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スタイリスト・辻直子さん&佐藤佳菜子さんが語る「価値あるものの見つけ方」

ワンクリックで何でも手に入る時代は便利な反面、自分にとって本当に価値あるものを見つけづらくなるもの。そこで経験豊富な先輩スタイリストが狙う“超私的”アイテムから、その「見極め力」を学ぼう。今回は、辻直子さんと佐藤佳菜子さんのお二人に教えてもらいました。

「“心が躍るか”がいちばん大切。見つける作業も価値ある時間です」

スタイリスト 辻 直子さん

スタイリスト 辻 直子さん


上品でフェミニンなスタイリングにはファンも多く、女性誌や広告、イベントのほかブランドのディレクションなど幅広く活躍。BAILAでの私服ルポも好評で、毎回人気企画に。

身につけたときに絶対似合うとか、新しいスタイルができそうとか、想像するだけで“心が躍る”ものが、私にとっての欲しいもの。 たとえばこのボッテガ・ヴェネタのニットバッグはユニークな素材使いに惹かれたものだし、ティファニーのネックレスも、自分のベースにあるちょっと’70sなコンサバスタイルに“今”を加えると面白いかなと感じたもので、本当にその時々の気分が大切なんです。ときには海外のデザイナーさんに直接コンタクトをとったり、欲しいと思うイメージがあると、見つかるまで時間をかけてどこまでも探してしまいます(笑)。世界が変わり、買い物との向き合い方が変わった今は、以前と比べてより吟味するようになりました。“本当に欲しい?”って100回自分に聞いて、それでも欲しいと思えるものに出会えることが大事。 それを手にしたときの喜びはこの上なく大きく、私にとって最高に価値のあるものなんです。

ボッテガ・ヴェネタのバッグ

バッグ¥480000/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)

ティファニーのネックレス

ネックレス¥1470000/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー)

「自分だけがわかる上質感や美しさをひそかに楽しんでいます(笑)」

スタイリスト 佐藤佳菜子さん

スタイリスト 佐藤佳菜子さん


時代のムードや気分を反映したベーシックを大切にしながらも、女性らしさが光る着こなしは、本誌でも常に人気コーディネートの上位に。結婚後渡英し、現在はロンドン在住。

イギリスに住んでいることもあり、日々の買い出しすらままならなかった自粛期間。「もう服はいらないかも」と思ったこともありましたが、帰国してさまざまなものを目にする機会が増えたら、そんな気持ちはどこかに行ってしまいました(笑)。とはいえ、もともとやみくもにトレンドを追うタイプではないし、好みはどちらかというと地味。 今、欲しいロエベのカシミヤニットもひと目ではどこのとわからないようなシンプルなタートルだったり、トッズのショートブーツも小柄な私をシュッと見せてくれるMY定番ですが、どちらも体を入れたときの立体感は格別で、着心地や履き心地のよさは感動すらしてしまうほど。そんな自分だけがわかる“上質感”を楽しめるのって、やっぱりハイブランドの醍醐味だと思うんです。確かに値段は張りますが、長く愛せる理由がある。 よりシーンレスなものが求められる時代だからこそ、究極にシンプルなものを選んでみるのも、ひとつの選択ではないでしょうか。

ロエベのニット

ニット¥170000/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ)

トッズの靴

靴¥83000/トッズ・ジャパン(トッズ)

撮影/魚地武大〈TENT〉 取材・原文/伊藤真知 構成/岩鼻早苗〈BAILA〉 ※BAILA2020年12月号掲載

【BAILA 12月号はこちらから!】

スタイリスト・辻直子さん&佐藤佳菜子さんが語る「価値あるものの見つけ方」_5
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