ヘアアレンジ企画のプロセスを読んでいると、当然のように出てくるおなじみのワード。でも「実はちゃんとはわかってないかも」という疑問に、ヘア&メイクアップアーティストの林由香里さんがスバリお答えします!
ヘア&メイクアップアーティスト
林由香里さん
絶妙に旬なトレンドを取り入れながら、その人本来の魅力を最大限に引き出すメイクに定評がある。元美容師という経歴の持ち主で、ヘアも上手と業界で話題。
Q かるく巻いておくって?
A ストレートアイロンでクセづけをすること!
1.とる量は多めに、部分的に折るイメージで
ニュアンスをつけたり髪をまとめやすくするのが目的。毛束を多めにとり、グッと内側に1秒ほど折り込む
2.全部巻く必要はなし! 内と外を混ぜて
次は離れた位置を外側にかるく折る。アレンジの下地なので巻く場所や位置は自由に、巻かない毛束があってもOK
〈完成!〉自然なクセづけ!
Q 引き出すってどうやるの?
A 上ではなく前方向に引っぱるのがコツです
1.後頭部は上でなく前へ引き出す
ゴムでしっかりきつめに結んだら、結び目を押さえながらトップの髪を前側に出すとうまくいく
2.耳の後ろの毛を前へ引き出す
耳上の後れ毛を出すときには、耳のすぐ上ではなく、少し後ろの上部分の髪を前に引き出すのがコツ
3.アイロンでゆるく巻く
ただ耳上の毛束を出しただけだと疲れた印象に。アイロンで、根元をふわりと内巻きで立ち上げて
4.次に毛先を外にS字ラインにする
3で内巻きにした下を、次は外側にカーブを作ってS字のシルエットにすると、あか抜けて見える
ニット¥13200/ショールーム 233(ジャスト・フィーメール)
撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/林由香里 スタイリスト/池田メグミ モデル/椎名美月 取材・原文/森山和子 ※BAILA2022年4・5月合併号掲載