花の着回しができる花器、イッタラのアアルトベース251
BAILAエディターズがリレー形式でお気に入りをお届けするコラム、第233回はイッタラの花器の名品、アアルト ベース251です。
これは花の「着回し」ができる花器。
こんな毎日だから、せめて花のある暮らしを。
そう思って入手した有名なフラワーベースのおかげで、
最近「毎日花のある暮らし」が続いています。
たくさんのカラーや大きさがあるアアルト ベースの中から選んだのは、251というサイズ。
色は、花だけでなく、茎や葉っぱの緑がきれいに見えるクリアをチョイスし、
存在感があって、枝だけでもサマになる高さ約25センチの大きめタイプにしました。
これが大正解!
飾る花の種類や本数に関わらず、どんなときでも絵になるのです。
アアルトベースは、1936年に発表された、フィンランドのデザイナー、アルヴァ・アアルト氏によるもので、
パリ万博に出品され、世界中で愛されている名品中の名品です。
流線型のフォルムは、フィンランドの湖がモチーフとの説があり、
見るたびに北欧の雄大な自然に思いを馳せることに。
見る角度によって形が変わり、あるだけで風景が変わって、どこかユーモラスなのです。
私のささやかな3週間花着回しをご紹介します。
・とある週末、近所の花屋さんで650円のカラーとユーカリを。
・1週間後の週末、700円でピンクのラナンキュラスと白のライスフラワーと葉っぱのセットを投入。
・さらに数日後カラーはさよなら。
・2週間め、ラナンキュラスは3本に。
・そして数日後、日持ちのするユーカリとライスフラワー、葉っぱのグリーンだけに。
花がなくても十分絵になるのは、イレギュラーな流線型が美しいアアルトのおかげ。
あとは週末に出会った花を足す予定。
枝などのグリーンをベースにしておけば、少ない予算とお花で毎日充分楽しめる、
天才アアルトベース!
季節の移り変わりも楽しみです。