ライターが「今使える!」と思った、ユニクロ(UNIQLO)の優秀アイテムを紹介する連載「ユニクロ 読む試着室」。読者が本物を手に取ったのと同じくらいにアイテムのよさやディテールが伝わるよう、サイズなどを編集部独自に調べ、細部の写真多めでご紹介します!
見た目以上のあったか仕様!着回し力抜群、ユニクロの万能パンツをレビュー!
ユニクロ「ヒートテックボアスウェットパンツ」¥2990
本格的に冬の寒さがやってきましたね。冬支度は万全と思っていたのに、追加で防寒着を買い込んでいる人もいるのでは? 今回はそんな人にもおすすめしたい、保温機能の高さに驚いたアイテム「ヒートテックボアスウェットパンツ」(¥2990)のご紹介です。
「これがないと冬は越せないので、買い足しました」「内側がボアなのに着膨れして見えない!」「形がキレイなので外着でも使える」というクチコミもあるなか、実際のところは? では早速見てみましょう。
ヒートテックボアスウェットパンツの「細部」に注目!
今回レビューするのは、ヒートテックボアスウェットパンツのグレー、Mサイズ。毎年人気の、内側がボアでしっかり暖かいリラックスパンツに注目しました。
質感:厚さは感じるも、思ったよりは柔らかく軽い
素材の表示を見ると、本体生地は55%ポリエステル、19%アクリル、14%レーヨン、12%複合繊維(ポリエステル)。表面はとても滑らかな肌触りで、毛玉はできにくい印象です。
肝心の内側がこちら。名前のとおりボアになってはいますが、凹凸(起毛の具合)が大きいわけではないので、思ったより全体的な厚さはそこまでない印象です。とはいえ一般的なスウェットよりは厚手ではあります。
人工毛を毛羽立たせたボア生地は、肌触りがよく温まった空気をためてくれるため、保温性に優れているのが特徴。そこにユニクロのヒートテック機能が備わっているというんだから、保温性の高さは筋金入りです。
ちなみに柔らかい生地は、動きやすさもばっちり。防寒機能があるアイテムって生地が厚手だったり硬かったりと動きにくいものもありますが、こちらはそんな心配はないです。
色み:明るめのグレー。よく見ると色ムラがいいニュアンスに
今回ピックアップしたグレーは、写真で見るとわかるように少しムラっぽい色合いです。単色でのぺっとしないので、トップスやアウターに無地を持ってきてもニュアンスが出て可愛い! リブやウエストの紐もグレー。紐の先のシルバーの金具が思ったより長めなので、はいたときにアクセントになります。
デザイン:裾がリブ仕様で、隙間風が入らない!
内側がいくらボアでも、空気が入りやすい・逃げやすい形だと保温もあまり機能しません。このヒートテックボアスウェットパンツは、裾に向かって少し細くなるシルエットで、裾もご覧のとおりリブがあります。よって、覆うところ全部、しっかりあったか!
裏地・縫製:ポケットまでボア。だけど着膨れしない配慮がありました
ヒートテックボアスウェットパンツを裏返してみました。当然裏地はボアなのですが、驚いたのがポケットの部分。なんと、ポケットもボアなんです……! 気づいたときはとっても感動しました。さらに感動したのが、ポケットをめくったとき。肌に当たらない面は、スウェット地なんです。ボアの難点は、どうしてもスムースな生地に比べて厚いので、着膨れしやすいところ。生地が重なるポケット部分はとくに膨れやすくなりますが、少しでも薄くなるよう、でも暖かさはしっかり保つ、という配慮がこのポケットの構造には感じられました。
ちなみに裾のリブギリギリまでしっかりボア生地です!
カラバリ:ベーシック&明るい印象を与えてくれるカラー展開
現在取り扱っているヒートテックボアスウェットパンツのカラーバリエーションだと、グレーのほか、オフホワイト、ネイビー、ピンク、ブラックがあります。
ニュアンスがあるのは、グレーのみ。ほかのカラーは均一に染まっています。オフホワイトやピンクは肌馴染みもよさそう。冬のコーデをパッと明るくもしてくれそうですね。
ヒートテックボアスウェットパンツの「サイズ」をメジャーで実寸!
店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました! この後コーディネートでも提案時に着ているMサイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。
※サイズは編集部調べ。ユニクロが提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね!
総丈:約98cm
数値的には少し長めにも感じますが、裾のリブがあるのではいたときに引きずるようなことにはなりません。
ウエスト:約32cm
ウエストはしっかりリブ&ひもで調節ができるので、ある程度のサイズの幅に対応できます。
股上:約28cm
おへそをしっかり隠すくらいの深さでした。
ヒップ(股のつけ根の位置の幅):約50cm
内側がボアという点を考えると、少し小さめかも。でも着膨れ防止のためなのかなと思いました。
裾幅:約10cm
風通しは防ぎますが、キツく感じるほどではない幅でした。
アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか? 丈違いのアウターを合わせたコーデを考えてみました。
ヒートテックボアスウェットパンツのMサイズで「コーデ」!
定番デザインだからこそ、いろんなシーンで使えるこのパンツ。ということで、ショート丈&ロング丈のアウターに合わせてみました。
普段からユニクロは基本的にMサイズ(ときどきSサイズ)を着ている162cmのライターが、Mサイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。
上下ライトカラーで。ショート丈でもお尻まわりが予想以上にスッキリ!
着用者:身長162㎝
パンツ/ヒートテックボアスウェットパンツ(¥2990)
アウター/パフテックコンパクトジャケット(¥5990)
ほか私物
私物以外ユニクロ
明るいグレーは膨張色ともいえますが、あえてトップスにもホワイトを持ってきてみました。お尻まわりがあらわになるコーデですが、内側ボアの割にお尻まわりと足がスッキリ見えるので、着膨れカラー&ショート丈も怖くありません!
ロングアウターと合わせても、太すぎないシルエットでメリハリが
着用者:身長162㎝
パンツ/ヒートテックボアスウェットパンツ(¥2990)
インナーアウター/パフテックコンパクトジャケット(¥5990)
ほか私物
私物以外ユニクロ
先ほどのアウターとのコーデに、さらに寒くなったときを想定してさらにアウターを羽織ってみました。表面が滑らかなパンツは、アウターとのスレもあまり気にしなくていいので、気兼ねなくロング丈のアウターも着られます。
また、これがワイドシルエットのパンツだと全体的に着膨れしやすいことがありますが、スウェットパンツは太くはなく、さらに裾のリブで締まるシルエットなので、ざっくり着たロング丈のアウターともメリハリができてコーデが決まりやすいです。
【結論】ラクさと暖かさを最優先したいなら「ヒートテックボアスウェットパンツ」を今すぐ買うべし!
移動が増える年末年始、家でゴロゴロすることも増える年末年始。そのどちらにもぴったりなのが、着疲れしないのに確実に暖かい、そしてシンプルでコーデに使える、この「ヒートテックボアスウェットパンツ」です。クチコミを見ても、かなりの方が「買い足した」「去年使い倒したので新たに買った」と書いていたので、なくなる前にぜひゲットを!