〈乙女座〉の2021年下半期の恋愛運と来年の見通しを、鏡リュウジさんの星占いで駆け込みチェックしよう。
《LOVE》つかの間の恋を確実に育てて結婚へ向かう
恋する気持ちが高まる下半期。夏は突然の出来事が運命的な出会いをもたらしてくれるでしょう。出会いから恋に落ちるまでは一瞬であるため、誰もがひと夏の恋で終わると思いそう。あなた自身でさえもそう思って恋を始める可能性があります。
しかし、意外にもその後の運気は安定。毎日のように連絡を取り合っていた関係から、適度なやりとりに変化していき、気がつけば連絡を取り合わないと不自然に感じる関係へと育てていけるでしょう。恋を定着させるポイントとなるのは共感力。相手の気持ちに寄り添い、受け入れると気持ちが近づきやすくなります。お互いの最高の理解者として認め合えるようになるはずです。
ただ、そうした他人が入る隙のない関係でお金の貸し借りをすると恋心が変容していきます。助けてくれる人と、常に助けられる人という関係になり、そこにあるのが恋愛なのか依存なのかわからなくなってしまうのです。本当に好きなら、相手が困っていると打ち明けてきたとき、アドバイスはしても自分のお金は貸さないで。逆にいえば、そこで離れていく相手は、あなたの優しさにつけ込もうとしていただけ。むしろ、早めに縁が切れてラッキーだと考えていいでしょう。
モテ期は11月以降にやってきます。年末にかけて次々と恋のチャンスがやってきて、目が回りそうになるかも。ついまじめに考え、交際するつもりがないなら早めに断らなくちゃなんて思ってしまいそうですが、最初は気にしなくていいでしょう。メールなどでやりとりしたり、可能ならデートをしてみたりして、お互いのフィーリングを確かめてみてください。気が合いそうならもっと会えばいいですし、違和感があればそれとなくフェードアウトを。フリーであることをしっかり伝えておけば、いくつかの恋を並行しても大丈夫。だんだんしぼり込んでいきましょう。そのほうが、自分に合う相手を見極めやすくなるはずです。
年末に幸運の星・木星が移動すると、乙女座のパートナー運が本格的に上昇。それまでにいいなと思ってきた相手と、いよいよ結婚を前提とした関係を築き上げていくことになります。まだまだ恋愛運のパワーも強いため、すぐに結婚をしようというアクションは起こさないかもしれませんが、その準備は着々と進んでいくでしょう。
少しだけ気をつけておきたいのは、気を許せる関係になったからといってわがままが顔を出してしまいそうになること。今までなら言わない文句をぶつけてしまったり、相手を傷つけるような冗談を言ってしまったりするかもしれません。悪気がなくても、相手の心には深い傷を残してしまいかねませんので、言動には充分に注意してください。ずっと一緒にいたい大切な人だからこそ、今までもこれからも大事にするという思いが必要。それは相手にもしっかりと伝わるでしょう。
イラスト:itabamoe ※BAILA2021年9月号掲載