ライターが「今使える!」と思った、ユニクロ(UNIQLO)の優秀アイテムを紹介する連載「ユニクロ 読む試着室」。読者が本物を手に取ったのと同じくらいにアイテムのよさやディテールが伝わるよう、サイズなどを編集部独自に調べ、細部の写真多めでご紹介します!
ラクもきちんともできる!着回し力抜群、ユニクロの万能パンツをレビュー!
ユニクロ「ドライスウェットパンツ」¥3990
新年ももうすぐそこ。師走を駆けるラストスパートに差し掛かっていますが、忙しい日ほど本当はラクな格好がしたい! でも仕事はキレイめな格好をしなくちゃだし、休日もダレた格好じゃ気分が上がらない! なんて人も多いのでは? そんな人にこそおすすめしたいのが、今回ご紹介する「ドライスウェットパンツ」(¥3990)。スウェットなのにキレイめに、仕事着にも使える優秀パンツです。
「センタープレスだけど、どうせすぐ取れちゃうんでしょ?」「スウェットってウエストのゴムがどうしても部屋着感出る」「スウェットの生地感がそもそもリラクシングすぎる」という心配もあるなか、実際のところは? では早速見てみましょう。
ドライスウェットパンツの「細部」に注目!
今回レビューするのは、ドライスウェットパンツのライトグレー、Mサイズ。スウェット生地で着心地のよさがありながら、上品にお出かけ着として使えるキレイめパンツに注目しました。
質感:密度の高い、程よい肉厚感とさらっとした触り心地
素材の表示を見ると、本体生地は80%ポリエステル、15%レーヨン、5%ポリウレタン。一般的に想像するスウェットより密度のある編み地で、スポンジっぽい、少し肉厚な印象。さらになめらかな肌触りです。伸縮性や柔らかさは、しっかり“スウェット”仕様で、着ていても窮屈さはゼロ! 握ってみましたが、シワもできにくいようでした。
名前にあるように、この生地はドライ機能付き。生地の内側を見ると、肌あたりがさらっとしているのが伝わると思います。ドライ機能は汗を吸水して素早く乾燥する生地というと暑い時季のものと思いがちですが、冬も室内外の気温差でイヤな汗をかいたり、服の中にこもった空気が溜まりがちなので、その不快感を和らげてくれるのは嬉しいですね。
色み:冬のコーデを明るくする、上品なライトグレー
スウェットなうえに、カラーがグレーとなるとかなりラフな印象をもつと思いますが、このドライスウェットパンツのライトグレーは一味違います。真っ白じゃないけど、オフホワイトというより青みがかったホワイトと言えるくらいの明るいグレーで、生地のハリ感も相まってかなりキレイな印象のカラーです。
デザイン:いい意味で「スウェットパンツらしさ」を抑えたディテール
ドライスウェットパンツは、オフィス向けのコーデにも取り入れやすいキレイめなシルエットが魅力。それはある意味、スウェットパンツらしからぬディテールが効いているからだと思いました。
たとえばウエスト部分。一般的なスウェットパンツだとゴムひもが見える位置についていますが、ドライスウェットパンツは内側についているため、カジュアルさが抑えられています。また、内側にゴムがつくことで、ひもを絞って調整したときにできるシワが表にできにくいのもポイントです。
続いて前身ごろ。キレイめに見せているいちばんのポイント・センタープレスは、じつはピンタックで、折り目のように縫い付けられているので、洗ってもその“折り目”は取れません。
ポケットはお尻に一つと、腰の両サイドに一つずつあります。
カラバリ:万能なキレイめカラーのラインナップ
現在取り扱っているドライスウェットパンツのカラーバリエーションだと、ライトグレーの他、ブラック、ベージュ、ネイビーがあります。カジュアルにも使えますが、キレイめコーデに使いやすいカラーばかりですね。
ドライスウェットパンツの「サイズ」をメジャーで実寸!
店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました! この後コーディネートでも提案時に着ているMサイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。
※サイズは編集部調べ。ユニクロが提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね!
総丈:約97cm
少し長めの作り。フラットシューズなら少し弛むくらいの長さになると思います。
股上:約30cm
おへそくらいの高さまで包む股上です。
ウエスト:約32cm
少し細身にも思いますが、股上が少し深いので、胴の一番細い部分ではくことになると思います。
ヒップ:約56cm
下着のラインを拾うほどのタイトさはありません。
裾の筒幅:約20cm
ワイドシルエットなので、太ももの太さとほぼ変わりません。
全体:「ヒートテックボアスウェットパンツ」とシルエットを比べてみた!
今季のもう一つの機能性スウェットパンツ、同じMサイズの「ヒートテックボアスウェットパンツ」と平置きで重ねてみました。丈やウエスト・腰まわりのサイズはあまり変わりませんが、シルエットでかなり違いが。
ドライスウェットパンツはストレート気味のシルエットで、太ももから裾まであまり幅が変わりませんね。
アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか? 同じ上下で印象の違うコーデを二つ考えてみました。
ドライスウェットパンツのMサイズで「コーデ」!
カジュアルな生地&キレイめなデザインだからこそ、いろんなシーンで使えるこのパンツ。ということで同じ上下でキレイ寄りとカジュアル寄りのコーデを考えてみました。
普段からユニクロは基本的にMサイズ(ときどきSサイズ)を着ている162cmのライターが、Mサイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。
主役カラーのトップスを引き立たせる!キレイめコーデ
着用者:身長162㎝
パンツ/ドライスウェットパンツ(¥3990)
そのほか私物
私物以外ユニクロ
スウェットなのに丈感&センタープレスのようなデザインによって、ヒールに合わせればいい意味でスウェットに見えないパンツコーデの完成! アイシーなライトグレーに合わせて、寒色に寄せてブルーのニットカーデを合わせてみました。ウエストはゴム仕様なので、ニットの裾をインしてもキレイに収まります。
スニーカー合わせでゆるっとカジュアルコーデも
着用者:身長162㎝
パンツ/ドライスウェットパンツ(¥3990)
そのほか私物
私物以外ユニクロ
先ほどのキレイめコーデと同じカーディガンを合わせているのに、ゆるっとしたシルエットに寄せるだけで一気に違った印象に。ただし、ピンタックのラインによってキレイめな印象も残しているので、ラフすぎずボーイッシュすぎないコーデになります。
【結論】部屋着も外着もとりあえず「ドライスウェットパンツ」があれば、今年の冬はなんとかなります!
どこにでもいけちゃう服って、探すと意外と見つからないもの。この「ドライスウェットパンツ」があればそれも解決! ラクな着心地で肌触りもよし、キレイめコーデが叶うのにカジュアルにも使える、なのにスウェットだから部屋着にワンマイル、飛行機などの長距離移動にも使えるこの冬の優秀パンツを、ゲットしない手はありません!
ちなみに、アイテム比較で登場した「ヒートテックボアスウェットパンツ」も今持っていたい、超優秀な1枚。こちらも同連載の下記で徹底レビューしているので、お見逃しなく!