【ユニクロ 読む試着室】話題の「ウルトラライトダウンロングコート」をライターが試着レビュー！多機能つきでこの冬頼れるマストバイな１枚でした

ライターが「今使える！」と思った、ユニクロ（UNIQLO）の優秀アイテムを紹介する連載「ユニクロ 読む試着室」。読者が本物を手に取ったのと同じくらいにアイテムのよさやディテールが伝わるよう、サイズなどを編集部独自に調べ、細部の写真多めでご紹介します！　

いよいよ冬。寒くなってきて投入した薄手のアウターも、そろそろもう１段階暖かいものに衣替えかな、と思っている人も多いのでは？　そんな人は、ちょっとまって！　今回はそんな秋アウターのインナーとしても使えるアウター「ウルトラライトダウンロングコート」（￥12900）のご紹介です。

「本当に軽くて、着苦しくない！」「シルエットがキレイで買って正解」「長めが欲しかった！　暖かさもアップ」という口コミもあるなか、実際のところは？　では早速見てみましょう。

今回レビューするのは、ウルトラライトダウンロングコートのベージュ、Mサイズ。毎年人気の防寒着「ウルトラライトダウン」シリーズの中でもとくに防寒性の高い、ロング丈に注目しました。

素材の表示を見ると、ボディーの表地（表側）は100%ナイロン、中わたは90%ダウン、10%フェザー。中綿のふわふわ感はあるものの、そこまで肉厚な感じはなく、まさに「ウルトラライト」です。

ナイロン生地は優しい光沢感があり、高級感があります。耐久性が高いという特徴もあってか、なんとこちら、手洗い可能！ ダウンなのに自宅ケアができる優れものなんです。さらに小雨程度を弾く撥水加工も施されているんだとか。なんて心強いんだ……！

ちなみに素材表示で「表側」と書いたのは、裏は違うから。92%ナイロン、8%複合繊維（ナイロン）と公式サイトには書いてあるのですが、なんとこのコート、内側は静電気防止機能がついているんだそうです！　冬の天敵・静電気に配慮しているなんて素敵すぎる！ このウルトラライトなアイテムに手洗いOK、撥水加工、静電気防止加工、そしてもちろん保温・防寒性と、機能がてんこ盛りなのは、まさにユニクロの技術の賜物ですね。

冬のダウンアウターの素材表示によく見かける「ダウン」と「フェザー」。どちらも水鳥の羽に変わりはありませんが、決定的な違いは、その羽が生えている部位。ダウンは水鳥の胸に生えているもので、羽部分の硬い軸がないもの、フェザーは軸があって胸以外の部位から取れたものと分けられます。

「ダウン」は軸がなくて綿のように柔らかく保温性に優れ、言うなれば水鳥の肌着のようなイメージ。一方「フェザー」は軸があって扱いにくそうですが、その軸によってしっかり差がある分体を覆うのに役立つ、いわば外着のイメージです。

ウルトラライトダウンロングコートの表示を見ると中綿のほとんどがダウン。つまり、柔らかく軽い、保温性が極めて高いということです。

今回着用したのは、ベージュ。少しつやがある生地ということもあり、白っぽさもあります。オフィスコーデにも取り入れやすいカラーは、インナーダウンとしても優秀。コーデを邪魔しないなじみのいいカラーです。ファスナーも同色です。

ウルトラライトダウンロングコートは、キレイめコーデに取り入れやすい美シルエットが魅力。後ろから見るとわかりやすいのですが、美しいシルエットの秘密は、ボディの側面のパネル。ここを３面にすることで、より立体的に、体に沿ったキレイなシルエットができているのだそう。

そのほか注目は、フードが取れること。しかもファスナー式なので、ボタンより着脱がしやすいのもポイントです。

ポケットはサイドに一つずつ。ファスナーつきなので、中身が落ちる心配がありません。ほか、内側にポケットがついており、携帯用の収納袋を入れることができます。ポケッタブルなアイテムについているこの袋って、意外となくしやすい！　ここならなくさないし、コーデの邪魔にもならなくていいですね。

ウルトラライトダウンロングコートには、裏地がありません。その分さらっとした着心地と、トップスにウールニットなど引っかかりやすい生地を着ても摩擦が起きにくいと思いました。また、ダウンの保温効果もより感じられるでしょう。

現在取り扱っているウルトラライトダウンロングコートのカラーバリエーションだと、ベージュのほか、ダークグレー、ブラックがあります。

ロングコートだからこそ重い印象は避けたい！　という人はブラックよりダークグレーがおすすめ。つやっぽい生地感と相まって、立体感が出て、ブラックより軽い印象を受けました。

店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました！　この後コーディネートでも提案時に着ているMサイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。

※サイズは編集部調べ。ユニクロが提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね！

ひざくらいまでの長さ。

アウターにしては細めの作り。そのためダウンなのにスッキリシルエットで着られます。インナーダウンとしても使いやすい設計です。

腰のいちばん細く見せたいところがくびれたデザイン。このおかげで女性らしい美シルエットに。

きゅっと細まったウエストからフレアに広がるシルエット。このメリハリの着やせ効果といったら、すごいです！

ファスナーを上までしめれば首と顔まわりを暖かく包みますが、苦しさは感じないサイズ感でした。

首をすっぽりと包む高さですが、幅にはゆとりがあるため窮屈さは感じません。ファスナーをすべてしめて着るとこんな感じです。

アウターにしては狭いです。身幅同様、このコンパクトさが着やせ効果を生み出しているのだと思います。

しっかり長さはあるものの、手で作業がしにくくなるほどではありません。

外寸はこの数値ですが、ダウンでふんわりしているので、内寸的にはもう少しフィット感があります。

手のひら二つ分くらいの長さ。ロングコートなのにこれだけコンパクトになるのは頼もしい！　旅行や出張にも使いやすいですね。

ウルトラライトダウンロングコートと同じくらいおすすめの「ダブルフェイスチェスターロングコート」のMサイズと並べてみました。サイズ感は大きく違った印象はありませんが、数値的には着丈、肩幅、身幅は少しチェスターコートの方が大きめ。なのでこの中にダウンを着ることもできそうです。インナーとして着ればさらに暖かな空気は外に逃げにくくなるので、ダウンの保温効果はアップ！　寒さが厳しくなってからも着続けられるはずです。

アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか？　パンツとスカートのコーデを考えてみました。

美シルエットだからこそ、どんなコーデもキレイに仕上がるこのコート。ということで、パンツとスカートそれぞれでの取り入れ方を考えてみました。

普段からユニクロは基本的にMサイズ（ときどきSサイズ）を着ている162cmのライターが、Mサイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。

着用者：身長162㎝

コート／ウルトラライトダウンロングコート（￥12900）
トップス／ソフトニットフリースクルーネックT（￥1990）
パンツ・シューズ／私物
私物以外ユニクロ

センタープレスの効いたワイドパンツのコーデにコートを投入しました。ワイドパンツはマニッシュな印象にも寄りやすいところ、コートのくびれが女性らしさをアップ。膨張しがちなホワイトコーデをスタイルよく見せてくれます。後ろから見てもこの通り、スッキリとした印象です。

ちなみに、上下から開閉できるファスナーをアレンジしてみるとこんな感じ。

「ファーリーフリースフルジップジャケット」を中に重ねてみました。かなりボリューミーなフリースですが、重ねてもパツパツに見えません。

着用者：身長162㎝

コート／ウルトラライトダウンロングコート（￥12900）
ワンピース／スフレヤーンワンピース（￥4990）
シューズ／私物
私物以外ユニクロ

ニットのワンピース、しかも淡い色となると、ふわふわとした印象が強く太って見えてしまうことも。くびれからキレイにAラインで広がるシルエットのこのコートを合わせれば、そんなぼやけた輪郭もスッキリ引き締まります。ワンピースと同系色でも陰影が出て、もたつきを回避できますよ。

持っている人も多いであろう、ユニクロの「ウルトラライトダウン」。でも今年買うなら、ぜひロングコートをチェックして！　ダウンなのに美シルエットが叶い、さらに機能性も抜群の「ウルトラライトダウンロングコート」は、この冬絶対スタメンアウターになるはずです！

ちなみに、途中で登場した「ダブルフェイスチェスターロングコート」や「ファーリーフリースフルジップジャケット」も今持っていたい、超優秀なアウターたち。こちらも同連載の下記で徹底レビューしているので、お見逃しなく！