニット¥18000/アーセンス ルミネ新宿2(アーセンス) パンツ¥15000/メゾン イエナ(イエナ) バッグ¥68000/アパルトモン 青山店(メディア) 靴¥82000/シジェーム ギンザ(クレジュリー)
辻さんが今注目する 最旬ストールブランド
(左):Pierre-Louis Mascia《ピエール ルイ マシア》
フランス人デザイナーによる、モダンな花柄やチェックのグラフィックに注目。裏面はグレーで巻き方によって表情が変わるのも魅力。(130×190cm)¥68000/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店(ピエール ルイ マシア)
(右):manipuri《マニプリ》
ますます人気急上昇中の「マニプリ」はヨーロッパやモロッコからインスパイアされた風景を鮮やかにプリント。(120×120cm)¥13000/フラッパーズ(マニプリ)
撮影/尾身沙紀〈io〉(人)、坂根綾子(物) ヘア&メイク/美舟〈SIGNO〉 スタイリスト/辻 直子 モデル/宮田聡子 取材・原文/陶山真知子 構成/内海七恵〈BAILA〉 ※BAILA2020年11月号掲載
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